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BiSHが6月29日に最後のライブ 解散を告げられたときの反応

高い人気を誇りながら、6月29日、東京ドームライブを最後に解散する”楽器を持たないパンクバンド”BiSH。彼女たちにしかできないパフォーマンスをずっと披露し続けてきた6人は、解散直前に何を思うのか?そして、今だから話せる真実とは?

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6月9日に発売されるスペシャルムック「週刊BiSH春」(しゅうかん・びっしゅん)では、原色美女図鑑から始まって「私の取り寄せ便」に至るまで全編「週刊文春」テイストで、84ページにわたってBiSHを大特集!(※発売は、セブンネットとセブン-イレブンの一部店舗のみ)

その発売を記念して、6人が個別に応じてくれたロングインタビューの中から、解散に関する部分のみを抜粋して掲載する(取材・文=飯田仁一郎、鹿野淳、秦野邦彦)。

BiSHが6月29日に最後のライブ 解散を告げられたときの反応
©前康輔

◆◆◆

アイナ・ジ・エンドの告白「東京ドーム公演まであと数カ月という時期にあんな怪我をしてしまって…」

--解散に向けて、今の心境はいかがですか?

何をするにも“最後”という言葉が付くので寂しいです。この前も衣装のそってぃー(外林健太)さんとの最後のフィッティングがあって、帰り際に涙が出てしまって。忙しくさせていただいているので、センチメンタルな気持ちに浸る暇もないんですけど。

--そんな中、3月に撮影中の事故で額を負傷して。

鼓動と同じリズムで血が溢れ出たんですよ。スタイリストの友達が抱きかかえてくれて、すぐに救急車を呼んでくれました。頭がボンヤリして、初めて「死ぬんや」と思いました。記憶が曖昧ですが、すごく寒かったです。それに病院もなかなか決まらなくて……友達がずっと「大丈夫だよ!」って声をかけてくれていたんですよ。

病院が決まって移動し始めてからは安心したと同時に、悔しい気持ちになりました。東京ドーム公演まであと数カ月という時期にあんな怪我をしてしまって、BiSHは活動休止するしかないんだろうなって。それからは「こんなところで死にたくない」と思ったり、「それを考えられるなら大丈夫や」と思ったりと、すごく思考がグルグルしていました。

--そして、活動休止に。

自分が待たせるのはおこがましいから、渡辺さんに泣き喚きながら「5人で活動を続けてくれ」と伝えました。「6人でBiSHだから」と言われて納得はしたんですけど、プレッシャーを感じましたね。それに、トイレに行くのも痛くて「なんでこんな痛い思いをしなきゃならないんだ」と塞ぎ込んでいました。でも親友や渡辺さん、お母さん、妹などが家に来てくれて。「スマブラ」をしたりしてたら、だんだん笑えるようになりました。

--それから2週間ほどで復帰されました。

“6人でBiSH”なのであれば、早く復帰するしかないと。自分で決めました。「もう少し休んだら?」とも言われたんですけど、残りの期間も少ないので、あれ以上休むわけにはいかないですから。

セントチヒロ・チッチの告白「絶対受け入れられないっしょ、みんな。私は絶対無理だし」

―いよいよ解散の日が迫って来ました。無心でいられていますか?

はい。本来は、「今は目の前のことに一生懸命です」って全員が言えるのが一番良いんだろうけど、実際は凄くいろんなことが入り混じってて。

すでに一人ひとりやるべきことが分かれているじゃないですか。新しい一歩目を踏み出すために、今から動かないといけないわけだから。でも一方で、最後の東京ドーム公演に向けての準備にも必死で……めっちゃいろんなことで頭がいっぱいです。

―選ばれた人だけが辿ることができる分かれ道に向かっているというか、すでに渦中にいるんですね。

そうですね。BiSHの活動の中での出来事って、一人で生きてきていたら起こり得なかった、奇跡みたいなことがたくさんあって。新しい自分たちの道では、この奇跡で得たものを改めて巡ってもいいし、そのまま宝物にしてもいい。みんなが無理せずに、BiSHで得たものを糧に歩いていけたらいいのかなと思います。

でも解散したあとも、再び同じように思えることをしなくちゃいけないとは思っていません。だって絶対にできないから。その新しい道がもし音楽だとしたら、こうして鹿野さん(インタビュアー)とこれからも関わっていくかもしれないし、仲良いライブハウスの店長さんとか、清掃員とも関わっていきたい。一方的ですけど、みんな愛しているので。それは私の財産だから、これからも大事にしていきたいです。

―解散発表から充分な時間がありましたが、やり残しがないまま6月29日を迎えられそうですか?

いや、そんなこともないです。ぶっちゃけ私、解散を受け入れるまでとても時間がかかったんですよ。「絶対受け入れられないっしょ、みんな」「私は絶対無理だし」って思っていたんです。

でも決まったものは決まったものだし、6人で生きてきたので、みんながそう思うのであれば、それも自分の意思にしていきたい。まあ、まだやるべきことが生まれてしまうのかもしれないんですけどね。

モモコグミカンパニーの告白「解散が決まってまず最初にやったのが…」

--解散が決まって、心境に変化はありましたか?

よりBiSHに向き合うことができるようになったと思います。私は自分の将来にすごく不安を抱いていたんです。「グループとしては上り調子かもしれないけど、これがずっと続くのかな」とか、「グループにいながら自分のやりたいことをやるのって大変そうだな」とか。

でも、明確に“BiSHの終わり”=“自分の人生の始まり”が決まったことで、不安要素抜きに向き合えるようになったのは良かったと思います。前向きな解散だなって。

--やりたいことは始められたんですか?

解散が決まってまず最初にやったのが、小説を書くことでした。昔からの夢だったんですけど、自分の中のハードルがすごく高くてずっと手を着けられてなかったんです。もしも書けなかったとき、夢が一つ潰れてしまうのが怖くて。

でも、解散という人生の節目を突き付けられて、自分の一番怖いことをやろうと思って死に物狂いで書きました。出版社に伝手もないまま、新人の登竜門と言われる文学賞がある河出書房新社さんに「こういう活動をしている者ですが、小説を書いたのでぜひ読んでください」って原稿を送って。人生において大きな一歩でした。きっと解散がなかったらいつまでも書かなかったと思います。

ハシヤスメ・アツコの告白「解散ライブが決定した日から、私は日めくりカレンダーに“あと残り何日”って入れているんです」

--解散の日が刻々と迫ってきていますね。

そうですね。東京ドームでの解散ライブが決定した日から、私は日めくりカレンダーに“あと残り何日”って入れているんです。今ではすべての仕事に“最後”という言葉が付くようになったので、悲しい気持ちも寂しい気持ちもありますね。

ただBiSHっていつも、「今日死んでもいいや」と思えるくらいの気持ちでライブをしているんですよ。そういう意味では悔いはないですし、「最後だからちょっと張り切っちゃう」とかもあんまりないです。

--解散を告げられたとき、どう受け止めましたか?

意外でも驚きでもなく、「ついに来たか」というのが真っ先にありました。というのも、BiSHの活動を通して『アメトーーク!』や『ミュージックステーション』などに出させていただいたり、今までテレビで見ていた芸能人の方たちがBiSHをオススメしてくださっているのを見て、とにかく嬉しかったんです。

ただ、そういう夢のような時間を過ごすことができて幸せだなって思う反面、「このお仕事をいつまで続けられるんだろう」って考えていたところもあったんですよ。

--解散が決まる前から、それに近いことは考えていたんですね。

そうですね。解散を告げられるちょっと前から、「何歳まで続けようかな」とか、そういうことが頭をよぎっていました。もちろんBiSHは、自分でもびっくりするくらい大切なものなんですよ。だから解散の話を聞いたとき、「こんなに大切なのに、なんですんなり受け入れられちゃうんだろうな」って気持ちにはなりましたね。

--なぜだと思いますか?

“落ちる怖さ”があったのかも。長く続けていると、人気がなくなる時期とか停滞する時期があると思うんです。解散を告げられた2019年はBiSHはどんどん大きくなっていく最中でしたし、私たちの良さをもっといろんな人に届けられる自信がありました。まだまだいけるだろうと思ってたんですけど、一方で、「ずっと大きくなり続けられるのかな?」という恐怖も感じてはいたんです。

リンリンの告白「解散が決まったとき、渡辺さんの優しさをすごく感じました」

--解散をどのように受け止めていますか?

悲しい出来事ですけど、このままBiSHを続けていても、スケジュール的に6人全員がソロ活動を活発にやるのは難しいだろうし、メンバーそれぞれがやりたいことをやるためには良いことだなと思います。

だから解散が決まったときもそんなにショックはなく、むしろ渡辺さんの優しさをすごく感じました。BiSHがピークの中で解散するのって、事務所からしたら経営的にも大変な出来事じゃないですか?ホントに私たちのこれからの人生を考えてくれての決断だなって感じたので、ありがたく受け止めました。人生まだ長いなと思える年齢の時期にBiSHにいられたことは良かったなと思って。なのであまり悲しく考えず、この先起こることを楽しみにしています。

--解散後にやりたいことも、見つかったようですね。

ちっちゃい頃から何か作ったり描いたりするのが好きだったので、アートにまつわることをやっていきたいです。「アイドル如きが」と思われないようにするには、どうしたらいいんだろうって悩みながら。

幼稚園の文集を読み返していたら、「将来の夢はポスターのデザイナーになることです」って書いてあったんです。それ、お姉ちゃんが小学生のときにそう言ってたのを真似しているんですよ。

お姉ちゃんは私と真逆の目立ちたがり屋で、BiSHのオーディションも受けていて。私があまりにしゃべらないものだから、渡辺さんに「妹はこういう性格で」って自分のこと以上に一生懸命説明してくれました(笑)。当時からずっと私のことを応援してくれていたんですよね。

アユニ・Dの告白「『5人が賛成なら賛成です』みたいな言い方をした記憶があります」

--解散を告げられたとき、どう思いましたか?

丸々飲み込めたわけではないですけど、少しホッとした気もします。悲しかったですけど、人生の輪郭がはっきりしたみたいで。私は全然将来を考えられない人間で、BiSHのオーディションに合格してから、目の前のことしか見えてなかったんです。加入後も怒濤の日々で、明日生きるために必死でした。それで「20年後、30年後、このまま活動が続くのかな?」と考えることもあったんです。

だから個人的には、「嫌だ」って気持ちはありませんでした。あと、私はメンバーの中では新入りだし、引っ込み思案な性格だったので、5人の意見に付いていこうという思いが出ちゃったんですよね。だから「5人が賛成なら賛成です」みたいな言い方をした記憶があります。

それに、私はバンドとアイドルは別物だと思っていて。バンドのように音楽やグループをゼロから自分たちで作り上げるのか、アイドルのように周りの人にサポートしてもらいながら、表現することを頑張るのかは違いますよね。

もしゼロから自分たちが作り上げているものであれば続けていくのはカッコいいと思うんですけど、「私たちは違うのかな」とも思っていて。それにアイドルを30年、40年やっていったところで、「ずっと上がっていけるのか?」という疑問もありますし、一番可愛くて、美しいときに散りたいと思いました。

--「自分たちはバンドではない」という思いが強かったんですね。

それしかないというか。もしBiSHがバンドだったら、ずっとやっていたいと感じていたと思います。あとは、私たち全員が可愛くて歌もダンスも上手かったりしたら、おばあちゃんになるまでやれるかもしれないんですけど、全然そんなことないんですよ。ただずっとガムシャラにやってきたので、全力で進んで全力で消えていくのがカッコいいのかな、と。

(BiSH/週刊文春出版部)

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