ＴＢＳの安住紳一郎アナウンサー（４９）が１１日、パーソナリティーを務めるＴＢＳラジオ「安住紳一郎の日曜天国」（日曜・午前１０時）に生出演。自身を装うＳＮＳの偽アカウントに苦言を呈し、その後そのアカウントが削除された。

番組冒頭のフリートークを終える頃に安住アナは「それからもう一件」と前置きし、「ここでお話する内容ではないのですが、申し訳ない。実はですね、私はツイッターをやっていないんですけども、私の名前でつぶやいている人がいまして。私ではありませんということをお伝えしたく、お時間を頂戴しました」と話し始めた。

指摘したのは、安住アナの名前や顔写真を使用したなりすましアカウントで、本人を装って過去の安住アナの発言を投稿したり、人事異動で役員待遇に昇進したことなどをつぶやいていた。安住アナは「私の過去の発言をつぶやく主旨のようで運営されているんですが、どうも現在見る限り、私がした発言だけではない投稿をされているようで、問い合わせが私のところにだいぶ来るようになりまして。スタッフの仕事が増えて正直困っています。内容を読む限り、私の仕事を色々かなり見聞きしてくださっている方なので、まずはありがとうございますという気持ちがあったんですけれども。少しちょっと厳しい状態になってきていますので、多分この放送も耳に届いていると思いますので、申し訳ないんですが、運営の方法を変えていただければというお願いでございます。どうぞよろしくお願いします」と苦言を呈した。

この呼びかけがあってから約１０分後、そのアカウントは削除された。番組側もそれを確認し、安住アナは再び言及。「番組の冒頭でツイッターの件で少しお話しましたけども、聞いてくださっていたようで、ツイッターのアカウントが消えていました。すぐに対処していただきましてありがとうございました」と感謝。「最初はね、自分の過去の発言のログ的な感じで、私たちスタッフも少し読んでいた経緯がありましたけれども…」と閲覧していたことを明かし、「その熱意がうまくボタンがはまればよかったんですけれども、今回はこういうことになってしまいました。ありがとうございました。また機会がありましたらぜひ、何か一緒にやっていきましょう。ありがとうございます」と締めた。

安住アナは９日、７月１日付の人事異動で役員待遇に昇進することが判明。「総合編成本部アナウンスセンターエキスパート職」の肩書はそのままで、現在の局長待遇からランクアップする。同局の現役アナが役員待遇になるのは初の快挙となる。５月３１日に「第６０回ギャラクシー賞」の贈賞式に出席した際には、今後について同社の佐々木卓社長と話し合ったことを明かし「（社長から）『優秀なアナウンサーこそ局に残ってほしい』と、待遇面などを相談させていただいた」と話していた。

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