5月29日に、自身のYouTubeチャンネルで松本人志批判をして以来、各所で物議を醸しているオリエンタルラジオ・中田敦彦。6月12日には、YouTubeチャンネル「中田敦彦のトーク」を更新し、『中田夫妻11年目の結婚記念日』というタイトルで話を展開した。

妻である福田萌や相方・藤森慎吾といい関係性を築けているとして、「まぁ、ホッとするよね。まだ俺は異常な人間ではないんだって思える」と明かした中田。「ときどき、俺ってすごい間違えた人間なのかなって、一瞬、思うときがあるわけですよ。でも、相方も妻も俺のこと好きだし。じゃあ、なんとかなるのかな、って思える」と心情を吐露した。

動画の終盤では、自身が運営する有料コミュニティサイト「PROGRESS」を宣伝しつつ、騒動にも言及した。5月の動画で中田は、松本が賞レースの審査員をやりすぎているなどと批判し、「審査員、ちょっと何個かやめてもらえないですか」と提言している。

この動画について、中田は「直近の騒動でも、こいつ、何考えてるんだろう、と思った人も多い。ご存知のとおり、頭はいい。情緒は乱れてるのかもしれないけど、頭はいいから厄介だよね。そういうやつって目が離せないんだよね」と、自画自賛するような発言を繰り出した。

「騒動のときの、なかのおもしろさたるや、半端じゃなかったですからね。もう本当に、日本全国が注目してる『こいつ、何考えてるんだ』を毎日、聞けるっていうことでしょう」とも語った。

中田自身としては、一連の展開に、そこそこ満足しているのかもしれない。だが、ほんこん、せいや（霜降り明星）、上沼恵美子など、芸人界隈からは続々と批判が寄せられている。松本本人からは《テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん。連絡待ってる！》と反応があったものの、中田はその後、更新した動画内で「直接2人で会ってもそんなにおもしろくはないと思うんだよね」と“逃げ”の姿勢を取った。そのため、世間からも「ダサすぎる」といった批判が殺到していたのだ。

それだけに、今回の発言に対しても、SNSでは冷ややかな声が大半を占めた。また、「承認欲求が強すぎる」といった声も後をたたない。

《人を笑わせたい！より、人から賞賛されたい！を、バシバシ感じる…》

《承認欲求が、凄すぎて可哀想で哀れ。》

《私は中田敦彦さんより松本人志さん派。あっちゃん（と茂木健一郎）の目的は「俺はすごい」「俺が正しい」と知らしめたいまっちゃん（と霜降りせいやさん）の目的は「人を笑わせたい」って感じそりゃ後者の方が応援したくなるよ！》

中田は、これで騒動は着地したと考えているのかもしれない。だが、松本との“正面対決”を避けた以上、芸人にも一般の視聴者にも、不完全燃焼な感じを残してしまった。次の一手は残っていないのだろうか。

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