女優の奈緒が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」（木曜・後１０時、１５日はサッカー中継の影響で後１０時１５分）の第１０話が１５日に放送された。

同作はハルノ晴さんの同名コミックが原作で、夫婦のタブーに切り込んだ３０代男女の恋愛ドラマ。２０１４年の大ヒットドラマ「昼顔〜平日午後３時の恋人たち〜」のスタッフが９年ぶりに集結した。（以下、ネタバレがあります。ご注意ください）

前回・第９話のラスト。吉野みち（奈緒）は新名誠（岩田剛典）が転職のために会社を去る最後の夜、北原華（武田玲奈）の計らいで２人きりでラーメンを食べる。別れ際、思いがあふれた新名は、みちの手をとり、走った。バス停まで走ったところで、バスに乗ろうとするも、二人は「もうどこにも逃げたくない」と踏みとどまる。そして、お互いの家へ戻り、それぞれのパートナーと向き合うのだった。

帰宅した新名は、新名楓（田中みな実）に離婚を切り出した。あっさり応じる楓に新名は戸惑う。一方、みちも吉野陽一（永山瑛太）に話したい事があると告げる。すると、陽一は「子供のことなら作っても良い」と言う。その言葉に再び心を傷つけられたみちは「これ以上自分をすり減らしたくない」と話し、陽一に「離婚してください」と告げた。

そして第１０話。陽一は誰か好きな人がいるのかと尋ねるが、みちは陽一を傷つけない為に新名のことは隠し通すと決め、「いない」と答える。まっすぐ陽一を見るみちに、陽一は「とにかく（離婚は）しないから」と返すのだった。

上司から昇進試験を受けないかと打診されていたみちは、田中裕太（北川尚弥）に一緒に勉強しないかと誘われた。みちが誘われるままにフリースペースに行くと新名が現れる。田中が勉強を教えてもらおうと頼んでいたのだ。帰り道、２人きりになると新名は楓と離婚することになったとみちに伝える。みちはまだ話し合い中だと報告。お互いが離婚が成立した後のことに思いがいき、見つめ合う二人。そんな時、新名の携帯に、母の訃報を伝える電話があり、新名は言葉を失う…。

翌朝、みちは陽一のいるマンションへ戻る。上司のお母さんのお葬式に出る為、喪服を取りにきたというみちに、陽一は違和感を覚える。葬儀の案内状には“新名家”と書かれていた。

陽一は不審に思い、みちの会社を訪ねるが新名に会うこと叶わなかった。しかし、後輩の北原と遭遇し、「どうして新名さんに会いに来たんですか？」と聞かれた。その後、北原は陽一の電話番号を新名に伝えた。そして、新名は決心して電話をして陽一のコーヒー店を訪問。「みちさんは今、自分の足で立とうと必死に頑張っているんです。邪魔しないであげてください」と訴えた。そして、楓は「仕事が大事だし、夢も諦めたくない。誠が好きでいてくれた私でいたい。変われなくてごめん」と話し、新名に自身がサインした離婚届を差し出した。陽一も心を決め、離婚届にサインした。しかし、みちは「ひとりで生きていきたい」と新名に別れを告げる。

それぞれの行動にネットも激しく動揺。「みちはなぜ新名を振ったの？大人の恋愛は難しい」「次回最終回…すっきりは…しないよなぁ…...」「振られて泣く新名さん萌える」「全員めちゃくちゃ切ないじゃん」「心が追いつかない」「まじか」「えっ、ダブル離婚？」「誰も幸せになってないんですけど！」「しんどい紙切れ１枚でこんな呆気なく終わっちゃうしお互いの夫婦の別れがつらすぎ」「つら、、なんかこんな気持ちになるんや」「楓が一番カッコいい」「陽一みたいな愛もあるのね」「離婚届を記入するときのやっつけ感初回の頃と比べ成長した陽一」「次に進むためとはいえ、やっぱり別れは悲しい」「ようちゃん、めちゃくちゃ嫌だったけど、みちの気持ち考えられるようになったんだね」「離婚届シーン無理すぎるわんわん泣いてる」「ねえ涙止まりませんけどまだ泣いてるボロボロに泣いてる」「俺と結婚しなきゃよかったな、はさすがにキツい」「こんな静かに離婚って進むんだ」といった声が寄せられた。

本作は次週・２２日の第１１話で最終回を迎える。

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