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きゃりーぱみゅぱみゅ、“KAWAII”を呪いと感じたことも 結婚と30歳の節目を迎えて変化した想い

きゃりーぱみゅぱみゅ、“KAWAII”を呪いと感じたことも 結婚と30歳の節目を迎えて変化した想い

5年ぶり5度目のワールドツアー「POPPP」を開催し、世界的人気を改めて証明したきゃりーぱみゅぱみゅ。デビュー以降、順風満帆に見える活躍ぶりだが、アーティスト名である“きゃりーぱみゅぱみゅ”と“本名の自分”とのバランスで悩んでいたこともあったという。そんな彼女を救ってくれた親友の存在、音楽活動に対する意識の変化、30歳を迎えた心境や結婚観など、ありのままに語ってもらった。

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■スペインのフェス天候トラブルでより強固になったPerfumeとの絆

――5年ぶりのワールドツアーでしたが、ご自身の手ごたえはいかがでしたか。

【きゃりーぱみゅぱみゅ(以下「きゃりー」)】ファンのみなさんに会えない時期が長かったので、「ライブをやっても来てくれないんじゃないか」「自分の音楽って、みんなにとってどういう存在なんだろう?」ってメンヘラ彼女みたいになってたんですけど(笑)、いざやってみたら、どの会場にもたくさんの人が待っていてくれて。カラフルで派手な女の子もいたし、すごくガーリーな恰好をしているおヒゲの男性の方もいて、以前よりもファン層が広がった気がしました。

――スペインのフェス「PrimaveraSound2023」(6月9日)に出演した後、同じくフェスに出演していたPerfumeのメンバーと撮った写真をインスタにアップしてましたね。

【きゃりー】今回の「Primavera」は、2週に渡って行われたんですけど(6月1日〜3日/6月8日〜10日)、Perfumeが出演するはずだった2週目の初日は悪天候で中止になったんです。私が出た2日目は予定通り行われたのですが、彼女たちも日本から遠いスペインのフェスに参加するために来て、またPerfumeのファンの方も日本から応援しに来ていたりしていている中で、天候の都合とは言え、フェスの当日キャンセルは、メンバーやスタッフの皆さん、ファンの皆さんがとても落ち込んでいるんじゃないかなと思ったんです。今回の「Primavera」では数少ない日本人アーティスト同士ということもあって、Perfumeのみんなの思いも背負ってステージに立とうとライブにのぞみました。

当日は3人とも私のステージを見に来てくれて、すごい踊ってくれて。心強かったです。

――Perfumeも世界を舞台に活躍しているし、分かり合えるところがあるんでしょうね。

【きゃりー】そうですね。たとえばコーチェラに私が出られたのも、先にPerfumeが出て、成功したことで道が開けたと思っています。あと、今回のツアーを通して、中田ヤスタカさんのサウンドがすごく世界で愛されてることも再認識しました。Perfumeも私も完全に日本語の歌ばかりなのに、それでもお客さんが来てくれるのは中田さんのサウンドの素晴らしさなんだろうなと。今回のツアーでは人気曲、代表曲だけじゃなくて、最新アルバム(『キャンディーレーサー』)の攻めたテクノサウンドの曲も入れたので、初期とは違う部分も感じてもらえたんじゃないかな、と。

――進化したきゃりーぱみゅぱみゅを見せられた、と。

【きゃりー】そうだったらいいなって思ってます。ニューヨーク公演には矢野顕子さんが来てくださったんですけど、「あんなに歌って踊るんですね!」と言ってくださって。ミュージックビデオやSNSでは、私がどんなライブをやっているかわからないと思うんですよ。もっとライブを観てもらえる機会を作りたいなって思いますね。

■「原宿は第2の自分の人生がスタートした場所。恩返ししたい」

――2011年にきゃりーぱみゅぱみゅとしてデビューして12年。きゃりーさん自身は変化し続けているわけですが、パブリックイメージとのギャップを感じることもありますか?

【きゃりー】世間のみなさんのイメージは、今でも“カラフルな服を着て、大きいリボンを付けて、キャンディを持ってる女の子”だと思うんですけど、それは最初の1〜2年くらいの話なんです。さっき話したようにライブを観てギャップを感じることもあるだろうし、いまだに「不思議ちゃんで、ぶっ飛んでる女の子」だと思われることもあって。イメージを持たれるのは全然いいんですけど、「今はこういう感じです」という発信も続けていきたいです。

――ここ最近はいろいろなクリエイターと積極的にコラボしてますよね。

【きゃりー】ある時期までは基本的に同じメンバー、同じスタッフでやってたんです。それですべてことが収まっていたし、私としても「長年やってくれている人のほうがやりやすい」と思っていたんですけど、2022年のコーチェラのときに、考え方が変わるきっかけがあって。ダンサーさん4人のうち3人が体調不良になって、スタッフの方々が色々考えてくださったのですが、結局、私1人でステージに立つことになったんです。それまでは「1人でライブなんて絶対に無理!」と思ってたんですけど、いざやってみたら「全然いけるな」と思ったんです。そのときに「自分のことを自分自身がわかってなかったな。まだ見たことのない自分がいるな。私がいちばん“未確認生物”なんだなと。多くの方々が“まだ知らない自分の姿があるんじゃないか”?」と思ったんです。そこから私に携わってくださるスッタフの方々やクリエーターの方々など、新しい方々ともお仕事をさせていただく機会を増やさせて頂きました。迷走って言われるかもしれないけど(笑)、コーチェラでの経験を活かして失敗を恐れずどんどん挑戦していきたいですね。

――普段の生活スタイルも変化してますか?

【きゃりー】そうですね。今は何でもない日にお花を飾ったり、丁寧に暮らしたいなという気持ちがあります。原宿系やKAWAIIカルチャーは今でも大好きなのですが、オンの時もオフの時もデビュー当初のについた原宿系の呪い、KAWAIIの呪いみたいなものに縛られたり、背負いすぎちゃった時期もあったけど、オフはできるだけナチュラルに生きていきたいので。

とはいえ、原宿は第2の自分の人生がスタートした場所だし、恩返ししたいなという気持ちは常にあります。ワールドツアーでも「KyarypamyupamyufromJapan!DoyouknowHarajuku?」って挨拶するし、いつも胸のなかにあります。なんだかんだ言って、今も原宿によく出没してますからね。

■「1人で抱え込まなくていいんだなと思うようになった」結婚で得た夫という“心の拠り所”

――“きゃりーぱみゅぱみゅ”でいることがイヤになった時期はなかったですか?

【きゃりー】18歳から21歳くらいまではノンストップで活動して、一気に知名度が上がって。周りから「有名人だね」「スターだね」とか言われて、自分でも信じられないような経験をさせてもらったんですけど、家に帰ったときに「めちゃくちゃ寂しいな」ということもありました。それはたぶん“きゃりーぱみゅぱみゅ”と言う“木”だけがバーッと成長していて、本名の私自身の“木”が枯れていっちゃってたからだと思うんです。と言うのも、私のことを本名で読んでくれる人は両親くらいしかいなくなっちゃったんですね。そうなってくると「ありのままの自分は誰に愛されてるのかな?どんなだったっけ?」っていう。

その状態を抜け出すきっかけの1つになったのは、KRKLAB(KPPRiversible“K”。意味としては「アーティスト名と本名と表裏一体の表現の場」)という新レーベルを発足させて頂き、ヘアケアブランドを立ち上げたり、香水をプロデュースしたり“私自身”がやりたいことをスタートできたことかな。おかげで、活動の場でもバランスが取れてきたんだと思います。

あとはやっぱり、Perfumeのあ〜ちゃんの存在も大きいです。あ〜ちゃんは名前で呼んでくれるんですよ。私もあ〜ちゃんではなくて「あやちゃん」って呼んでるし、大先輩であり、大親友なんです。

――30代になったことで変化はありました?

【きゃりー】30代を“レベル3”と呼んでいるのですが、変わったことと言えば、仕事の向き合い方ですかね。チーム全体のことを考えるようになったし、ストイックになりました。あと、今回のワールドツアーでは、若い世代の新しいダンサーさんに参加してもらったんですけど、それは「またあるかはわからない、素晴らしい経験を次世代につないでいきたい」という思いがあるから。そんなことを考えるようになった自分にビックリしてます(笑)。

――活動に対するスタンスが切り替わってきた、と。

【きゃりー】そうですね。さっき言ったコーチェラの経験も大きかったし、今仕事をしている方がすごい熱量で関わってくれるので、「この人だったら、一緒に世界を目指せるな」という人と一緒にやりたい。ちょっと経営者っぽっくなってますね(笑)。過去に自分自身を乗っ取られそうになったことがあったんですよ。“きゃりーぱみゅぱみゅ”のプロジェクトが大きくなってきて、周囲の人たちが「きゃりーはこれはやりません」「こうじゃなきゃダメ」と言うようになって、「え、私の気持ちはどうなの?」ということが結構あったんです。もちろん周囲の人は私のことを思ってくれてたんですけど、自分にも意見とかやりたいことがある。そのバランスはずっと考えてますね。

――キャリアによって意識する部分が変わってくるんでしょうね。結婚してライフステージがシフトしたことで、メンタルはどのような変化がありましたか?

【きゃりー】1人で抱え込まなくていいんだなと思うようになりました。仕事で悩んでるときもバーッと話しちゃうんですけど、パートナーさんは「大変だったね。お疲れ」みたいに聞いてくれるタイプなんです。それはすごく助かってます。この業界って売れてても孤独だし、売れなくてもしんどい、みたいなことがあったりするんですね。何でも話せるパートナーがいれば、心が救われるのかなって。恋愛や結婚だけじゃなくて、ワンちゃんとかでもいいと思いますけどね。

――最近はSNSやエッセイなどを通して、自身の意見を発信することも増えています。2021年11月のルッキズムに関するツイートも話題を集めました。

【きゃりー】それは普通にムカついたんですよ(笑)。でも、外見のことは年々言われるようになりましたね。「肌が荒れてますね」とか「太りました?」とか。「いつまでそのキャラで行くんですか?」と言われたり。固定概念にとらわれないで、自分の好きなように生きたらいいじゃんって思いますけどね。

私自身、年々楽しいことが増えてるんです。10代の頃はとにかくお金がなくて、どこにも行けないなって思ってたけど、今は自分で好きなように好きな人に会えて、好きなことができて。好きなことを自由に発信できる時代だから、今はほんとに人生楽しいって感じですね。
(取材・文/森朋之) きゃりーぱみゅぱみゅ、“KAWAII”を呪いと感じたことも 結婚と30歳の節目を迎えて変化した想い 外部サイト 【写真】きゃりー、セーラー服の膝上スカートから美脚がちらりJK姿披露 「すげぇリアル」「クリリンみたい」スキンヘッド風きゃりーぱみゅぱみゅ 【写真あり】「高級ホテル」「松とキノコが良い感じ」“寝室”を公開したきゃりーぱみゅぱみゅ

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