お笑いコンビ・ナインティナインが、7月6日に放送されたラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」（ニッポン放送）に出演。吉本印天然素材でお世話になった、亡くなったダンスプロデューサー・夏まゆみさんについて「受け入れてくれはって、押し上げてくれはって、ここまで連れてきてくれはって本当もう感謝」と語った。

番組冒頭、ナインティナイン・岡村隆史が、吉本印天然素材のオーディションの話を切り出し、「それの目玉じゃないですけど、集団コントとネタと、っていうのがあったんですけど、オープニングでダンスを踊るという。当時は夏まゆみ先生じゃなかったんですけど、天然素材はダンスから始まる、ダンスもやる、お笑いもやるユニットということで始まって。結果、天然素材ってなんやったのって思ったら、やっぱりダンスでなんかこう、なんやろな、みなさんに応援してもらったというか。結果あれなかったら、ダンスがなかったら、天然素材ってほんま何者でもなかったし、私達もラジオでしゃべってないやろうなっていう風に思うんです」と話す。

そして岡村は「その振り付けの大半を担当してくれてはった夏先生が、今日パッとこうニュースで流れたんですけど、亡くならはったという。これはね、本当ショックというか。我々本当お世話になって。まあ知ってる方はね、天然素材の振り付けとかもやってはったし、もちろんモーニング娘。、それからAKB48、振り付けもやってはったし」と、夏まゆみさんの訃報にショックを受けたとコメント。

当時お笑い芸人がアイドルのように踊る事に抵抗感を示す者もおり、岡村が「夏先生、すごいやりにくかったと思う」と言うと、矢部浩之も「いやあ、もう本当に迷惑かけましてね。本当ね、生意気やったから」と当時を振り返る。

岡村は「（ファンから）『キャー！』って言われて『何が嬉しいねん』って口では言ってましたけど、今やから言いますけどめちゃくちゃ嬉しかったんですよね、ほんまのこと言うと」と話し、そうした人気を得た理由も「やっぱダンスなんですよ。別に上手くないですよ。まあ僕は踊りをちょっとやってましたけど、嫌がってる芸人達をまとめて大変やったと思うんですよ、夏先生は。そんな中で1番こうなんかイキリ立ってたんが我々2人やったなあ思って。若気の至りというか。ただただ口答えしかしてなかったから」と話す。

矢部は「（夏まゆみさんが）『私のために踊って』って言われて。この、『私のために』って言うのに引っかかった。若いナインティナイン。『お前のために踊ってんちゃうぞ！』ってひどいことをほんまに。で、泣かしたりね」と泣かせたこともあったと話し、その後「27時間テレビ」で夏まゆみさんに謝罪する企画をしてもらったことが良かったと話す。

岡村が「いま思えばほんまにあのダンスやったことで今ここにあるなっていう風に思ってて」「夏先生に押し上げてもらったなっていう気持ちはすごいあるんですよね」「受け入れてくれはって、押し上げてくれはって、ここまで連れてきてくれはって本当もう感謝やなっていう風に思いますよね」と感謝の気持ちを話した後で、「ごめんなさい、先生。いやほんま、いや、この話聞いて笑ってくれてはったらね、天国で、ええねんけども」「1つぐらいはダンスね、しっかり1年に1回ぐらい踊れるようにしとかんとなっていう風になって。天国から見たいやろし」「何回も言いますけど、ほんと感謝してますね。こんな今さらそんなこと言われても、と思ってはるかもわからないですけれども、本当にありがとうございましたという気持ちです。ご冥福をね、お祈りしたいという風に思います」と伝え、最後に2人で「ありがとうございました」と感謝した。

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