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朝ドラと大河で好演! 宮澤エマ「元首相の孫」から「演技派女優」になるまでの軌跡 スクープ撮り下ろし

朝ドラと大河で好演! 宮澤エマ「元首相の孫」から「演技派女優」になるまでの軌跡 スクープ撮り下ろし (全2枚)

連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)で演じたヒロインの継母・竹井栗子役をきっかけに、今や演技派女優としての地位を確立しつつある宮澤エマ。しかし、テレビドラマの初出演は2018年と最近のことであり、それまでの経歴は意外に知られていない。

そんな彼女が7月10日発売の『週刊現代』にて、漆黒のドレスを身にまといグラビアページに登場。ここでは誌面にすべてを載せられなかった、彼女の幼少期から現在までの軌跡を振り返りたい。

(撮影/三宮幹史)

孫タレントとして芸能界デビュー

宮澤エマが芸能界でデビューした当初、彼女は女優ではなくタレントだった。第78代内閣総理大臣を務めた宮澤喜一氏の孫にあたる彼女は、同じく元首相の竹下登を祖父に持つDAIGOと共に「孫タレント」として脚光を浴びた。

「ただ、DAIGOさんほど面白いネタはないし、祖父は芸能界に入る前に他界していたので、これ以上ネタが増えることもない……。それでも、デビューしてからお仕事をいただけるきっかけになったことは、純粋にありがたいことだったと思っています」

そんな彼女が歌や演劇に興味を持つきっかけは、幼少期のコンプレックスだった。

「子どもの頃は引っ込み思案で、社交的で学業も優秀だった姉とは正反対。その姉に『これなら勝てる』と思ったのが歌とお芝居で、小学生のときには漠然と『これを仕事として生きていきたい』と考えていました。祖父(宮澤喜一)からも『エマちゃんはシンガーになるんだよね』と言われていたくらいです」

祖父だけではなく、アメリカの祖母が与えた影響は計り知れない。

「私が初めて舞台を観たのは、祖母が連れて行ってくれたブロードウェイのミュージカルです。祖母がミュージカル好きだったので、子どもの頃からブロードウェイに連れて行ってくれたり、ミュージカル映画を見せてくれていました」

しかし、アメリカの大学に入学したことを契機に、一時は芸能の道から離れることも視野に入れていたという。

「学業と両立するというイメージがわかず、『これであきらめるぐらいなら、本当に興味があったわけじゃないんだ』と思ったんです。それでも、卒業してからも歌や芝居への興味は失われなかったため、アメリカの大学を卒業後、芸能界に飛び込みました」

その飛び込んだ芸能界で、ミュージカルと巡り合うことになる。

「孫タレントとして活動する中で、『一体、私はいつ歌やお芝居ができるんだろう?』という悶々とした思いを、ずっと抱えていました。そんなとき、私が高校時代に歌っている映像を見た宮本亞門さんから『ミュージカルのオーディションを受けて見ない?』とお声がけいただいたんです」

転機になった『おちょやん』の役柄

朝ドラと大河で好演! 宮澤エマ「元首相の孫」から「演技派女優」になるまでの軌跡 スクープ撮り下ろし (撮影/三宮幹史)

夢だったミュージカルの世界。人生初めての舞台は、彼女に大きな力を与えた。

「初舞台は『メリリー・ウィー・ロール・アロング』という作品で、20代の若者たちがメインキャスト。主演は小池徹平さんで、柿澤勇人さん、ICONIQさん、高橋愛ちゃんも出演していました。しかし、非常に大変な舞台で、女性の出演陣は1回は泣いたんじゃないかと思うくらいです……。

それでも、最初からセリフ付きの役をもらうことができて、稽古で悔しい思いをしながら、舞台の現場を知ることができたのは、私の芸能生活において大事なターニングポイントになりました。それがあったからこそ、10年以上もミュージカルに携わることができたと思います」

一方、テレビドラマの世界は2020年に出演した、『おちょやん』(NHK)が大きな転機になった。

「実は『おちょやん』のオファーがあったのと同時期に、三谷幸喜さんが脚本を務めた大河ドラマの『鎌倉殿の13人』(NHK)のオファーも来ていたんです。すでにミュージカルや映画『記憶にございません!』などで三谷さんと一緒にお仕事をしていたことがきっかけですね。

ただ、竹井栗子という役は、ヒロインの継母で、お酒を飲みながら三味線を弾くという芸者上がりの粋な女性。私と重なるところが何ひとつない役ですし、演じることができるか不安で仕方がありませんでした」

また、当時は新型コロナウイルスの真っ只中。彼女にとって、ほぼ未知の世界だったテレビの現場が、さらにカオスな状況になっていたという。

「長時間の稽古で徐々に役を作っていくミュージカルとは違い、テレビは撮影の段階で仕上がっていないといけません。しかも、現場の状況や相手のお芝居が想像と違ったとき、自分が作ってきたものを素早く取捨選択して演じる必要もあります。

そのため、映像になった自分の演技を見返しては、毎回のように『あのときはこうすべきだった』と反省するばかり……。ただ、その経験がテレビドラマの仕事をするうえで、プラスになっています」

常に新しい自分を目指す

そこから、『鎌倉殿の13人』や現在放送中の朝ドラ『らんまん』など、時代ドラマが彼女の主戦場となった。

「戦前、鎌倉時代、明治時代と、歴史モノが続いたことにビックリしています。正直なところ、『ハーフなので時代ドラマに出演することなんてないだろうな』と思っていましたから」

ドラマの現場では共演者に恵まれたことが、大きな糧になっているという。

「『鎌倉殿の13人』で私の姉役だった小池栄子さんは非常にフランクな方で、収録の合間にも演技のお話をよくさせていただきました。撮影が終わってからもお会いしたときは『姉上』と呼んで慕っています(笑)。

『らんまん』では牧瀬里穂さんや浜辺美波さんと一緒のシーンになることが多く、よくお話させていただいています。姉役の牧瀬里穂さんは柔らかな雰囲気ですが、舞台や芸事に造詣が深く、お互いに観た作品について語り合う仲です。ヒロインの浜辺美波さんはかわいらしいですが、撮影が始まると凛として空気が変わるプロフェッショナルの雰囲気を持った方。みなさんの現場での会話やお芝居を見ていると、私自身、刺激になることが多いです」

また、彼女たちの意外な一面を、共演してから知ることができたという。

「2人とも宝塚の大ファンらしく、あるとき現場の前室に行ったら、遺影みたいなブロマイドが飾ってあったんです。『なんだ?』と思って眺めていたら、牧瀬さんが『私と美波ちゃんの推しの宝塚女優さんがたまたま同じで、そのブロマイドを見てテンションを上げてるの〜』と(笑)」

そして今、宮澤エマは舞台女優としても、ドラマ女優としても確かな足場を築きつつある。

「テレビドラマのお仕事が増えたこともうれしいのですが、今年4月には『ラビット・ホール』という、セリフ劇の舞台で主演を務めさせていただきました。これはピューリッツァー賞の戯曲部門を受賞した脚本で、ニコール・キッドマンさん主演の映画になった名作です。脚本を読めば読むほど深みがあり、セリフのすばらしさに気づかされます。この作品に出ることで、これからの芸能人生に大きな影響が出るだろうと感じたため、引き受けました。稽古から約半年間、役とずっと一緒でした。ここで得た経験を、今後は映像作品にも生かしていきたいと思います」

そんな彼女の目指す先とは?

「『おちょやん』の竹井栗子も『鎌倉殿』の実衣も、どこか『クセ』のある作品のスパイス的な役柄でしたが、今後は幅広い役柄も演じてみたいと思っています。もちろん、ミュージカルは続けていきたいし、歌手としてライブもやってみたい。映画も1本しか出たことがないので、オファーがあればどんどんチャレンジしたいですね。ひとつのイメージに染まらず、常に新しい『宮澤エマ』を見せていきたいと思っています」

(取材・文/丸山大次郎)
(スタイリスト/長谷川穣)
(ヘア&メイク/タマゴ)

[衣装協力]
ジャケット、スカート/furuta
ドレス/ファビアナフィリッピ(アオイ)
アクセサリー/ete、Jouete、GYPPHY

宮澤エマ(みやざわ・えま)
11月23日生まれ、東京都出身。2012年に芸能界デビュー。以降、数々のミュージカルに出演するほか、連続テレビ小説『おちょやん』と『らんまん』、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(すべてNHK)、『罠の戦争』(カンテレ)などのテレビドラマで活躍。
ツイッター(@Emma_Miyazawa_)
インスタグラム(@emmamiyazawa)

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