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早見あかり、コロナ禍での出産で苦悩…仕事復帰早めた理由明かす「一番頑張っているのは娘」

●2023年は今作が6本目のドラマ出演

現在放送中のABC・テレビ朝日系ドラマ『何曜日に生まれたの』(毎週日曜22:00〜)は、日本を代表する名作を多数生み出してきた脚本家・野島伸司氏のオリジナル作品で、高校時代の“ある出来事”をきっかけに、10年間ほぼ引きこもり生活を送っている27歳の黒目すい(飯豊まりえ)が主人公の物語だ。20日に放送される第3話では、サッカー部のメンバーたちと10年ぶりに再会し、笑顔が戻ってきたすいのもとに、当時のマネージャー仲間で親友からの電話がかかってくる。

今作には、超売れっ子小説家で変わり者の公文竜炎(溝端淳平)、娘想いの漫画家・黒目丈治(陣内孝則)、そんな2人のコラボを提案する出版社の毒舌編集長・来栖久美(シシド・カフカ)と個性派キャラクターが勢ぞろい。早見あかりは、久美の妹で、公文に悪い女性が寄り付かないよう同居して見守る来栖芽衣を演じている。今作は早見にとって、2020年の妊娠・出産後の連ドラレギュラー出演復帰作。インタビューでは「本当は子どもが3歳になるまでは子育てに集中する予定だった」「娘が一番頑張ってくれている」……と、“女優”として、“母”としての思いを語った。

早見あかり、コロナ禍での出産で苦悩…仕事復帰早めた理由明かす「一番頑張っているのは娘」 女優の早見あかり撮影:宮田浩史

○■引きこもりの主人公がポップに描かれていて驚き

――野島さんの作品にはどんな印象を持っていましたか。

常に新しい挑戦をされている印象です。今作も、「コロナ禍でキラキラした青春を送れなかった子たちをフィーチャーしたい」という思いで書かれたと聞いて、“今”を描くためにどのようなところでネタ探しをされているのかが気になります。ネットの情報じゃない気がしていて、たとえば居酒屋で聞こえてくる話をヒントにしていたりするのでしょうか(笑)。

――それくらい台詞にリアリティがありますよね。今作の台本を読んだときの感想を教えてください。

殻に閉じこもっていた引きこもりの女の子が、勇気を出して一歩踏み出していくというストーリーですが、重くなく、ポップに描かれていることに驚きました。すいが引きこもりになった原因である10年前の事件の真相や、彼女に関わる人間が敵なのか味方なのかが最初は全然分からなくて、「これは何のカテゴリに当てはまるドラマなのだろう」と。きっと視聴者の方もいろいろな「考察」で盛り上がりそうだなと思いました。

――早見さんが演じる来栖芽衣はどんなキャラクターですか。

突拍子もないことをいきなり言い出すシーンが多いですが、実はいろいろ考えている子で、濃いキャラクターたちの中で実は一番マトモな気がします。公文先生と暮らしているのも容易に想像ができるというか、芽衣なら一緒にいられるなって。「本当は芽衣が公文先生を転がしている側だよね」と、よく皆で話しています。

――芽衣を演じていて楽しいところを教えてください。

自由に演じられるところが面白いですね。普通の人だったら、ここでこんなことは口が裂けても言わないだろうという台詞を普通のテンションで言ったりするので、分かりやすくぶっとんだ芽衣を楽しく演じさせていただいています。

早見あかり、コロナ禍での出産で苦悩…仕事復帰早めた理由明かす「一番頑張っているのは娘」

○■飯豊まりえ、溝端淳平の印象

――共演者の飯豊さんの印象はいかがですか。

台詞の中にも「氷漬けされた大人女子」という表現があるのですが、華やかなのにすごく繊細なすいちゃんがぴったりだと思います。地団駄を踏むシーンも、大の大人がやると滑稽になりそうなのに、飯豊さんがやると本当にかわいいんです。大人なのに子どもという絶妙な塩梅は、飯豊さんのお芝居の巧みさでもあり、もともと持っているオーラでもあるのかなと思っています。「あかりちゃんって呼んでいいですか?」と聞いてくれたのもかわいかったです。私は「まりえちゃん」って呼んでいます。

――芽衣と同居している公文役の溝端さんの印象を教えてください。

溝端さんは、明るくてこちらに気を使わせずに話してくださる方なので、クールな公文さんとは本来遠いところにいる方だと思います。公文さんは野島さんと同じく「文章を書く表現者」ということもあり、溝端さんは「野島さんだと思って演じる」「野島さんの思いの詰まった台詞だから、言葉を変えずに演じたい」とお話ししていました。公文竜炎という役や台詞についてとても深く考えて、大事に演じられている印象です。

早見あかり、コロナ禍での出産で苦悩…仕事復帰早めた理由明かす「一番頑張っているのは娘」

○■2023年は今作が6本目のドラマ出演

――ここからは早見さんのお話もお伺いしたいのですが、上半期を振り返っていかがでしょうか。今年はドラマでは、『ハマる男に蹴りたい女』(テレビ朝日系)、『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜』(カンテレ・フジテレビ系)、『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)、『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)、『転職の魔王様』(カンテレ・フジテレビ系)にゲスト出演されて、『ハマ蹴り』、『王ささ』では、昨年の舞台『血の婚礼』に続いてウェディングドレスを着られていましたね。

確かに、ウェディングドレスを着る機会が多かったです(笑)。2020年の妊娠・出産を経て、空いてしまった時間がどうしてもあったので、そこを埋められればとお仕事に邁進した上半期でした。本当は子どもが3歳になるまでは子育てに集中する予定だったのですが、いざ産んでみると「私は働いていないといけない人間だ」と気付いて、お仕事をさせていただけるならやりたいという考えになりました。『何曜日に生まれたの』で久しぶりに連続ドラマのレギュラー出演ができることになって、クランクインから皆と同じ気持ちでクランクアップまで撮影に挑むことができる環境に戻って来られたことがすごくありがたくて幸せです。働きたいと思って働かせてもらえている、今は自分の気持ちと状況が合致していると感じます。

●娘が認めてくれる母親になりたい

○■出産後、仕事復帰のスケジュールを変更

――お子さんを産んでから、仕事復帰のスケジュールを変更されたんですね。

妊娠していると分かったのはコロナ禍になったばかりの頃で、出産したのも真っ只中でした。両親にも友達にも会えない中で、コロナ禍での出産という未知への挑戦をすることが、もう覚えてないくらいすごく大変で。私は人とコミュニケーションを取らないと、息が詰まって耐えられなくなってしまう性格だと改めて気付きました。家族も「あなたは外に出てお仕事もしたほうがいいと思う」と応援してくれたので、ありがたかったですね。コロナ禍じゃなかったら私も「早くお仕事をしたい」とは思えていなくて、今ここにはいなかったかもしれません。

早見あかり、コロナ禍での出産で苦悩…仕事復帰早めた理由明かす「一番頑張っているのは娘」

――人に会えない状況で初めての妊娠・出産は大変だったと思います。

両親や友達に落ち着いて会えたのは、出産して半年くらい経ってからでした。私の妊娠している姿を直接見ていないので、子どもを抱えて現れると、出産したと分かっているのに皆「えっ!?」と混乱してしまう感覚があったようです(笑)。

――『何曜日に生まれたの』で連ドラ復帰となりましたが、家事や育児との両立はかなり大変ではないでしょうか。

両立はできないです(笑)!一人では全部できないので、いろいろな人の手を借りるのがいいと、今ははっきりと言い切れます。最初は「自分で全部やらなきゃいけない」と、自分で自分の首を絞めてしまっていました。もちろん完璧に両立できる方もいらっしゃると思うのですが、私には無理でした。今はお母さんである自分と、仕事をしている早見あかりである自分、完璧に両立しようとは最初から思わないようにしています。いろいろ考えた結果こう思えるようになりました。

早見あかり、コロナ禍での出産で苦悩…仕事復帰早めた理由明かす「一番頑張っているのは娘」

早見あかり、コロナ禍での出産で苦悩…仕事復帰早めた理由明かす「一番頑張っているのは娘」

○■娘が認めてくれる母親になりたい

――「完璧」にとらわれない、とても素敵な考えですね。ご家族の協力に感謝していることはありますか。

娘が一番頑張ってくれています。今朝も仕事に行く準備をしているときに「お仕事行くの?」「そうだよ」と話したのですが、「行かないで」とは言わないんです。でも、私が家にいないときにテレビに出ているのを見て、泣いちゃうときがあるらしくて。寂しいのを我慢させているなと思いながらも、仕事をしているお母さんを娘に認めてもらえるように頑張りたいです。

――娘さんは、お母さんがテレビに出ているという状況を理解できているんですか。

スマホで撮った写真を見ているような感覚で、テレビに向かって「あ、ママがいる!」と言っています。それがちょっと特殊な状況であることにはまだ気付いていないみたいです。ただ、ホラン千秋さんを見ても「ママだ!」と言うので(笑)、まだ雰囲気で人を見ているのだろうなと思います。

――(笑)。娘さんが「女優になりたい」と言い出したら、応援しますか。

本当は普通の人生を送ってほしいのですが、私が小学6年生で芸能事務所に入っている以上、反対しても全く説得力がないですよね。「ママだってやってるじゃん!」と言われたら何も言えないので、やりたいと言い出したら挑戦させてあげようかなと。自分自身は後悔していないですし、今もすごく楽しくお仕事をさせていただいているのですが、どうしても普通とはかけ離れた世界ですし……母親としては、別の道を選んでほしいなというのが本音です(笑)。

――複雑な心境ですね(笑)。では最後に、『何曜日に生まれたの』を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

コロナ禍で人との関わりを持てなくなってしまった人にとって、一歩踏み出す勇気につながる作品になったらいいなと思います。楽な気持ちで笑って見られるところや、一生懸命頭を使って楽しめるところ、いろいろな面のあるジェットコースターのようなドラマをぜひ楽しんでほしいです!

早見あかり、コロナ禍での出産で苦悩…仕事復帰早めた理由明かす「一番頑張っているのは娘」

早見あかり、コロナ禍での出産で苦悩…仕事復帰早めた理由明かす「一番頑張っているのは娘」

■早見あかり

1995年3月17日生まれ、東京都出身。女優。2014年、NHK連続テレビ小説『マッサン』に出演。同年、映画『百瀬、こっちを向いて。』にて長編初主演を務める。その他、主な主演作は『ラーメン大好き小泉さん』(15年〜19年)、『福家堂本舗-KYOTOLOVESTORY-』(16年)、『女の機嫌の直し方』(19年)など。近年は話題作の映画『シン・ウルトラマン』(22年)への出演や、2023年で既に5本のドラマに出演していることで注目を集める。現在、今年6本目となる出演ドラマ『何曜日に生まれたの』(ABCテレビ・テレビ朝日系毎週日曜22:00〜)が放送中、出演映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』がNetflixで配信中、『ミンナのウタ』が劇場公開中。 早見あかり、コロナ禍での出産で苦悩…仕事復帰早めた理由明かす「一番頑張っているのは娘」 外部サイト シシド・カフカ、突然始まった女優業に最初は葛藤「靴の中に画鋲入れられる世界」も想像していた 早見あかり&シシド・カフカ、姉妹役にお互い納得「顔の濃さが…」「大陸は違う感じ」 野島伸司は配信時代をどう捉えているのか――日本のエンタメ界への“諦め”と“希望”

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