2023年5月29日、自身のYouTubeチャンネルで、お笑い界の権力が松本人志に一極集中している現状に苦言を呈し、大炎上した中田敦彦。批判を受け、中田は、6月16日、松本への提言について改めてYouTube動画で言及。

「最近、先輩にかみついて、もめたりとかもしましたけども。あれも1個のアトラクションとして、わたしは考えていたわけなんですけども。お楽しみいただけたと思うんですけどね」などと挑発的な姿勢を崩さなかった。

そのうえで、今後の人生ビジョンとして「5年後に、人気タレントを有する芸能事務所の社長になりたいと思っている」とも発言。

「『お前ごときが』っていう声があるじゃない。あれが最高の応援歌なのよ。（略）この状況下で、芸能界のドンになるっていうことが、いちばんの『お前ごときが』じゃん」とうそぶいた。

しかし、7月9日、YouTubeに投稿した相方・藤森慎吾との対談動画では、一転、トーンダウン。自身の主戦場をテレビからYouTubeに移してからは「影響力・経済力・組織力」を伸ばすことに注力し、そのうえで世間に自分の意見をぶつけたのが、今回の“松本批判”だったと説明。

結果的に、松本人志に人間力が及んでいなかったとして、「これからは謙虚にいきたい」「謙虚王を目指す」などと語ったことで、ネットでは総ツッコミを受けていた。

そんな中田の、意外な過去が堀り起こされた。オリラジとして仕事が減りかけていた頃、手相を変える手術で「億万長者の相」を入れていたというのだ。

そのエピソードが明かされたのは、8月23日に放送された『ホンマでっか!?TV』（フジテレビ系）。同番組に出演した手相占い芸人の島田秀平が、韓国には手相の整形手術があることを紹介し、「日本の芸能界で1人だけ、韓国に渡って手相の整形をした男がいるんです」と告白。それが中田だと明かしたのだ。

島田は、手相整形後の中田について、「運命線、金運線、財運線（島田の発言ママ）で三角形の覇王線っていう、億万長者の相を入れて。そのあとに紅白（歌合戦）も出られて、YouTubeでも大活躍」と説明した。

ここで思い返されるのが、前述した「（テレビに出なくなってからは）『影響力・経済力・組織力』を伸ばすことに注力してきた」という中田の発言だ。

その言葉どおり、チャンネル登録者数が515万人を誇る中田は、YouTuberとしては芸能界屈指の成功者で、金運、財運も手にしたといえるだろう。

手相整形に関しては、かつて中田自身も「帰国後に皮膚科の医師から怒られた」などと語っているが、この手相整形の話が掘り返されると、ネット上では、

《自分は特別な人間だ自分は選ばれた人間だとかそういうの好きですねえ。普通の男子はそういうの中学生で卒業するんですよ》

《パーフェクトヒューマンは覇王線を入れないと気が気でならないよねw》

などのツッコミがあがった。

松本騒動以降、どうにも滑っている感のある中田。8月27日には、自身のYouTubeチャンネルで【オリラジアカデミー第3弾】を公開予定で、野球に詳しくない中田が、藤森のリクエストに応えて「大谷翔平」について語るという。

新境地となるトークテーマで、「謙虚王」中田は再評価を勝ち取ることができるだろうか。

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