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水野美紀「43歳で出産、私生活は180度激変。夫と〈2人母親体制〉で乗り越えて。最終目標は〈俊敏なおばあちゃん〉」

水野美紀「43歳で出産、私生活は180度激変。夫と〈2人母親体制〉で乗り越えて。最終目標は〈俊敏なおばあちゃん〉」 (全4枚)

数々のドラマや映画で、ひときわシャープな存在感を放っている水野美紀さん。そんな水野さんのベースとなっているのが舞台の仕事だ。「自分を鍛えてくれる場所」として、新たな舞台に次々と挑戦している。10月1日からは世田谷パブリックシアターで行われる「ケムリ研究室」第3弾新作公演の『眠くなっちゃった』に出演。43歳で1児の母となり、育児に全力投球しながらも、舞台の仕事にまい進する水野さんの思いを伺った。(構成◎内山靖子撮影◎本社奥西義和)

【写真】美しい横顔の水野さん

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「ケムリ研究室」の舞台は、自分の現在地を確認する場所

今回、参加させていただく「ケムリ研究室」は劇作家であり演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチさんと女優の緒川たまきさんのお2人が、2020年に結成した演劇ユニットです。第1作目の公演『ベイジルタウンの女神』にも呼んでいただいたので、今回は3年ぶりの出演です。

「ケムリ研究室」の芝居は、KERAさんと緒川さんの感性が融合し、他にはない新しい世界が生まれてくるところが魅力です。しかも、1作目はおとぎ話のようなタッチで、2作目の『砂の女』はシリアスと、作品ごとにまったくカラーが違う。近未来を舞台に、SFとレトロな空気が混ざり合う今回の『眠くなっちゃった』も、いったいどんな作品になるのか、フタを開けてみないとわかりません。そんな予測がつかないドキドキ感も「ケムリ研究室」の大きな魅力だと思います。

KERAさんは稽古をしながら執筆を進めていくスタイルなので、毎回、稽古の当日に印刷されて渡される、出来立てホヤホヤの瓦版のような台本を読むのも楽しみなんですよ。「ケムリ研究室」第1弾『ベイジルタウンの女神』のときに渡された台本には、私の役名が「ハム」って書かれていて、「えっ?ハムなんだ〜」って面白かったです(笑)。もちろん、すごく緊張します。書かれているのはセリフとト書きだけで、その役がどういう人物なのか、そこからどうなっていくのかはまだわからない。そんな状態の台本をいきなり渡されて、初見で演技をするわけですからね。おまけに、今回もそうですけど、篠井英介さんや木野花さんなど、共演者の方々はそうそうたるメンバーばかり。そんな方々の視線を浴びながら、即興に近い状態でお芝居をしなきゃならないので、かなりの緊張感が走ります。

それだけ自分の力量が試される「ケムリ研究室」の稽古場は、私にとって自分の現在地を確認する場所になっています。1作目に出演してから今回までの間にどれだけ成長できているか、自分の引き出しをきちんと増やせているかどうかが試される。毎回ワクワク、ドキドキしながら、自分の力が鍛えられていく。今回の舞台でどんな自分をお見せできるのか、私自身も今からとても楽しみです。

母になって、生活が激変

今回の「ケムリ研究室」の公演もそうですが、舞台が私のベースであることは30代の頃から変わっていません。ただ、42歳で結婚し、43歳で出産してから、プライベートの生活は180度激変しました。独身時代はほぼ仕事のためだけに生きていて、仕事が終われば週5で飲みに行くような毎日で。それが今では完璧な朝型です。子どもを寝かしつけるのが夜の8時半過ぎ。平日は毎朝、お弁当を作って幼稚園に送っていくので、何があろうとも7時には起きないと。飲みに行く余裕なんてありません。(笑)

まるで別人のように、ガラッと生活が変わったのは妊娠5ヵ月目で産休に入った頃です。正直な話、当時は不安でいっぱいでした。お酒どころかコーヒーも飲めないし、自分の体重や体調の管理に全神経を集中しなくちゃならないのもストレスで。おまけに、13歳で芸能界に入ってから、こんなに長期間、仕事を休んだのは初めての経験だったので、出産後にきちんと仕事に復帰できるのか、この先、どんな生活が待っているんだろうという心配もありました。

水野美紀「43歳で出産、私生活は180度激変。夫と〈2人母親体制〉で乗り越えて。最終目標は〈俊敏なおばあちゃん〉」

ところが、いざ子どもが生まれたら嵐のような日々が始まって、子育てするだけで精一杯。自分のことなんて考えているヒマもない。なにせ、少しでも目を離したら死んじゃうような生き物を預かっているので。「この子を守らなきゃ!」という脳内ホルモンが一気に分泌されたおかげで、生活サイクルも自然と朝型にシフトされたのだと思います。

もちろん、独身時代に比べたら、仕事に集中できる時間や自由に過ごせる時間も圧倒的に減りました。2時間おきの授乳に始まって、日々、こなさなきゃならないタスクも膨大!でも、もともと忙しくしているのが嫌いじゃない性格なので、日々、小さな達成感が味わえる生活は退屈しなくていいですね。もうひとつ、自分だけのために頑張るよりも、家族や子どもという「守るべきもの」のために頑張るほうが、私には何倍もの充実感を与えてくれるということにも気がつきました。「ママー!」って、子どもが抱き着いてくる瞬間に「幸せ〜」って感じます。あと、子どもがいると、幼稚園の運動会やお遊戯会などもありますし、クリスマスや七夕、お月見といった季節の行事もきちんと意識するので、1年を通じて数々のイベントを家族で楽しめることも、幸せだなぁって感じています。

夫と“2人母親体制”で

子どもは今年で6歳になったので、自分でトイレにも行けるしご飯も食べられる。乳幼児の頃に比べたら、はるかにラクになりました。とはいえ、仕事をしながら、私1人の力で育児と家事をこなすのはとうてい無理な話です。じゃあ、どうしているのかと言えば、うちの場合、家事も育児も夫と半々で。“2人母親体制”みたいな感じで、手分けしてやっています。

イラストレーターの夫は俳優として舞台にも立っているので、私が舞台の仕事に入っているときには夫は入れない。夫に舞台の仕事が入っているときにはこっちは入れないと、夫婦でスケジュールを調整しながら、その時々で手が空いているほうが自然と家事や育児をするようにしています。赤ちゃん時代に、1日中、夫に子どもを預けて仕事に出かけたときは、「トイレに行くヒマもなかった」と、夫は弱音を吐いていましたが、今では子どもの世話はもちろんのこと、ご飯も作れるようになりました。

水野美紀「43歳で出産、私生活は180度激変。夫と〈2人母親体制〉で乗り越えて。最終目標は〈俊敏なおばあちゃん〉」

夫とは、知り合ってから1〜2ヵ月で結婚しようと決めたんです。2人とも40歳前後の年齢だったので、結婚しないならわざわざつきあうこともないだろうって。お互いのタイミングが上手く合ったのかもしれません。「運命の人」かどうかはわかりませんが、彼のおかげで、私は今、子どもと出会えているんだなって、とても感謝しています。

ただ、いざ一緒に暮らしたら、ビックリするようなことがいっぱいあって。こだわるところが、ちょっと常人とは違うと言いますか。真夏に「暑い!」と言って短パンを穿いているのに腹巻はとらないとか、油たっぷりの中華料理を食べる前に念入りにリップクリームを塗るとか。彼曰く「料理の油が唇につかないようにリップクリームで防御している」って言うんですけどね。そんな、日頃、夫に対して抱いているモヤモヤを、私がレギュラー出演しているテレビ番組『突然ですが占ってもいいですか?』で占い師さんに相談したところ、「ご主人は宇宙人ですから」と言われて納得しました。私の常識では理解できない行動が山ほどあっても、宇宙人なら仕方ないよねって。(笑)

ケンカもしょっちゅうしますよ。お互いに、決して引かない性格なので(笑)。でも、子どもの前ではできないから、グッとこらえて。で、ようやく子どもを寝かしつけた後には、すでに怒りが収まっているなんていうこともよくあります。

最終目標は俊敏なおばあちゃん

妊娠中は「母親になったら、役柄の幅が制限されてしまうかも」という不安もありました。それが不思議なことに、妊娠した直後にオファーをいただいた『奪い愛、冬』の嫉妬に狂う鬼女の役に始まり、『探偵が早すぎる』『浦安鉄筋家族』など、独身時代よりむしろ体を張って演技をするお仕事が増えました。

とてもありがたいことですよ。子どもが成人するまで、この先15年以上も養っていかなきゃなりません。なるべくいろんな役に対応できるよう、白髪染めにもマメに通って、しっかり若作りをしようと思います。(笑)

水野美紀「43歳で出産、私生活は180度激変。夫と〈2人母親体制〉で乗り越えて。最終目標は〈俊敏なおばあちゃん〉」

体のラインを保つため、子育ての合間にちょこちょこ筋トレもしています。子どもが通っている幼稚園の近所のジムに入会し、送り迎えの合間にマシンで筋トレを。子どもを公園で遊ばせているときも、子どもを横目で見ながら、ストレッチをしたり、回し蹴りの練習をしたりとか。おかげで、出産後しばらくは元に戻らなかった体も、徐々に引き締まってきたみたいです。

子育てと仕事に追われているうちに、ふと気がつけば来年は50歳。実は、私が目指している最終的な目標は俊敏なおばあちゃんなんです。ものすごく身体能力の高いおばあちゃんになって、最初はヨタヨタと舞台を歩いていたのが、突然キレのいいアクションを披露して、みなさんをあっと言わせるような面白いコメディをやりたいんです。その目標に向けて、今から体を鍛えつつ年齢を重ねていきたい。ちょこちょこ筋トレを続けて、回し蹴りの精度もキープして、この先も頑張っていきたいと思います。

水野美紀「43歳で出産、私生活は180度激変。夫と〈2人母親体制〉で乗り越えて。最終目標は〈俊敏なおばあちゃん〉」 外部サイト とよた真帆「夫・青山真治との早すぎる別れ。漠然とした予感はあったが、相手を変えることはできなかった」 小泉今日子「髪形ひとつ決められなかったアイドル時代を経て、50歳で自由を選んだ。最後はひとりでどう過ごすかを模索中」 青木さやか×やましたひでこ「断捨離で自己肯定感は上がる?」「見えないところを片付けた時、より清々しく感じるのが不思議」

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