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「1人になった途端に涙が出てきて…」高校3年間の記憶喪失、母との確執…東ちづる(63)が語る、親子でカウンセリングを受けた理由

〈高校3年で大学受験失敗、母から「18年の期待を裏切ったわね」と…東ちづる(63)が“優等生だった高校時代”の記憶を失うまで〉から続く

37歳の時に自身が「AC」(アダルトチルドレンの略。家庭環境などの影響で子どもらしい幼少期を過ごせなかったことにより、大人になってから生きづらさを感じている人)だと気づいた、女優・東ちづるさん(63)。母親に過度な期待を寄せられ、“いい子”を演じながら幼少期を過ごした東さんは、その影響で高校3年間の記憶を失っているという。

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彼女は自身のACと向き合うために、母・英子さんと2人で公認心理師・長谷川博一氏のカウンセリングを受け、“自分らしさ”を取り戻す。カウンセリング後は、それまで窮屈に感じていた母子関係も改善した。

そんな東さんに、大人になってから感じていた生きづらさ、ACだと気づいたきっかけ、親子でカウンセリングを受けるまでの経緯などを聞いた。(全3回の2回目/3回目に続く)

「1人になった途端に涙が出てきて…」高校3年間の記憶喪失、母との確執…東ちづる(63)が語る、親子でカウンセリングを受けた理由
東ちづるさん©三宅史郎/文藝春秋

◆◆◆

同級生のことが分からず、次第に「あれっ」と思い始める

――高校時代の記憶がないことには、いつ頃気付かれたのですか。

東ちづるさん(以下、東)芸能界に入って、インタビューなんかで高校の頃の話を聞かれたりしたときですね。ある時、番組のサプライズで出てきた高校の同級生のことがわからなかったんです。年上に見えたから恩師なのかなと思ったら「同級生だよ」と言われてしまって……。でもその同級生からすれば、そんなこと信じられないでしょ!?

――相手の方は、「同級生のことを忘れてる」と思ってしまうかもしれませんね。

東舞台で地方を回っている時に、広島からわざわざ楽屋に来てくれた人のこともわからなくって。絶対友達だったんだろうと思うのに、どうしてもわからない。それで次第に「あれっ」と思い始めて。

頭の中に霧がかかっているような感じで「受験があったからかな」とか「楽しくなかったんだろうな」と思っていたんですけど、のちに出会うカウンセラーの長谷川博一先生にお話をしたら「東さん、よくがんばりましたね」と言われたんです。

――それはどういった意味で言われたのでしょうか。

東「私が弱いから記憶がなくなったんじゃないんですか」と聞いたら、先生が「自分を守るためにそうなったんですね」と言ってくれたんです。カウンセリングってすごいかも、と思いました。私の生き方を認めてくれたというのが。

めまぐるしく忙しい日々の支えは…

――芸能界に入ってからは、世間が思う「東ちづる」と、本当のご自身とのギャップを感じることはありましたか。

東「元気で明るくたくましい東ちづる」みたいなイメージがついたり「お嫁さんにしたい」というキャッチフレーズがつくことはとてもありがたいけれど、どこかで「私はこれをいつまで死守するんだろう」と。「このイメージを裏切っちゃいけない」というしんどさはずっとありました。

――そういった息苦しさを感じていた時に、何か支えになっていたものはありますか。

東日々の忙しさですね。当時、レギュラーが8本くらいあって、毎日毎日がめまぐるしくって。だからたまに休みがあったら思い切り遊ぶんです。スキー、テニス、ウインドサーフィン、旅行も好きだし、食べることもお酒を飲むことも好き。遊び仲間にも仕事仲間にも信頼できる人たちがいるし、そういう意味では、私はとても環境に恵まれていたと思います。

私に仲間や友達がいなかったり遊び方を知らなかったりしたら、とても大変だったんじゃないかな。遊び仲間は会社員時代からの仲だったから、芸能界以外にも友達がたくさんいたというのは、私にとっての居場所だったと思います。

本当の自分は死ぬまでわからない

――最近は職場や学校、家庭以外の居場所がないという人も多いですよね。

東サードプレイス、フォースプレイスがあるというのは重要ですね。昔だったら、新聞を読むことで、読書をすることでそこにのめり込むと言いますか、自分の頭の中に居場所を作ることができたんです。私はクイズ番組に出演することもあったから新聞や本、週刊誌をたくさん読んで来ましたけど、そうすることで自分の考えとは違う世界を知ることができたと思っていて。

でも今は、良くも悪くも自分がチョイスした情報しか飛び込んでこない時代になったので、偏った情報だけで生きるって、とっても息苦しいだろうなと思います。

――芸能界での自分と、本来の自分との間にギャップがあったとは思うのですが、本当の東さんは、どういう人なんでしょう。

東本当の自分って、死ぬまでわからないんじゃないかなぁ。人間って「十人十色」と言うけれど「一人十色」だと思っていて。私自身、とても生真面目なところもあるし、ふざけたところもあるんですね。きっちりしたところも、だらしないところもある。笑い飛ばせるところも、うじうじいつまでも悩むところもあります。多分、みんなそうなんじゃないかなって。

でも、子どものときから通知表の通信欄に「明朗闊達」とか書かれたりしたら、その子はずっと明朗闊達をやってしまうわけですよ。

37歳のときに読んだ本がきっかけで自身の「アダルトチルドレン」を自覚

――与えられた「役」を演じてしまうということですね。

東子どもの頃、先生から通知表に「特定の友達と遊びがち」と書かれたんです。それで母から「いろんな人と遊びなさい」と言われて、なるほどと思って。だからいろんな人と遊ぶようにしていたら、次の学期の通知表に今度は「八方美人の気がある」と書かれたんです。小学生ながらに「えーっ」と思って。

そこで「結局、何やっても評価したがるんだな」と気が付いたんです。無邪気でいると「子どもらしくて良い」と言われるし、ちょっと大人びたことを言うと「可愛げがない」と言われる。だから、その瞬間から先生を信じないことにしました。高校の時なんか、先生に対して「私と年齢ちょっとしか変わんないじゃん」と思っていました(笑)。

――東さんはご自身が「アダルトチルドレン」だと公表されていますが、それはいつ頃から感じるようになったんですか。

東37歳のときですね。著者が自身のACについて綴った『眠れぬ夜の壁』(佳里富美著、さんが出版)という本を読んで「これ、私だ」と思って。それでACのことを調べるうち、本当にいろんな人たちがカミングアウトしていて。「私だけじゃないんだ」と安堵しました。

――ご自身のどういうところが、ACだと思われたきっかけになったのでしょう。

東私の場合、親子関係でも恋愛関係でもいつも自分を後回しにして、自分を一番に優先できないところがあって。「自分が我慢すればその場がスムーズに進む」というような。自己評価が低かったり、自己愛や自己肯定感が低いんですね。自己評価と世間の評価の大きな相違であったり、自分の人生を俯瞰して見ているようなところがあったり。

ACになる人は色々なケースがある

――ACになる人は、両親や養育者の方との間に、愛着形成の段階で何かしらの問題があった場合が多いそうですが、東さんの場合、お母様による幼少期の過度な期待が影響しているとお考えでしょうか。

東すごく複合的な理由があると思うんです。私が思春期の頃って、高度経済成長期で学歴社会にどんどん入っていったということ、そして母が、良妻賢母を目指すように養育された女性だったということ。

父も大家族の長男に生まれて、過剰に責任感が強くてアルコール依存症になったとか、生まれ育ったところが島で、みんなに監視されている環境だったとか、社会の環境なんかも影響していると思うし。

ACになる人は色々なケースがあるけれど、私の場合は外から見てわかりにくいと思います。家庭円満風に見えるし、DVがあったわけでもないし。実際、ACの人で私のように中流家庭に育っているケースも多いんじゃないかな。

――ご自身がACだとわかった時はどんな心境でしたか。

東めっちゃほっとしました。私以外にもそういう人がいるという事実と、自分が悩まされてきたこの症状に名前があるということに。ひとりになった途端に涙が出てきたりすることもあって、「私、おかしいのかな」「自分だけなのかな」と思っていたから。

母と2人でカウンセリングを受けることに

――東さんは、お母様と2人でカウンセリングを受けられたのだとか。

東最初は「今更、母にどうこう言わなくていいな。彼女は彼女で元気に生きてるからそれでいい」と思っていたんです。ただ、私の妹に子どもが2人できたのをきっかけに、母がおばあちゃんとして孫に一生懸命になりはじめたんですね。

それで「1番になることが良いこと」「頑張りなさい、良い子でいなさい」「愛されることが良いことなのよ」みたいなことを教えるのを見て。

「1番になりなさい」と孫に教える母の姿を見て、危機感を覚える

――危機感を覚えたと言いますか。

東ゲームで遊んでいても子どもたちは、自分が負けそうになったり気に食わなかったらリセットボタンを押そうとするんです。そのときに「負けてもいいんだよ、誰かが勝ったら誰かが負けるんだから。次があるんだから」と私が教えるんですけど、私の母は「1番になりなさい」と言うわけです。「このままだとこの子たちが混乱するな」と思って。

そこで「私たちはこうやって育てられたんだな」と客観的に見たときに「なんとかしなければ」と強く思って、母とカウンセリングを受けようと思ったんです。(続きを読む)

撮影=三宅史郎/文藝春秋

〈「先生、催眠術を受けるんですか?」東ちづる(63)が明かす、“母娘の確執”を乗り越えるために親子で挑んだカウンセリングの中身〉へ続く

(吉川ばんび)

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