お笑いコンビ「東京ダイナマイト」のハチミツ二郎（４８）が１０日放送のテレビ朝日系「証言者バラエティアンタウォッチマン」（火曜・午後１１時５１分）に出演。「頑張れ！ハチミツ二郎ＳＰ」と題して、これまで腎移植手術、新型コロナウイルス感染、急性心不全と急性呼吸不全、肺炎のため入院するなど闘病生活が続くハチミツ二郎の半生を振り返った。

急性心不全と急性呼吸不全、肺炎のため緊急入院したのは２０１８年７月だった。今回ＶＴＲ出演した相方の松田大輔は、直前まで大阪市のなんばグランド花月（ＮＧＫ）で漫才を行っていたハチミツの様子について「（劇場の出番の）２回目の漫才の時に『ハッハッ』と聞こえるんですね。なんだろうと。３回目終わった時、『ちょっとダメだ』と言うんですね。『どうしたの？』（と聞くと）『なんか…』みたいになって」と生々しい状況を振り返った。

ハチミツが病院に行った後、マネジャーから連絡で病状を知ったという松田は、「マネジャーから『ダメかもしれないです』（と聞いて）『マジで。もうダメなんだ』（と思った）。僕的には僕が今駆けつけたら死んじゃうかもしれないと思った」。

ハチミツは最初に倒れた当時、パルスオキシメーターで体内酸素を測ると「６５だった」と振り返り、８０％台になると低酸素状態と言われる中で「水の中にいるぐらい息ができていない」と淡々と説明した。

倒れた直後も災難が続いた。「タクシーが最初『ＮＧＫから新大阪』とスタッフに言われていた。でも事前に俺が調べてもらっていたＮＧＫから一番近い病院に行ったら（運転手が）ふてくされちゃって。夜間入口とか全然違うところに降ろされて、そこから救急の入口までが一番死にそうだった」と告白。

「座ったり寝たりしたら死ぬだろうな」と思いながら縁石などをはいつくばり救急の入口を目指し、なんとか受付にたどり着くと「『診察券ありますか？』とゆっくり言われて。そんな時に限ってクーポン券とかしか出てこない」と話し、スタジオに笑いが起きた。

しかし、数値を見るや否や車椅子に乗せられて病院内に運びこまれたという。「本当に死ぬって言われたし、（周りで）『死ぬぞ』『死ぬぞ』と言っている。『死ぬから家族呼べ』とか、怒号が聞こえている」と命の瀬戸際を振り返った。「で、ベテランの看護師さんが来て『大丈夫ですからね』って言っているんだけど、俺、全部聞こえてるよ！」と、また笑わせていた。

そうする内に、数値は回復していき一命を取り留め、１か月後には単独ライブを開催したという。

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