シェアハウスに同居する男女の青春模様を記録した人気リアリティーショー「テラスハウス」に出演していた俳優の玉城大志（36）が28日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。うつで療養していることを明かした。

玉城はハリウッドで演技を学びながら俳優として活動。2017年には「テラスハウス」ハワイ編「TERRACEHOUSEALOHASTATE」に出演して注目を集めた。私生活では共演をきっかけに交際していたタレント・福山智可子と2018年に婚約を発表も、翌年に解消していた。

「鬱になりました」というタイトルで動画をアップし、「サムネ見てびっくりした方もいると思うんですけど、僕の今の状況を皆さんに説明しようかなと思って撮影しています」と説明。

「完全に回復してないんだけど。もう2、3カ月ずっと寝てました。ちゃんと病院に行って診断してもらってないんですけど、知り合いのカウンセラーの人に見てもらったら、典型的な鬱の症状だねと言われて」とし、最初の1カ月が特にひどく「寝たきりみたいな状態で。その前後1カ月は気力を振り絞って仕事に行く感じでした」と語った。

症状は人によってさまざまだが、「俺がなった一番わかりやすいのは、シャワーを浴びれなくなったこと。朝浴びるんですけど、だんだんエネルギーがいるというか疲れる。立って浴びるのがつらくなって、座椅子買って座りながら浴びたりしてた。それもつらくなってきて、シャワー浴びたらベッドに倒れこんじゃう感じで。1週間とかシャワー浴びれず、ベッドに引きこもってました」と振り返った。

外出もままならず、気力も失って「料理も一切できないから冷蔵庫にある食品全部腐らせたり。でもお腹は空くからプロテインバーとか食べてたけど、食べるものもなくなって。最終的にはベッドで食パン何もつけずに2、3枚もしゃもしゃ食って寝るって感じでした」。食べ物がなくなった後は深夜になんとか起きてマクドナルドに駆け込み、満腹になって寝るという生活が続いた。

さらに「頭にモヤがかかっている状態で、物事を考えられない、決められない」状態で、メールの返信や掃除などもできなくなり、周囲との連絡も絶った時もあった。仕事の区切りがついた瞬間「仕事ができる状態じゃなくて」とオーディションを受けるのもやめ、友達からの誘いも断って「今は療養中って感じです」と現状を明かした。

うつになった原因として、ハリウッドは現在、俳優がストライキ中で全く仕事がなく、将来への不安やお金の不安があった。演技を学んでいるクラスでも「自分の演技を発表するのもパワーがいる。知り合いはいないし、英語でコミュニケーションとらなきゃいけない。緊張したし、自分でプレッシャーかけてたり」と自らを追い込み続けた上、36歳になり、生活拠点をこのまま米国に置くのか、結婚や子供のことなど悩みが尽きなかった。

また、「最近役者始めた友達がけっこう大きい映画の役をゲットして。悔しいっていうか、胃がギューっとなる感じが。俺が今まで頑張ってきたのはなんだったんだろうって」と絶望してしまったことも大きかった様子。楽しめない状況で仕事に追われ「限界迎えてプツンって…もう無理だって」と明かした。

そんな中、演技指導の先生に休学を申し出たところ「休みたいって言ったらダメって。予想外の返しが。才能もあるし、今辞めちゃうのもったいないって」と励まされ、少しずつ前向きになったという。

今は朝起きて、シャワーも浴びることができるようになった。「等身大の自分でもいいと言ってくれたから、それでいいのかなと。一生懸命走ってきたけど、休憩してもいいかなって。もっと心に素直になってワクワクする気持ちとかをちょっとずつ取り戻していこうかなと思っています」と述べた。

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