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「笑ってはいけない」BPOは問題ではない?復活はダウンタウン次第か
2020年を最後に休止している大晦日特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)の放送が今年も見送られることが判明。視聴率争いで『NHK紅白歌合戦』が圧倒的に優位に立つなか、民放トップの座を守り続けてきた人気シリーズが消滅の瀬戸際に立たされている。
【写真】31年ぶりに漫才を披露したダウンタウン
『笑ってはいけない』の大晦日特番は2006年にスタート。歌番組や格闘技がしのぎを削る激戦区で、安定して15%以上の視聴率を取る人気番組だったが、複数の事情から休止が続いている。
「1つはコロナです。2020年にコロナ感染が拡大すると、紅白は無観客での開催を決める一方、『笑ってはいけない』は万全のコロナ対策のもとで収録を実施。しかし放送後に松本人志はTwitterで、『コロナ禍での収録は難しい』『クオリティーを下げてまで番組を続けるのは心がイタい』との感想を漏らしました。
2020年に放送内容が事前にリークされる“事件”が発生し、松本が激怒したとも報じられ、一部がお蔵入りになりました。
そして決定的だったのはBPOからの通達です。2022年4月にBPOは、『痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティ』への見解を発表。その内容は、『笑ってはいけない』を名指ししたにも等しいもので、『青少年が模倣して、いじめに発展する危険性も考えられる』『いじめ場面の傍観を許容するモデルになることも懸念される』と指摘しており、こういった事情が絡み合って再開が難しい状況になっていると言われています」(テレビ情報誌記者)
テレビ業界では近年、急速にコンプライアンスへの意識が高まり、お笑い芸人の尻を棒で思い切り叩き、彼らが大声をあげて痛がる姿を延々とテレビで流すのはいかにも難しそうだ。
『週刊現代』(2023年11月4日号)は、《罰ゲームに対しテンションを維持できない》《制作スタッフは最後まで懸命に説得に当たっていましたが、結局は翻意できなかったようです》
という関係者のコメントを紹介し、ダウンダウンのモチベーションの低下が大きな理由であると報じた。いくら人気番組といえども、コンプライアンスにそぐわなければ放送休止はやむを得ないが、これだけの人気シリーズは永遠に封印されてしまうのか?
「『笑ってはいけない』は、ネタが仕掛けられる→笑いをこらえる→吹き出す→叩かれて痛がるという完璧な流れができあがっており、どの部分をカットしてもクオリティは下がってしまう。“吹き出したら罰ゲーム”というのは偉大な発明でしたが、これを復活させるためには、それに代わる新たなやり方を見つける必要があるわけで、3年経っても放送がないということは、誰もベストな代替手段を見つけられないということでしょう。
しかし日本テレビにとって『笑ってはいけない』が抜けた穴はあまりにも大きい。2021年から放送されている『笑って年越し』の視聴率は『笑ってはいけない』の半分程度で、民放トップも『ザワつく!大晦日』(テレビ朝日系)に奪われました。もっとも、『ザワつく!』の視聴率は11〜12%で、『笑ってはいけない』と比べると数字は4〜5ポイントも低い。いよいよ本格的なテレビ離れを招きかねないと、ライバル局のテレビマンからも復活を求める声はあります」(民放バラエティ番組制作関係者)
10月中旬、今年も『笑ってはいけない』が放送されないことが分かると、ネットには、
「えぇぇ今年もガキ使見送りかよ」
「今年も中止との事でとても残念です」
「20年近くもそれで年越しをしていた身としては残念な気持ちで一杯」
と、これを悲しむ声が次々と上がった。復活の可能性はないのか?
「シリーズ休止の際、松本が冗談めかしてBPOという単語を口にしたため、BPOのせいで再開できないと思われていますが、BPOは2022年6月に行われたBPO加盟各社との意見交換会で、『あの番組(『笑ってはいけない』のこと)については視聴者から批判的な意見は来ていません』『私たちもあの番組のことは全然対象に考えていませんでした』とハッキリ述べており、実はBPOは問題ではないとみられます。その点では、ダウンタウンの決断次第では復活の可能性は充分あると言えます。しかし、棒で叩く昔のスタイルのままではテレビ局側が躊躇するというなら、一発芸やモノマネをやらせる、罰金制度にするといった方法も検討に値するでしょう。それこそテレビマンの腕の見せどころです」(キー局関係者)
ダウンタウンの2人もともに還暦を迎え、『笑ってはいけない』を復活させるなら体力的に早いほうが良さそう。コロナが一段落した今年は良いチャンスだったように思えるが、「楽しみは来年以降に」ということになりそうだ。
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