'98年1月、平家みちよとモーニング娘。の合同ファンクラブとして設立された『Hello！』。これが、後にアイドル集団となる『ハロー！プロジェクト（以下、ハロプロ）』の原型である。

【写真】2018年9月保釈後に謝罪する吉澤ひとみ、ノースリーブに分厚いストールを巻いてゴミ出しをする市井紗耶香

ハロプロは今年で25周年を迎えた。現在は、『モーニング娘。'23』『アンジュルム』『Juice＝Juice』『つばきファクトリー』『BEYOOOOONDS』『OCHANORMA』の6グループと、デビュー前の『ハロプロ研修生』で構成されている。

25周年でハロプロOG大集結

9月には25周年を記念したコンサートも開催され、現役メンバーに加えてハロプロのOGたちも集結。その歴史の始まりとなったモーニング娘。からも“あの頃”のメンバーたちが参加した。

初代リーダーの中澤裕子は、ソロ曲『悔し涙ぽろり』を披露し、“30周年では踊る”と宣言。

「中澤さんは、'14年に夫の仕事の関係で福岡県に移住しました。現在は、地元局であるテレビ西日本の朝の情報番組『ももち浜ストア』などに出演しながら、2児の母として子育てにも奮闘しています」（地元情報誌ライター）

中澤と同じく初代メンバーで“なっち”の愛称で親しまれていた、安倍なつみ。

「'22年12月に第3子を出産しました。最近は表舞台の仕事は多くありませんが、12月15日に公開される『パウ・パトロール』シリーズのアニメ映画で、前作に続いて声優を務めます。11月28日には『モーニング娘。'23』のコンサートにゲスト出演予定。約5年ぶりにコンサートのステージに立ちますよ」（スポーツ紙記者、以下同）

2期メンバーの矢口真里、保田圭、市井紗耶香は、9月に3人そろって『週刊さんまとマツコ』（TBS系）に出演するなど、精力的に活動。11月15日に放送される音楽特番『テレ東60祭！ミュージックフェスティバル2023』（テレビ東京系）には、現役メンバーとの特別編制で『ミニモニ。』『プッチモニ』として登場する。

『プッチモニ』だった後藤真希は出演しないが、市井は自身のX（旧ツイッター）で後藤に《いつか一緒に歌おう！》と呼びかけた。

不在のメンバーも

「今回の『ミニモニ。』『プッチモニ』は25周年コンサートでのパフォーマンスをそのまま再現するので、自身のライブツアーの都合でコンサートにいなかった後藤さんは不参加なのでしょう。後藤さんとハロプロとの関係は良好なようで、当時の曲を歌ったり、YouTubeで保田さんとコラボしています。10月26日にはVTuberデビューも果たし、活動の幅を広げています」

『ミニモニ。』の加護亜依の不在も話題となった。

「加護さんは、写真週刊誌『FLASH』9月5日号で、衝撃的な写真が報じられました。指定暴力団の現役幹部とされる男性と、韓国旅行中に行動を共にしていたというのです。加護さんは自身のYouTubeで報道を否定しましたが、報道前に比べると仕事は減少しているようです」（芸能リポーター、以下同）

一方、加護とのコンビも人気だった辻希美は、すっかりママタレとして定着。

「家族との様子などを投稿しているYouTubeのチャンネル登録者数は140万人超え。現役時代はやんちゃなキャラクターでしたが、地に足のついた大人になり、子育て世代からも支持を集めています」

辻、加護の2人と同期の石川梨華は、変わらないチャーミングな魅力でモデルとしても活動。プライベートでは、現役メンバーとの交流もあるようだ。

石川とは対照的なボーイッシュなイメージで、“男役”を務めた楽曲もある吉澤ひとみ。'18年9月に酒気帯び状態で運転をしてひき逃げ事故を起こし逮捕された。

「'18年11月に、懲役2年、執行猶予5年との判決が出ました。まもなく、執行猶予が明けることになります。

'19年11月には、ジムでストレッチのトレーナーをしていることが『女性自身』で報じられました。報道によると、芸能界に復帰する意思はないそうです」（前出・スポーツ紙記者、以下同）

卒業後の進路はさまざま

個性豊かな4期メンバーの次に加入したのは、新垣里沙、小川麻琴、高橋愛、紺野あさ美の4人。高橋以外の3人は現在、フリーで活動している。

高橋はそのファッションセンスを活かしてモデルやアパレルのプロデュースで活躍。インスタグラムのフォロワーは77万人超と、多くの女性からの支持を得ている。

ソロデビューをした約1年後にモーニング娘。に電撃加入した藤本美貴は“御意見ママ”としての地位を確立。

「10月からは、MCを務めるテレビ朝日系のバラエティー番組『夫が寝たあとに』がスタートしました。バラエティー番組のみならず、PRイベントなどにも引っ張りだこ。YouTubeでの、お悩み相談にズバリと答える動画も、大人気です」

異例のルートで加入した藤本と“同期”だったのは、6期オーディションを経て'03年に加入した田中れいな、道重さゆみ、亀井絵里。

「田中さんと道重さんは、現在もステージに立ち続けています。SNSでは、現役時代と変わらぬビジュアルがたびたび話題になっていますよ」

亀井は、'10年にモーニング娘。を卒業すると同時に、芸能活動を無期限で休止した。

「現在は、事実上の引退状態です。SNSなどもやっておらず、近況が知られていませんでしたが、'21年9月にBUMPOFCHICKENのボーカル・藤原基央さんと結婚していたことが報じられ、ファンの間に衝撃が走りました」（前出・芸能リポーター）

AKBなどライバルの台頭

その後、'00年代後半になると、AKB48など他のグループアイドルの台頭や人気メンバーの卒業などで、メディア露出が減少。

「その間もメンバーは地道な努力を続け、'13年ごろ見事に再ブレイクしました。その中心メンバーだったのが、9期メンバーの鞘師里保さんです」（アイドル誌編集者、以下同）

鞘師は、女優の松岡茉優もファンであることを公言している。'15年に卒業した後は、ダンスと英語を学ぶためニューヨークに留学。'20年に芸能活動を再開した。

「現在は、ソロアーティストとして音楽活動をしながら、俳優業にも力を入れています。'24年には地上波での初主演ドラマも内定し、出演する映画の公開も控えているそうですよ」

現在、『モーニング娘。'23』でリーダーを務めているのが、鞘師と同期の譜久村聖だ。

「譜久村さんは、およそ12年間グループに在籍していましたが、11月29日に横浜アリーナでの卒業公演を控えています。卒業後も芸能活動をするようなので、歴代OGのように活躍してくれることを祈っています」

時代によってメンバーは移り変わっていくけれど、これからもモーニング娘。は“NeverendingShine”!

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