お笑いコンビ「TKO」が、16日までにYouTubeチャンネルを更新。昨年7月に巨額の投資トラブルで騒動となった木本武宏（52）の出資相手が逮捕されたことを受け、コメントした。

警視庁捜査2課は9日、ソフトバンク（東京）事業を装いうその投資話を持ちかけ、30代の会社経営の男性から現金計12億円をだまし取ったとして、詐欺容疑で同社元社員ら男3人を逮捕した。そのうち1人の風俗店従業員の森田真伍容疑者（41）が、昨年7月に巨額投資トラブルが発覚したお笑いコンビ「TKO」の（52）の出資相手だったことが判明した。

森田容疑者は今回逮捕された事件以外でも複数のトラブルを抱えている。一部は警察に相談が寄せられているが、木本は今のところ被害届を出していないという。

15日夜に更新された「例の件についてお答えします」と題する動画の中で、木下隆行が「木本さんの投資詐欺の件ですけども、犯人が捕まりました」と話を切り出すと、木本は「週刊誌やテレビでは記事になってますけど、現段階で警察からの発表というのは、別の案件で今は逮捕されているので。弁護士の方にずっとお任せしているのですが、その段階にならないと、今は何もコメントしないようにしましょう…としている」と説明した。

木下が「感情もですか？」と尋ねると、「今ニュースになっていることは別の案件ですので」と語るにとどめた。だが、木下が「木本さんは被害届は出してないですもんね」と尋ねると「準備はしてますよ？もちろん」と回答。被害の弁済については、弁護士を通じ「常にコンタクトをとりながらやってた」と明かし「そんな中での、今回のニュース。もし途中で連絡が滞るとか、返済の話自体がなくなってしまうとかだったら、すぐに被害届を出して刑事告訴するよっていう旨は伝えていた」と明かした。

そのため、「現段階でいうと見守るというか、見ていくしかない」とした。

木本の投資トラブルは昨年7月に発覚。木本が芸人仲間ら10人以上に声をかけ、20代の男性トレーダーに出資。その後、当時は不動産投資をしていた会社社長の森田容疑者にも出資し、総額は7億円以上とも言われている。いずれももうけがなく返金は一部のみで全額は戻らず。木本は一時芸能活動を休止し所属事務所を退社する騒動に発展した。

今年1月に行われた会見で木本は、20年12月ごろに森田容疑者から不動産投資を持ちかけられたと説明。木本は自身の1000万円を含め4人で5億円を出資した。森田容疑者からは約1億6000万円が返金され、返金計画案が届いているとしていた。

関係者によると、会見後、森田容疑者から木本への返済は進んでいない。今回の逮捕が木本のトラブル解決にどう影響するか周囲は気をもんでいる。

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