80年代アイドル南野陽子（56）の動向に注目が集まっている。「札付きの悪」と評判の悪い52歳の夫がまたぞろ起こした事件。特別養護老人ホームなどを運営する社会福祉法人から、1500万円を別の会社の口座に移したとして業務上横領の疑いで逮捕されたのである。

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南野は所属事務所を通じてこうコメントした。

「ショックです。何故…悲しさ、怒り、情けなさ…いろんな感情が湧いています。どのような事が行われていたのか全くわかりませんが、夫にはきちんと向き合ってほしいと思っています」

「スケバン婚です」と、ヒットしたドラマ「スケバン刑事?少女鉄仮面伝説」になぞらえて、2011年の結婚の際に喜びを表現した南野。だが、その当初から、家賃滞納騒動、医療関係の社長に投資を持ちかけ、約4億8000万円もの金銭トラブルになったと報じられたほか、銀座の高級クラブ所属の女性との不倫、隠し子裁判、傷害容疑で書類送検されたりしてきた。

その夫、団体職員の金田充史容疑者（52）はPL学園出身。野球部ではなかったが、「キヨさん（清原和博）の後輩」などとクラブで吹聴し、結婚後は南野の名前をちなんだ「レストラン45」を経営したり、南野出演の舞台に仕事関係者を伴って現れたりしてきたという。有名人を妻にして鼻高々だったのだろうが、「マンションや車は全て南野名義。自分の金は、ほとんど趣味のゴルフや洋服、飲み代などに使ってしまうタイプともっぱら」と南野を知る芸能関係者は言う。

それでも南野はトラブル夫をかばい続けてきた。くだんのレストランでは従業員への給料未払いが報じられたが、その際も「自分は悪いことなんてしていない」と言い、南野は動きを見せない。今回は都内の一等地にあるタワマンに家宅捜索が入るなどしたようだが、それでも離婚せず、会見などを行う発表もないのだ。

■華やかな恋愛遍歴も…男運なし？

「アイドル時代は気が強く、控室でマネジャーを怒鳴りつける声が漏れたりしていましたけど、男性との付き合いでは尽くすタイプで、ひどい目に遭ってしまう。男運がないという言われ方をしてきました」とは、前出の芸能関係者。

プロ野球ヤクルトスワローズの池山隆寛に古田敦也、田原俊彦、「TUBE」のボーカル前田亘輝との熱愛が報じられ、「米米CLUB」石井竜也とは結婚秒読みとされ、真剣交際を発表したが、いずれも結実せず。石井の浮気、DVがあったとの説も報じられた。

「若い頃から結婚願望が強く、当時のアイドルでは珍しく恋愛禁止のルールもなかったし、『23歳までには結婚したい』『子どもが欲しい』と公言してきた。男性には気配りのできるタイプで、スーツの肩にホコリがついているのを見つけて、取ってあげたりする。そんな彼女だけに、付け入られるというか、不運が続いてしまい、周囲も心配するのですが、『私がなんとかします』などと言って、聞く耳を持たないんですよね」と続けるのだ。

それらが本人の意思で、離婚しないという決断も自由だが、今回の事件で関係者がさらに心配しているのは想像に難くない。金田容疑者については、所属事務所からも厳しく言われていたというし、さすがに三くだり半を突き付けることになるかどうか。女優の高島礼子が夫の高知東生の薬物事件を受けて離婚したように、だ。「許さんぜよ」と。それはファンの望みでもあるだろうが……。

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