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柴田理恵「裸足のまま放り出されたり、鳥小屋に閉じ込められたりしました(笑い)」それでも母親の介護を続ける理由

柴田理恵「裸足のまま放り出されたり、鳥小屋に閉じ込められたりしました(笑い)」それでも母親の介護を続ける理由

6年前、富山県で一人暮らしをしていた母・須美子さん(94才)が突然の病に倒れて介護を要する状態になって以来、女優の柴田理恵さん(64才)は、離れた場所に暮らしたまま親の生活をサポートする介護、いわゆる「遠距離介護」を現在に至るまで続けている。

【写真】病床の母・須美子さんとLINE通話を行う柴田理恵。母と笑顔で「乾杯!」のショット、若かりし頃の両親の姿など

自身の遠距離介護の体験談をまとめた『遠距離介護の幸せなカタチ─要介護の母を持つ私が専門家とたどり着いたみんなが笑顔になる方法』(祥伝社)を出版した柴田さんが語った、母との深い親子関係とは。

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母は54才までの38年間、富山県で教員をやっていました。私の母世代にしては珍しく、仕事に生きる人でした。母が口酸っぱく言っていた「仕事には誠心誠意向き合いなさい。周りに迷惑をかけないように、人から可愛がられるように、慕われるようにしなさい」という姿勢は、私自身の仕事への向き合い方にもつながっています。

教員という職業に就きながら、母は破天荒で、まるで台風のような人でした。苦手な食べ物は口を割って食べさせられたり、駄々をこねて泣いたら外に裸足のまま放り出されたり、鶏肉を食べなかったら鳥小屋に閉じ込められたり……この手の話はたくさんあります(笑い)。

ただ、母のそういった厳しさの根底には愛情がありました。

いまでも覚えている、忘れられないエピソードがあります。私、お世辞にも運動神経が良いとはいえないのですが、町内の運動会でリレーの選手に選ばれたことがあったんです。ただ、あとから、私より足の速い子に選手を譲ることになりまして。勝つためには、そのほうがいいと思ったから、自分から声をかけたんです。

その日まで、母は、夕飯を食べた後にバトンの受け渡しの練習に毎日付き合ってくれていました。仕事で疲れていたと思うんですけれど、そんな素振りも一切見せず。リレーの選手を譲ることに迷いはなかったけれど、私のために頑張ってくれていた母に申し訳なくて、母の前で泣いてしまったんですね。

母は「せっかく練習したのにね」と残念そうにつぶやくと、私をぎゅっと抱きしめて、こう言ったんです。「理恵がしたことは絶対に間違ってない。リレーの練習をしたのも、足の速い子に譲ったのも、全て間違ってない。理恵は良い子だ」って。

すごく温かい母親だと思いませんか?私はそのとき、「この人は私を絶対に守ってくれる、私の味方だ」と確信しました。その安心感があるから、どんなに母が破天荒でも、嫌いになることはなかったです。大人になってからは「面白い人だな」と思っています(笑い)。

娘の人生を犠牲にしたくない

最近、親の子どもへの過干渉が社会問題にもなっていますが、私の家庭の場合はそんなことはなかったですね。母には、進路や就職に関して口を出されたことも、「勉強しろ」「良い大学に入れ」というようなことを言われたことも、一切ありません。

そんな母でも、私が「役者になります」と打ち明けたときは、さすがに唖然としていました。「教師になるために大学に行きたい」と嘘をついて上京したもんだから、青天の霹靂だったのでしょう(笑い)。心配はされたものの、反対はされませんでした。私が「3年間は好きなことさせてください」と頼むと、「わかった」と。

母は、子どもの人格を尊重してくれる人だったのだと思います。子どもの人生は子どものもので、自分のことは自分で決めるべきだ、という方針でした。一方で、母自身も、「自分」を本当に大切にしていました。誰かのために、無理に我慢をすることがないから、彼女の言葉には嘘がなくて、真摯なんです。それが、母が周囲から慕われる理由だとも思います。

そういう母の姿を見てきたからこそ、私は自分の人生を大切にしたい。母も、自分のために娘の人生が犠牲になるのは嫌なのでしょう。だから私と母は「遠距離介護」という形を選択することにしました。

介護離職は選択肢になかった

現在、母は入院中です。なかなか会いにいけないのですが、LINEのビデオ通話機能を使って、週2回は顔を見て会話するようにしています。

「あまり会いに行けなくてごめんね」と言うと、母は「仕事だもん。仕事が大事」と言っています。根っこの部分はいまでも変わっていないなと思わされますね。

介護離職は、私の中で選択肢にありませんでした。すべて自分がやるという覚悟で介護に臨む方を否定するつもりはないのですが、私は、一生懸命になりすぎると親子のバランスが崩れてしまうんじゃないかと思って。親子だからこそ、お互いがわがままになってしまう側面もあると思います。いま私と母は、遠距離介護という形をとっているからこそ、お互いに健全な関係を築けているんじゃないかな。

これから先、介護に関するサービスが充実して、仕事に取り組みつつも、親の介護を十分行うことができるようになっていくといいですよね。介護の形の選択肢が増えれば、がんじがらめになって追い詰められる人もずいぶん減るのではないでしょうか。

当面の目標は、お正月を実家で一緒に過ごすことです。やっぱり母は家が好きで、いまでも帰りたいようなので。そのために、現在は一時退院を病院の先生に頼んでいるところで、叶えられたらいいなと思っています。

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