公開中の映画「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜」に出演している藤原紀香（52）の好演が話題だ。

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「オファーを受けたのは4年前。『威風堂々たるこの茶番劇に忠実、かつ真摯に乗っかってみよう』と出演を決意。本作で夫の片岡愛之助と初共演も果たしています」（映画記者）

兵庫・西宮のお嬢様育ちの紀香は女子大生時代にミス日本で優勝。関西ローカル番組のアシスタントを経て東京に進出。アサヒビールのイメージガールに起用され注目を浴びた。

和製ボンドガールの夢はいつ叶う？

「バスロマンのCMや格闘技番組が代表作」というイジワルな見方も

かねてからダブル浅野（ゆう子・温子）に憧れて芸能界を志したと公言。木村拓哉主演のドラマ「ラブジェネレーション」にCA役で出演するなど、モデルから女優へと活動の場を移す。

「日本人離れしたプロポーションは他に代えがたい。ただ、女優としての代表作はなく、湯舟に浸かるバスロマンのCMや、露出多めのドレスで司会をしていた格闘技番組が代表作だというイジワルな見方もありますね（笑）」（テレビ関係者）

スキャンダルは数多い。格闘家、俳優、ミュージシャンらと浮名を流し、35歳で結婚相手に選んだのは格下芸人。

「当時、売り出し中の陣内智則との格差婚は耳目を集めた。神戸のホテルで行われた披露宴のテレビ中継は、関西地区で40％を記録。ところが陣内の浮気が発覚し、結婚生活は2年余りだった」（芸能デスク）

迷える紀香の前に現れたのが、愛之助だった。

「紀香に梨園の妻など務まるはずがない」との声もあったが…

「当時愛之助は熊切あさ美と熱愛関係にあり、紀香の略奪婚とも言われたが、16年に44歳で再婚。歌舞伎界のしきたりにのっとってちゃんと披露宴も行った」（芸能記者）

紀香に梨園の妻など務まるはずがない――湧き起こったのは心無い声だった。

「しかし『最優先順位は健康、歌舞伎の仕事』を有言実行。贔屓筋への挨拶なども完璧にこなし、うるさ方の多い梨園でも一目置かれている。家政も完璧。夫の服装にも風水を参考に口を出す。その甲斐あり、愛之助の仕事は増える一方。夫婦仲も良好」（芸能関係者）

SNSで不用意な投稿が時折炎上したりはするが、紀香自身は赤十字広報特使に選ばれるなど社会活動も精力的にこなしている。

「最近は久本雅美との舞台でコメディエンヌとして重宝されたり、ダウンタウンのトーク番組にも積極的に出演。かつては常に“女に嫌われる女優”の上位を占めていたが、笑われることを苦にしなくなった今では気さくなキャラとして親しまれるようになった」（前出・芸能デスク）

50歳を超え、ノリノリの紀香である。

（「週刊文春」編集部／週刊文春2023年12月7日号）

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