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秋ドラマ「期待外れだった女優」「高評価な女優」は誰か…名前が挙がった「意外な女優」

秋ドラマ「期待外れだった女優」「高評価な女優」は誰か…名前が挙がった「意外な女優」 (全3枚)

激戦が続く秋ドラマ

10月に放送スタートした秋ドラマが、いよいよ佳境に突入している。今のところ単純な視聴率だけで比較してみると、長く続くシリーズ『相棒』(テレビ朝日系)や『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)、あるいは人気作を数多く放送してきた日曜劇場の『下剋上球児』(TBS系)などが話題を呼んでいる。

しかしドラマの評価は決して視聴率だけでは決まらない。それ以外の評価軸として、出演している俳優そのものの魅力が挙げられるだろう。特に女優陣の活躍が目覚ましい今年の秋ドラマで、特に評価が高かった女優、あるいは期待外れだった女優は誰なのか?リアルな評価を識者たちに聞いた。

多くの識者が高く評価したのが、『コタツがない家』(日本テレビ系)で主演を務める小池栄子だ。これまで『リーガル・ハイ』など仕事で活躍する女性を演じることが多かった小池。今回の役柄もやり手のウェディングプランナー・深堀万里江だが、「これまでとはキャラが異なる」と指摘するのはドラマに詳しいライターの田幸和歌子氏だ。

「小池さんらしいデキる女性を演じつつも、新境地を開拓したように思いますね。今作では主役の万里江一人に対して、父の達男(小林薫)、夫の悠作(吉岡秀隆)、息子の順基(作間龍斗)のダメ男3人が畳み掛ける構図になっています。言ってみれば、『ダメ男の1000本ノック』を受けているようなもの。しかし男性陣を憎らしい存在には見せず、むしろ笑いに変えているのが小池さんの凄いところではないでしょうか。

『コタツがない家』主演の小池栄子[Photobygettyimages]

3人のダメっぷりに対して怒ってもおかしくないはずなのに、万里江はつい許したり、なぜか感動したりしてしまう。見ているうちに、『実は万里江が一番ダメなんじゃないか……?』と思えてきます。デキる女性でありながらどこかダメな感じを醸し出しているのは、これまでの小池さんにはあまりなかったと思いますね」

「記号的な美人」から脱却した

同じく今回のドラマで新しい一面を見せているのが、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)に出演している今田美桜。昨年に『悪女(わる)』でドラマ初主演を務めた後、4月期には『ラストマン―全盲の捜査官―』(TBS系)、7月からは『トリリオンゲーム』(TBS系)と立て続けに連続ドラマに出演してきた。

しかしそれらと今作を比べたうえで、ドラマ評論家の成馬零一氏「今田さんが演じている役どころは大きく異なる」と指摘する。

「これまでの出演作は、ビジュアル面での今田さんの華やかさを前面に打ち出した反面、どこか一本調子の役がほとんどでした。おそらく『画面に華を出したい』という制作意図に沿った結果、そうなってしまったのだと思います。

秋ドラマ「期待外れだった女優」「高評価な女優」は誰か…名前が挙がった「意外な女優」 『いちばんすきな花』に出演している今田美桜[Photobygettyimages]

しかし今回演じている深雪夜々は、たしかに美人であるものの、むしろそれゆえ悩みを抱えながら生きている女性です。そのような人物を、見ているこちら側がつい『細かすぎる……』と思ってしまうほど気持ちを二重三重に織り込んで演じている。ついに記号的な『美人』を乗り越えたことで、今作で役者としての評価が一変するのではないかと思います」

夫婦そろって大活躍中

一方で、今回のドラマでも安定した演技を見せている女優も少なくない。その一人として挙げられるのが、『ゆりあ先生の赤い糸』(テレビ朝日系)で主人公の伊沢ゆりあを演じている菅野美穂だ。毎日放送の元プロデューサーで、同志社女子大学教授の影山貴彦氏が解説する。

「作中では夫の吾良(田中哲司)が倒れて車椅子生活になったり、その『彼氏』『彼女』を名乗る人物が何人も現れたりと、主人公にはありとあらゆる災難が降りかかってきます。それでも明るさを忘れず健気に振る舞い、愛人が連れてきた子どもにまで優しく接する。

いい人すぎてかえって嫌味に見えてしまいそうなキャラも、菅野さんの持ち前の演技力を発揮して『いい人』に見せています。『VIVANT』のヒットで夫の堺雅人さんが注目を集めていますが、彼女も名優であることに間違いありません。

秋ドラマ「期待外れだった女優」「高評価な女優」は誰か…名前が挙がった「意外な女優」 『ゆりあ先生の赤い糸』主演の菅野美穂[Photobygettyimages]

実は僕も若い時に一度、バラエティ番組の現場でご一緒したことがあるんです。その時はリハーサルの時間を十分に確保できず、スタッフが概要を簡単に説明しただけですぐ本番が始まってしまいました。にもかかわらず、菅野さんの現場での振る舞いは完璧で、芸人さんとの受け答えもパーフェクトだった。頭の回転がとても速い女優さんだと舌を巻いたのを覚えています」

イメージと違った……

ドラマ出演で株を上げた女優もいる一方で、逆に残念な評価を受けてしまうケースもある。秋ドラマで名前が挙がったのは、『トクメイ!警視庁特別会計係』(フジテレビ系)にて主役を務める橋本環奈。経費削減の特命を言い渡された「特別会計係」で、極度に不運な体質の一円(はじめ・まどか)というこれまでにない役柄を演じているが、評価はやや厳しい。

「珍しく刑事ドラマに挑んだ橋本さんですが、これまでの明るく弾けた彼女を楽しみにしていたファンにとっては、やや期待外れだったのかもしれません。制作サイドも『このままではマズい』と思ったのか、中盤から少しずつ軌道修正して、橋本さんらしさをうまく出しているように感じます。

秋ドラマ「期待外れだった女優」「高評価な女優」は誰か…名前が挙がった「意外な女優」 『トクメイ!警視庁特別会計係』主演の橋本環奈[Photobygettyimages]

くわえてタイトルの『トクメイ』がただ警察内の経費を削減するだけでなく、より重大な特命を与えられていそうなことも匂わせている。これから終盤にかけて、盛り上がりが楽しみな作品でもありますね」(前出の影山氏)

前作と同じに見えてしまう

これまでと異なるキャラを演じた結果、視聴者の期待からはずれてしまった橋本に対して、同じような人物を続けて演じることがネックになる場合もある。その一人が、『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)にて、天才ながら社交性に乏しい弁護士・天野杏役の平手友梨奈だ。

「昨年の『六本木クラス』(テレビ朝日系)で演じたヒロイン・麻宮葵から引き続き、今回も『社会性に難ある天才』というキャラです。ただそのせいで、前作とほぼ同じ演技に見えてしまっている。おそらく作り手側が『天才を演じる平手友梨奈』というステレオタイプにはめ込んでしまっているのではないでしょうか。

たしかに彼女が持っているスター特有のオーラは武器になりますし、画面に出てくるだけで華やかになるのも確かです。でもだからこそ、あのオーラがオフになって少し可愛げを出す瞬間も見てみたい。一本調子すぎて『ただやっかいな人』に見えてしまっているのはもったいないですね」(前出の田幸氏)

どの作品も放送終了まで残り1カ月を切った。好評の作品がこのまま走り切るか、それともここから大逆転が起こるのか。まだまだ画面から目が離せない。

・・・・・

さらに関連記事『「最後まで楽しめそうな秋ドラマ」ランキング!9位『コタツがない家』、12位『パリピ孔明』に負けた月9『ONEDAY』の「衝撃の順位」と、「最下位」の作品名』では、アンケート結果に基づく“まさかの結果”について、詳しくお伝えします。

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