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【木村 隆志】フジテレビ『ぽかぽか』に危険信号!日替わりゲストの「あの人は今」化が止まらない…“昭和のスター”大量出演への「強烈な違和感」

【木村 隆志】フジテレビ『ぽかぽか』に危険信号!日替わりゲストの「あの人は今」化が止まらない…“昭和のスター”大量出演への「強烈な違和感」

『いいとも』の再来を期待

昼の帯番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)がまもなく放送スタートから1年を迎える。同番組は、お笑い純度の高い生放送バラエティで、一世を風靡した『笑っていいとも!』との共通点も多い。

後発の帯番組だけに視聴率では、『ひるおび』(TBS系)、『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の3番組に大差をつけられているが、SNSなどネット上の動きはトップクラスで、見ている人の評判は決して悪くなかった。

photobyistock

そもそも「フジテレビ開局65周年イヤー」の第1弾としてスタートさせた重点強化番組なのだが、このところ「なぜ?」「これはおかしい」と感じてしまう危険な兆候が指摘されている。どんな兆候であり、どんなリスクがあるのか。

『徹子の部屋』風のラインナップ

このところXに「なぜ?」の声があがっているのが、放送時間の大半を占めるメインコーナー「ぽいぽいトーク」の日替わりゲスト。最新の放送からさかのぼる形で、以下に名前と年齢をあげていこう。

12月8日―伊藤かずえ(57歳)・田中美奈子(56歳)7日―小柳ルミ子(71歳)・松木安太郎(66歳)6日―保阪尚希(55歳)5日―薬丸裕英(57歳)・すみれ(33歳)4日―志穂美悦子(68歳)
1日―池畑慎之介(71歳)・RIKACO(57歳)11月30日―東尾修(73歳)・理子(48歳)29日―野々村真(59歳)・和泉元彌(49歳)28日―山本未來(49歳)27日―A.B.C-Z(30〜36歳)
24日―橋下徹(54歳)23日―GACKT(50歳)・二階堂ふみ(29歳)22日―工藤阿須加(32歳)・鈴木浩介(49歳)21日―中田喜子(70歳)・野村真美(59歳)20日―柴田理恵(64歳)
17日―武内陶子(58歳)16日―中尾ミエ(77歳)・井筒和幸(70歳)15日―2丁拳銃(49歳)・野々村由紀子(49歳)14日―清水ミチコ(63歳)・朝日奈央(29歳)13日―羽田美智子(55歳)

年齢層別に分けると計35人中、10代が0人、20代が2人、30代が6人(4組)、40代が6人(5組)、50代が11人、60代が4人、70代が6人。最年少が29歳の二階堂ふみと朝日奈央である一方、50代以上の多さに気づかされるのではないか。

さらに9月までさかのぼってもいくと、

細川たかし(73歳)槙原寛己(60歳)瀬川瑛子(76歳)山川豊(65歳)神保悟志(60歳)吉川美代子(69歳)宮本亞門(65歳)佐野史郎(68歳)榊原郁恵(64歳)浅野ゆう子(63歳)陣内孝則(65歳)日高のり子(61歳)大塚明夫(64歳)田中美佐子(64歳)美川憲一(77歳)研ナオコ(70歳)川合俊一(60歳)ルー大柴(69歳)ラッキィ池田(64歳)岩城滉一(72歳)かたせ梨乃(66歳)

60・70代だけで21人もいた。

失礼ながら、ここであげた高齢層タレントの中に現在もバラエティに出続けている人は見当たらない。つまり、「『昭和のスター』をひさびさにバラエティ出演させる」というキャスティングであり、10・20代はもちろん30代も「知らない」という人が多いだろう。

そのラインナップは、裏番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)のようであり、過去の番組では『爆報!THEフライデー』(TBS系)や『あの人は今!?』(日本テレビ系)あたりに近いかもしれない。

「昭和のスター」とハライチの相性

なぜ『ぽかぽか』は「昭和のスター」ばかりをメインゲストとしてキャスティングしているのか。

それは「平日の日中に最も家でテレビを見る高齢層の個人視聴率を押さえておこう」という戦略にほかならない。本来、高齢層ではなくコア層(主に13〜49歳)に向けた番組のほうがスポンサーは集めやすく営業利益を高めやすいのだが、裏番組に視聴率で2〜3倍の差をつけられているだけに、なりふり構っていられないのだろう。

さらに、「スケジュールを押さえやすく、制作費を抑えられる」ことなども、制作サイドにとっては高齢タレントを起用するメリットの1つ。しかし、「高齢タレントになじみのある高齢層以外は『ぽかぽか』そのものを選択肢から外してしまう」「まだ放送1年未満の段階だけに、高齢層向け番組のイメージが浸透してしまう」というリスクは決して低くない。

もう1つ、気がかりなのは、高齢タレントを起用すると、MCのハライチ・岩井勇気(37歳)・澤部佑(37歳)と、神田愛花(43歳)の持ち味が失われかねないこと。特に岩井の毒舌や神田の自由な発言を1〜2周り年上の先輩タレントに浴びせることは難しく、実際に歯切れの悪いトークに終わってしまうケースもある。そもそも、これだけ「昭和のスター」をメインゲストに呼ぶ番組ならハライチと神田ではなく、少なくとも50代以上のMCが適任だろう。

また、「ぽいぽいトーク」内のミニコーナーにも苦心の跡が見える。スタート時から継続している「目指せ300g牛肉ぴったんこチャレンジ」に加えて今秋から「お客さん半々チャレンジ」と「クイズ!大嫌いダウト!」をスタートさせたが、今のところスタジオもネット上も盛り上がっている様子は見られない。

「単調になりがちなトークコーナーのアクセントに視聴者が参加しやすいクイズ企画を設ける」という意図はわかるが、ここでも高齢層の見やすさを考えてか「Yes」「NO」のみの単純なクイズに留めたことで、笑いも情報もほとんどないコーナーになってしまった。

もちろん「高齢層だからダメ」というわけではなく、問題は「高齢に偏りすぎていること」と「目先の小さな数字を獲るために、他の層を後回しにしていること」。一時的な戦略ならいいのだが、このまま現在の高齢層路線を続けるほど後戻りできなくなり、バラエティである必然性が薄れるなど、打ち切りの危機が近づいてくるのではないか。

「帯バラエティ」のメリットは多い

もう1つ、危険な兆候としてあげておかなければいけないのは、「なかなか金脈になりそうなサブコーナーが見つかっていない」こと。前述したようにメインコーナーの「ぽいぽいトーク」に危うさを感じるだけに、サブコーナーの重要度も増しているが、まだ明るいきざしは見えていない。

基本的にバラエティの新番組は、視聴者の反響を見ながらヒットコーナーを探していくもの。『ぽかぽか』も例外ではなく連日さまざまな企画を試しているが、これというものを見つけられず、ヒントのようなものも見つかっていないのではないか。

新たな企画を試し続けているが定着せず、中途半端に放置されているものだけが増えていく。毎日見ている視聴者ですら、「何曜日に何のコーナーがあるのかすらわからない」。さらに、こういうときは各曜日レギュラーの強みを生かした企画に頼りたくなるものだが、月曜2人、火曜3人、水曜2人、木曜1人、金曜2人と同じ平日帯バラエティの『ラヴィット!』(TBS系)と比べてもかなり少なく、大物や旬のタレントも見当たらない。

裏番組の『ヒルナンデス!』がロケの収録メインに対して、『ぽかぽか』の大半はスタジオの生放送と差別化はできているだけに、いかに臨場感のある企画を早く見つけられるか。長年フジテレビの13時台を支えてきたLION提供の「ライオンちゃんと行く!肉食さんぽ」が9月で終了したという暗いニュースもあるだけに、そろそろヒット企画を生み出したいところだろう。

そんな『ぽかぽか』に対していくつかのネットメディアは、視聴率低迷を理由に何度か「打ち切り」の記事を報じているが、周辺取材した限りでは、そのような声は聞こえてこない。逆に、週末に一週間を振り返るダイジェスト版の『今週のぽかぽか』が放送されているほか、今月25日のクリスマスには今年6月29日に続く2度目の3時間特番『ぽかぽかゴールデン』が予定されている。

帯番組のバラエティには、自局系ドラマや映画の番宣、若手クリエイターとアナウンサーの育成、バラエティに強い芸能事務所とのパイプ、ゴールデンタイムや季節イベントの派生企画などの視聴率では測れないメリットも多い。その上、港浩一社長肝入りの番組なのだから「バラエティのフジ」のメンツにかけても、簡単にやめるわけにはいかないはずだ。

もし「ぽいぽいトーク」の偏りが改善され、サブコーナーのヒット企画が1つでも見つかれば、“唯一の昼生放送お笑いバラエティ”という希少性が手のひら返しで称賛される可能性もあるだろう。『ラヴィット!』のように視聴率の高低でネガティブな記事を報じられなくなったら、しばらく『ぽかぽか』は安泰と言っていいのではないか。

・・・・・

さらに関連記事『テレビマンが「本当は使いたくない大御所タレント」の実名を暴露…ワースト1位の「意外な名前」』では、「視聴率がとれないのにギャラは高い“あの人”」について、詳しく紹介しています。

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