芸能ニュースなどの芸能情報から掲示板で雑談!

芸能速報チャンネル ごしっぷる

希良梨「多忙だった時期に子宮頸がんを発症して」人気絶頂期に海外へ渡った理由

ドラマ「GTO」の出演など俳優や歌手として活動した希良梨さんは、二十歳頃から拠点を海外に移し日本を行き来する生活を送っています。日本を離れた理由について伺いました。(全3回中の2回)

【画像】日本を離れサイパンや台湾で仕事をしていた頃の希良梨さんから現在生活するメキシコでの暮らしぶりまで(全18枚)

日本を離れて海外へ

──ドラマやCMの出演、歌手活動などで多忙な日々を送るなか、突然二十歳前に日本の芸能活動をストップしますね。

希良梨さん:小さい頃からずっと働いてきていて、忙しく過ごさせてもらっていたのもあって、いっぱいいっぱいになっていました。生理痛がひどいので、産婦人科で検査をしたら子宮頸がんが発覚して。病気にもなってしまい、挫折したような気持ちでした。幸い、早期発見で、手術も成功したあとで日本を飛び出したんです。これを機に新しい世界に触れてみたいと思いました。

希良梨「多忙だった時期に子宮頸がんを発症して」人気絶頂期に海外へ渡った理由 台湾でファッションイベントに参加した際にビビットなドレスを着こなす希良梨さん

──なぜ海外へ行こうと思ったのですか。

希良梨さん:日本でアーティスト活動をしていた時に、NYのメイクアップアーティストの方に担当してもらっていたんです。彼女の生き方に憧れて海外に行ってみたいという思いが強まっていました。知人がサイパンで撮影のコーディネート会社をしていたこともあって、そこで働くためにサイパンに行きました。

当時は日本でもサイパンがブームで、日本からCMやMVの撮影の方がたくさん来ていたんです。今はなくなってしまったのですが、ホテルにスタジオがあって、黒澤明監督が使用していた機材を使用していました。私は、イメージキャラクターなどの仕事もしながら、撮影の裏方の仕事もしました。初めて撮影を支える仕事を経験したのですが、すごく楽しかったですね。英語も話せなかったのですが、皆さんにあたたかく迎えてもらって、今でも当時、出会った方とは繋がりがあります。海外で働く楽しさをここで教えてもらいました。

希良梨「多忙だった時期に子宮頸がんを発症して」人気絶頂期に海外へ渡った理由 台湾のエンターテイメントの世界で活動をしていた頃の希良梨さん

──その後はどうされるんですか。

希良梨さん:他の場所も見てみたいと思って、アメリカ、オーストラリア、タイなどにも行きました。語学学校に通って基本のあいうえおを学んでから、そのあとは独学で勉強します。日本で育った台湾人の親友がいるのですが、その子が台湾で芸能の仕事をしているので、タイで生活しているときに「一緒に仕事しよう」と誘ってくれたんです。タイから台湾に飛んで、親友と仕事をしていました。

結婚して出産するまで台湾のエンターティンメントの世界で仕事をするのですが、何もかもが新鮮でした。日本や台湾の企業の広告の仕事などをさせてもらっていましたが、現場もすごいフランクで。普通に知らない人が入ってきても誰も気にしない(笑)。日本だったらきちんと管理されていて、不審者扱いされて大騒ぎになってしまうようなことに対してもおおらかなんです。

台湾では結婚相手とも出会うのでご縁があったんだと思います。台湾では、台湾の文化にどっぷり浸かりました。ネイティブの方に比べたらもちろん劣りますが、物事を中国語で考えられるようになり、語学を学ぶことが楽しいと思えるきっかけになりました。

海外で変わった価値観

──台湾で息子さんを出産されたと伺いました。

希良梨さん:実は妊娠発覚と同時に子宮頸がんが再発していることがわかって。先生からも子宮をとった方がいいと言われたことがあったんですが、決断できなくて。今後、もし悪化するようなことがあれば子宮を摘出しようと思っています。

希良梨「多忙だった時期に子宮頸がんを発症して」人気絶頂期に海外へ渡った理由 現在、生活しているメキシコの「死者の日」に友人とフェイスペイントをした希良梨さん(写真左)

子どもが逆子だったので帝王切開で出産したのですが、そもそも台湾では帝王切開の方が多いそうです。風水や占いで出産の日にちや時間を決める方が多いのですが、私はもうおしるしが来ていたので、「日付は指定できないから、時間を指定して」と言われて出産したのは面白かったです。

台湾では共働きの家庭も多いのですが、家のことをする大変さも仕事をする大変さもどちらも経験してきました。でも海外で生活していて思うのは、日本の女性と海外の女性の生き方が違うということです。

文化も違えば考え方も違うのは当然なのですが、もっと日本の女性は自信を持っていいと思います。私自身も日本で生きづらさを感じて海外に出たので気持ちはわかるのですが、控えめということは日本では当たり前ですけど、できることを自慢しない奥ゆかしさも魅力のひとつですよね。日本ではいいこととして扱われていないのが残念だなと思います。

──希良梨さんが海外生活で変わったと思うことはありますか。

希良梨さん:みなさんそれぞれの人生でいろんな時期があると思うのですが、「絶対にこうでなきゃいけない」というのはないと思っています。もちろん私も日本で育った日本人ですが、自分の生き方は、自分自身が決めていいと思っています。時が経てばそれがいずれ個性になっていきます。若い頃は苦労を買ってでもしろと、私もそういう時代の人間なのでそう言ってしまいますが、本当にそうだと思います。

あのとき日本を飛び出して、新しい価値観や考え方に触れていって、いいことも悪いこともすべて身になっているので経験は宝だなと思います。自分のためになることがわかっているから、のちのち苦労や困難や逆境があったとしても前向きに乗り越えられるようになりました。つらいと思うことはあっても、乗り越えた先に必ず成長と大きな幸せがやってくるんです。リスクも責任も伴うのですが、悩んでいる方も一歩踏みだす勇気を持ってほしいと思います。

うまくいかないとき、どうしても他人や何かのせいにしてしまいがちですが、戦う相手は常に他の誰かじゃなく自分なんです。自分と向き合わない限り成長はないと思っています。人生いろいろあると思いますが、すべて自分の成長に繋がるエネルギーに変えていくのがいいと思えるようになりました。

PROFILE希良梨さん

1980年東京都生まれ沖縄育ち。子役として芸能活動をスタートさせ、ドラマや映画、バラエティ番組に出演。Kirariとしてアーティスト活動も行う。二十歳頃から拠点を海外に移し、台湾のエンターテイメントの世界でも活躍。独自の感性で今年のはじめよりメキシコにて生活を送る。

取材・文/内橋明日香写真提供/希良梨

希良梨「多忙だった時期に子宮頸がんを発症して」人気絶頂期に海外へ渡った理由 外部サイト 【続き】「GTO」出演の希良梨母子家庭で育ち、いじめを受けていた幼少期「芸能界に居場所を見つけて救われた」 【画像あり】希良梨4か国語への挑戦とメキシコで暮らす現在「子どもの頃に経験できなかった学校生活への憧れがある」 武内陶子アナ「39歳で出産も産後は引きこもりも」アメリカの子育てに衝撃を覚えて

この芸能ニュースに関連する芸能人

  • +お気に入り登録

関連芸能ニュース

松下奈緒が「旅サラダ」で禁止されていることを告白「勘違いしてた」

松下奈緒が「旅サラダ」で禁止されていることを告白「勘違いしてた」

女優の松下奈緒が27日放送のMBSテレビ「ごぶごぶ」に出演。レギュラー出演する「朝だ!生です旅サラダ」(ABCテレビ制作、全国放送)で?禁止?されていることを明かした。 質問コーナーで「兵庫出身だが、今でも関西弁をしゃべることはあるか?」と聞かれた松下は「全然あります、あります」とニッコリ...
山下智久、新ドラマで「何やっても山P」と指摘の声も…木村拓哉とは違う?

山下智久、新ドラマで「何やっても山P」と指摘の声も…木村拓哉とは違う?

山下智久(39)が主演を務める、フジテレビ系水10ドラマ「ブルーモーメント」の第1話が、24日に放送された。平均視聴率は世帯8.6%、個人4.8%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と、まずまずの好発進。22年4月に水10ドラマが復活して以降、歴代トップを記録し、「さすが山P」と評価を上げている。 キムタクを縛...
小松菜奈の産後1カ月での復帰 祝福の一方で「早すぎる」との意見も

小松菜奈の産後1カ月での復帰 祝福の一方で「早すぎる」との意見も

産後1カ月で復帰した小松菜奈 俳優の小松菜奈が、産後初めて公の場に姿を見せた。4月25日に都内でおこなわれた、映画『わたくしどもは。』の完成披露試写会で舞台あいさつ。小松は、夫で俳優の菅田将暉と設けた第一子の誕生を3月9日に発表していた。 ネットでは、小松の現場復帰に対し祝福が寄せられるととも...
タモリのふかわりょうをブレークさせた?眼力?に関根勤が感嘆「お前バカだろ?って」

タモリのふかわりょうをブレークさせた?眼力?に関根勤が感嘆「お前バカだろ?って」

タレントの関根勤が27日、自身のユーチューブチャンネルを更新。フジテレビ元アナウンサーの阿部千代とともに、互いに共演経験の多いタモリとのエピソードを繰り広げた。 「笑っていいとも!」のテレフォンアナウンサーを務めた経歴を持つ阿部は「(タモリに)すっごく良くしていただきました」と告白。「生...

コメント(0)

名前
コメント
※必須
http://scoopire.net