タレントのタモリ（78）が15日、司会を務めるテレビ朝日の特番「タモリステーション」（15日後8・00）に出演。「いま沸騰する地球」とのサブタイトルで世界中の気候変動に迫り、視聴者から高評価を得た。

国連が「地球沸騰化の時代が到来した」と警鐘を鳴らすなど、世界的に記録的な酷暑となった今年。番組では地球規模で進行する気候変動をテーマに掲げ、異常気象がもたらした壊滅的な被害を徹底取材した。影響受けた生態系や、世界各地で猛威を振るった山火事、ハワイ・マウイ島での大規模火災など、気候変動が互いに悪影響をもたらし合う負の連鎖について丁寧に解説している。

硬いテーマの番組だが、タモリは視聴者目線で聞き役に回り、番組を円滑に進めた。番組の最後では「本当に今、危ない時点に差し掛かっていると思いますね。温暖化といっても、ものすごい色々な問題があって、関連付いている。ますます怖いですよね。まあ私のことですが、“前の世代も関係ない”“後の世代も関係ない”と生きてきましたが、こういうのを見ていると、何か次の世代にやらなきゃいけないと思うな。地球、本当に今、危ないところに来ていますね」と、しみじみ語って、番組を締めた。

この後、SNSでは同調する意見も多く飛び交い、「勉強になるなぁ」「考えさせられた」「タモリが出てなかったら見てない」など、好評な意見が大半を占めた。

一方で緩急の使い分けも絶妙。同局の安藤萌々アナウンサーが番組途中で「タモリさん」と呼びかける場面で「タモリやん」と“発言”。うまくごまかして、番組を進めようとしたが、「今、タモリやんって言わなかった？」と見逃さず、安藤アナは赤面。「言ったでしょ。じゃあ、タモリやんが入れますね」と返して、笑いも混ぜた。「タモリやん」発言はSNSでも“爆発”。真っ赤になった顔を隠す安藤アナの動画がSNSには登場し「真剣なトークから突然のコメディ（笑）」「俺も気になったw」「バラエティーもいけますね」などの投稿でも盛り上がった。

タモリは昨年末に、テレビ朝日「徹子の部屋」（月〜金曜後1・00）にゲスト出演。その際、黒柳徹子から「来年はどんな年になるでしょう？」と聞かれた際「新しい戦前になるんじゃないでしょうか」と答え、大きな反響を呼んだ。詳しい説明がなかった分、逆に視聴者が意味をかみしめることになり、深すぎるワードとしてSNSでも拡散。昨今は、タモリの「言葉」がより注目を集めている。

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