NHK大河ドラマ「どうする家康」（日曜後8・00）の主演を務める嵐の松本潤（40）に密着した同局特番「大河ドラマ舞台裏スペシャルもうひとつの“どうする家康”」が17日（後5・00〜6・00）に放送され、松本が撮影期間中にハードな減量に挑み、成功していたことが明らかになった。

＜※以下、ネタバレ有＞

松本は昨年6月5日にクランクイン、今年10月26日にクランクアップ。約1年5カ月にわたった大河初主演の長丁場を無事に完走した。

今年3月下旬、撮影スタート以来初となる1週間の休みが設けられた。しかし、松本は千葉県内のトレーニング施設で走っている。

目的は減量。目標は1週間で5キロ。フィジカルトレーナー・山坂元一氏とともに、1日9時間の過酷なメニューに立ち向かう姿が映し出された。食事は1食300カロリー以下に抑えた。

最愛の妻・瀬名（有村架純）と長男・松平信康（細田佳央太）を亡くした第25話「はるかに遠い夢」（7月2日）の後のタイミング。松本は「ここから中剃りになるのと、話的に（体を）絞ろうかと思って。前半戦は割と柔らかい性格だし、丸くしておいて、そこから絞って、シュッとしていたら面白いかな」と狙いを明かした。

トレーニング中の映像に「足りない。何もかもが足りない。もっと面白いはずだし、もっと創れるはずだし、もっと表現できるはずだと思っている自分がいるけど、振り返ると反省しかないし、まだ実ってない感じがする。これが最後の最後まで実らずじまいだったら、マジで…敗北でしかないから。そうじゃないようにしたいとは思っていますけどね」の“独白”もあった。

さらに「自分がそれを表現するとか、ものを創ることによって、誰かの役に立ちたい、誰かの心を豊かにしたい、誰かに彩りを与えたい、ということが一番じゃないですか。理想よ。そんなに甘いと思ってないから。でも、そんなことが人生の中で何度か人に対してできるんだったら、今回、自分が存在していた意味があるかな」と矜持も示した。

松本は4・8キロの減量に成功。山坂トレーナーは「凄いよ。よく落としましたね。4・8キロは頑張りましたね」と称えた。

収録は再開され、第26話「ぶらり富士遊覧」（7月9日）のラスト。家康は「信長を殺す。わしは、天下を獲る」――。その覚醒を、松本は改造した肉体とともに表現した。

今夜は15分拡大で最終回（第48話）「神の君へ」。徳川VS豊臣の最終決戦「大坂夏の陣」（慶長20年、1615年）が描かれる。

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