「テレビで観るのは、本当に久しぶりな気がする」

【画像】インスタでは、オシャレな日々を発信する市川実和子

小誌ドラマ好き記者がそう呟いたのは、女優の市川実和子（47）。作曲家・羽鳥善一（草磲剛）の妻・麻里を演じている彼女は……。

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映画『溺れるナイフ』を最後に映像作品への出演を休業

市川は15歳だった1991年にスカウトされ、モデルデビュー。独特な雰囲気で雑誌「Olive」や「anan」などの表紙を飾り、カリスマ的な人気を博した。

「97年の月9『ラブジェネレーション』では、キムタクの家に貼られたポスターの“謎の美女”として写真のみで出演し、話題になりました。翌98年にはパリコレにも出演。2歳下の妹・市川実日子も人気モデルです」（女性誌編集者）

劇中ではスズ子の良き相談相手（ドラマのHPより）

その後も、TBS系ドラマ『GOODLUCK!!』など話題作に出演してきたが、

「2016年の映画『溺れるナイフ』を最後に、ドラマや映画に出演していませんでした」（同前）

自身のSNSではプライベートな様子も公開

元カリスマモデルは一体、何をしていたのか。本人は、北欧雑貨サイトのYouTubeでこう語っている。

「正直、映像をちょっと休憩したいなと思っていた。仕事がなくなるのは怖かったけれど、5年間ですごく楽になった」

16年以降は主にモデル活動に専念。自身のインスタグラムでは趣味のお菓子教室通いなど、プライベートな様子も公開してきた。

「表参道のパンケーキ屋で“プチバイト”したり、フリーマーケットでキッチン雑貨を売ったり、気ままに過ごしていた。17年に歌手のムッシュかまやつが亡くなった際は、追悼企画でデュエット曲『二十才のころ』を再リリースしました」（事務所関係者）

ダメもとでオファーしたら、『OKです』と返事を頂いた

そして21年、5年に及ぶ「空白期間」を経て、映画『青葉家のテーブル』で女優として復帰。同作の松本壮史監督が明かす。

「主演の西田尚美さんの幼馴染みで、ちょっとカルチャー色の強い有名人という役どころでした。“緑色のパンツにピンクのトップスとか、原色の服を嫌味なく着こなせる人を”と考えた時、市川さんがピッタリだった。お休み中だと知っていたのでダメもとでオファーしたら、脚本を気に入って下さったようで『OKです』と返事を頂きました」

『ブギウギ』は7年ぶりのテレビドラマ

撮影中も、そのオーラは健在だったという。

「“ちょっとやりすぎだな”というくらい派手な服でも普通に着こなして、スタッフも『ウォー！』と興奮してました（笑）。それでいて、その服を着て生活しているかのような説得力がある。自然体の台詞廻しも本当に上手で、ブランクは全く感じませんでした。撮影で使った料理も『皆で食べようよ』と率先して言ってくれて。オーラはあるけど、究極にサバサバしていてカッコイイ人でした」（同前）

そして、7年ぶりに出演するテレビドラマが『ブギウギ』だったのだ。市川の事務所に休業理由などを尋ねたところ、担当者が「そんな大事（おおごと）ではないんです」。朝ドラの好演で、本人が懸念したような「仕事がなくなる」ことはなさそうだ。

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「週刊文春電子版」では、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』に関する大特集を展開している。ドラマやSMAPなどについて尋ねた草磲剛への60分に及ぶ直撃インタビュー、「週刊文春」記者が柳葉敏郎に叱られた場面など、『ブギウギ』にまつわる秘話を取り上げている。

（「週刊文春」編集部2023年12月21日号）

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