主演ドラマスタート、今春に『GTO』スペシャルも

円熟味がどんどん増していく近年の彼を見ていると、全盛期ばりに再ブレイクする兆しを感じます。

1月18日からスタートするドラマ『グレイトギフト』（テレビ朝日系）に主演する反町隆史さん。

1997年に竹野内豊さんとダブル主演した『ビーチボーイズ』（フジテレビ系）、1998年に単独主演した『GTO』（フジテレビ系）が、立て続けに社会現象化するほどの大ヒットとなり、時代の寵児となっていたのはご存知のとおり。

けれど、2000年代の主演作はスマッシュヒット止まりで、『ビーチボーイズ』や『GTO』に並ぶ代表作が生み出せない時期が長く続いていました。

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そんな反町さんですが、今年は大復活の機が熟しているのです。

昨年11月には妻・松嶋菜々子さんとの夫婦共演CMが解禁されて話題を集めましたが、まもなく前述の『グレイトギフト』がスタートし、今春には『GTO』がスペシャルドラマとして帰ってきます。

このいい流れができていることを考えると、満を持して「日曜劇場」作品に主演する日も近いのではないでしょうか。

期待されていなかった『相棒』で歴代最長記録更新

まずは反町さんの役者人生を振り返っていきましょう。

1994年の『毎度ゴメンなさぁい』（TBS系）でドラマデビュー。1995年に主要キャラとして出演した『未成年』が大ヒットしたことで、知名度を一気に高めます。

そして1997年の『ビーチボーイズ』は平均視聴率23％（関東地区、以下同）、最高視聴率26.5％を記録し、1998年の『GTO』は平均視聴率28.5％、最高視聴率35.7％と驚異的な数字を叩き出します。こうして90年代後半を代表する役者となったのです。

しかし、“イケメン俳優”というパブリックイメージから抜け出しきれず、2000年代に入るとその人気は失速ぎみに……。

2003年の主演作『ホットマン』（TBS系）などのスマッシュヒットはありましたが、『ビーチボーイズ』、『GTO』の全盛期に比べると、彼に向けられた世間の熱量は明らかにクールダウンしていました。

さすがに俳優としての需要が激減するというほどではなく、その後も主人公や重要キャラでのドラマ出演は続いていましたが、その時代を象徴するような、多くの視聴者の記憶に残る作品とは巡り合えない時代が長く続いていたのです。

そんな低迷期から脱する転機となったのは、あのご長寿刑事ドラマ『相棒』（テレビ朝日系）への出演でした。4代目相棒に抜擢された反町さんは、2015年から2022年までの7シーズンという長期に渡り、水谷豊さんとダブル主演したのです。

ただ、『相棒』ファンの方々は、反町さんが起用されると発表された当初、逆風が吹き荒れていたことを記憶しているのではないでしょうか。

というのも、当時はネットニュースやSNSなどで新相棒が誰になるのかという予想合戦が繰り広げられており、本命と目されていたのは仲間由紀恵さんだったのです。

そんななか反町さんが4代目相棒となることが発表されたため、“仲間由紀恵のスケジュールが抑えられなかったので、4代目・反町は5代目・仲間を迎え入れるまでの繋ぎの相棒”という噂が、まことしやかに囁かれていたこともあったほど。実際に当時はそのような論旨で、1シーズンで降板する短命の相棒になるだろうと予想しているネットニュース記事も出ていました。

ですがフタを開けてみれば、反町さんは相棒の歴代最長記録を更新。

これをきっかけに、今後どんどんドラマ出演が増え、復活を果たすかもしれません。

後編『反町隆史が1月公開のドラマで再ブレイクする「納得の理由」…妻・松嶋菜々子との共演も解禁され勢いが止まらない』で詳しく解説します。

外部サイト 反町隆史が1月公開のドラマで再ブレイクする「納得の理由」…妻・松嶋菜々子との共演も解禁され再評価の流れ 芦田愛菜が準主役ばかりやる「納得の理由」…主演オファーも来てるはずなのに 来年スタートの『ドラゴンボール』新作に一抹の不安…過去の作品で「失敗した手法」を使っていた

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