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松本人志の騒動、大御所も見て見ぬふりか 吉本興業の元常務が説明

松本人志の騒動、大御所も見て見ぬふりか 吉本興業の元常務が説明

見て見ぬふりする先輩芸人たち

いまだ収まる気配がない、「ダウンタウン」松本人志をめぐる一連の騒動。ここまで騒ぎが大きくなった要因としては、吉本興業の対応の拙さが指摘されている。迷走する古巣の現状に対し、吉本興業を全国区に押し上げ「ミスター吉本」と呼ばれたOBは何を思うのか。

前編記事『「松本くん、このままやめなさい」…吉本興業の大物OBが松本人志に「引退勧告」』に続き、松本に引退をすすめる理由、松本が“裸の王様”になってしまった背景にある吉本興業の構造的な問題について、同社常務をつとめた木村政雄氏が明かす。

吉本興業の元常務・木村政雄氏(写真:岡田康且)

――吉本興業の現経営トップ陣は松本さんの元マネジャーであり、対等に意見を交わせるのか不明なところもあります。ただし、それでも厳しく意見すべきだったということですよね。

「もちろん。企業のトップですからね」

――吉本興業の歴史上、ここまで一人のタレントさんにモノが言えない体制は初めてですか。

「そうしたことはなかったですね」

――松本さんより年上の芸人さんはいます。そうした大御所の方も言えないということでしょうか。

「『見て見ぬふりをしている』ということですよね。そこで嫌われても(かまわない)という先輩がいなかったことは、ある種不幸なことだったかもしれませんよね。

まぁ、(明石家)さんまくんはいるんですけどね。彼はマイペースですから。関わったりはしないんでしょうけど」

――松本さんに意見が言えない。これには会社の構造的な問題もありますか。

NSCができた弊害

「『師匠と弟子』というパターンでしか、芸能界にデビューできなかった時代がありました。しかし、NSC(吉本総合芸能学院)というものができて、師匠というものがいなくなった。「面白かったら勝ち」みたいなことになり、意見する人もいない。この影響はあると思います」

――プライベートについて事務所側は注意しないのでしょうか。

「破天荒なところが面白い。そこを殺してしまうと元も子もない。一般の社会常識に比べて、多少ゆるいところはあると思います。ただし、テレビに出ている以上、最低限のモラルは要求されますよね。それは仕方ない話です」

――相方の浜田(雅功)さんが言うべきでしたか。

「どうなんでしょう。二人の『本当の仲』のことはよくわかりません」

松本人志の騒動、大御所も見て見ぬふりか 吉本興業の元常務が説明 Photobygettyimages

文春の第一報を受け、吉本興業は「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」と疑惑を全面否定していた。

しかし、新たに「当社所属タレントらがかかわったとされる会合に参加された複数の女性が精神的苦痛を被っていたとされる旨の記事に接し、当社としては、真摯に対応すべき問題であると認識しております」とのコメントを発表。

当初、吉本興業は松本と一蓮托生で文春側と戦うと思われていたが、ここにきて変化を見せている。

――吉本の対応が変わりました。

「変わってきていますよね。いまはコンプライアンス委員会とかもあるんですよね。『このままではまずいよ』とかなり言われたのではないか」

――テレビ局の対応についてどう考えますか。本誌の取材に対し、NHKの稲葉延雄会長は「いまは人権が何よりも優先される。報道が出た時点で起用するのは難しい」と明言していました。

収録済みの番組を放送すべきではない

「当然だと思います。まずは出演を取り消して、その間に謹慎なりするというのが本来の順序でしょうね」

――活動自粛といいながら、テレビでは収録済みの番組が放送されています。それに違和感を抱く視聴者もいるようです。

「もちろんコストがかかるので大変ではありますが、放送自体もやめたほうがいいと思いますよ。新たに収録しなければいけないなどテレビ局側の事情もあるんでしょうが、放送するべきではなかったと思います。(視聴者は)違和感がありますよね。特にお笑いですから。笑えないですよね」

――社名の表示をやめる企業もありました。スポンサーの対応はどう見ていますか。

「企業は自社の商品を愛してもらうためにCMを打っているわけですからね。そこに反社会的な事件を起こしたかもしれない人間が出たらまずいでしょう。企業イメージは悪くなりますからね」

――「芸能界をやめるべき」とのことですが、その理由について教えてください。

「60歳だと枯れていくというか、本来説教しなきゃいけない立場ですよね。

松本くんが(以前から)『やめる』と言っていたのも、潮時だと考えていたのかもしれません。60という年齢は定年ですもん。さんまくんみたいな人間もいますけど、年齢も関係あると思いますよ。

紳助くんのときは、彼自身が悟った部分もあったのでしょう。松本くんにしても、このままやめたほうがイメージも保てると思います。

時代の変化を自覚しとかないといけないですよ。やすしさんの時代とは違う。いまは『あいつ破天荒でおもろいな』とは言ってくれませんからね」

――裁判の結果がどうあれ、このまま引退すべきですか。

松本人志の代わりは必ず出てくる

「次の世代を背負う若い人間が出てくると思います。そういうもんですよ、世の中は。ほかのタレントは、その地位を狙えるチャンスが出てきたと考えた方がいいんじゃないですか」

――松本さんの代わりになるのは誰だと思いますか。

「わかりません。ただ、若い人にとってこれはチャンスです」

――もし木村さんが現在の経営トップであれば、「松本さんを守ろう」ではなく、新しい体制作りを目指しますか。

「次に向かったほうがいいと思います。新しい松本くんになるような中心バッターを育てなければいけないじゃないですかね。そういうもんですよ、世の中は。

この人がいなくなったらダメになるということは絶対にない。スポーツの世界もそうでしょう。4番バッターが打てないのに、いつまでも居座っていたらチームは負けますよ」

・・・・・

【もっと読む】『松本人志が「文春裁判」のあと、芸能界を引退する可能性…テレビ出演を辞めて始めるかもしれない「意外なこと」』

松本人志の騒動、大御所も見て見ぬふりか 吉本興業の元常務が説明 外部サイト 松本人志が「文春裁判」のあと、芸能界を引退する可能性…テレビ出演を辞めて始めるかもしれない「意外なこと」 「松本くん、このままやめなさい」…吉本興業の大物OBが松本人志に「引退勧告」 テレビ局が「松本人志の後継者」として「使いづらい」と考えている芸人の「意外な名前」

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