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元TBS女性アナ・伊東楓さんが「画家」に転身、波乱の半生を本人に聞いた

元TBS女性アナ・伊東楓さんが「画家」に転身、波乱の半生を本人に聞いた (全10枚)

 TBSの女子アナが画家に――。

異例の転身をとげた伊東楓さん(30)は、現在ドイツに拠点を置き創作活動を行っている。しかし’21年2月にTBSを退社し同年10月に単身で移住した当初は、トラブルの連続だった。伊東さんの波乱の半生を、【前編:TBS女子アナが画家へ異例転身「坂上忍と伊集院光が後押し」】に続き本人の言葉で振り返りたい。

「当初は3ヵ月の語学留学制度でドイツに渡ったため学生寮に住んでいましたが、その後はなかなか家が見つからなかった。口座を作るのにも時間がかかりました。

ホテルに泊まった時に、言いがかりをつけられたこともあります。『部屋のミニバーの中身を全部飲み食いした』と、クレジットカードから勝手に2万円を引き落とされたんです。私1人で、冷蔵庫にあるものをすべて飲み食いできるワケないじゃないですか。何事もガマンしがちな日本人の足元を見られるのが悔しくて、『弁護士を通じて抗議する』と訴えるとスグに2万円が返金されました」

自分を「画家」と言えない……

画家としても苦悩する。

「TBSを辞めた直後は、天井のなくなった自分の可能性に『どこまで飛べるんだろう』とワクワクした気持ちでした。しかしドイツに渡ると芸術を大切にするお国柄ゆえかコンプレックスを感じ始め、自分のことを『画家』とは言えなかった。絵画の専門的な学校も行っていないし、技術をしっかり学んだワケではありませんでしたから。悶々とした日々を送っていたんです」

好転のキッカケは昨年1月に訪れる。ツテのないユニクロのドイツ法人COO(最高執行責任者)へ自らメールを送り、アポイントを取りつけ作品を持ち込んでプレゼン。単独の飛び込み営業で、伊東さんのデザインが採用された商品が販売されることになったのだ。

「当然、ユニクロの現地スタッフは私を誰だか知りません。日本にいた時のように元女子アナという『ゲタ』は履かせてもらない。そんな私の原画を見て、スタッフは『コラボレーションしていい』と言ってくれたんです。『カエデの絵はここが特徴だから、そこを推していきたい』と。元女子アナでなく1人のアーティストとして初めて評価され、とても嬉しかったですね。それからです。自分を『画家』と呼べるようになったのは」

伊東さんのデザインは大好評で、商品が販売された日本文化のキャンペーン期間は2ヵ月ほど延長された。しかし……。

「画家として悩みがなくなったワケではありません。昨年の夏、日本でも私の夢を形にした作品を見てもらおうと、以前からご縁のあった大企業に企画を持ち込んだ時のことです。最初はスムーズに話が進んだのですが、会社の抱える問題を解決できるような企画書を出してほしいと言われ……。

本当に悩みました。相手に合わせて仕事をしているのでは、サラリーマン時代と一緒ではないかと。2ヵ月間友人からのLINEやメールも遮断し、たった1人で考え続けました。悩み抜いた末に答えが出ます。相手に好かれようとするスタンスではなく、自分のやりたいことをやろう。私に賛同してくれる方をパートナーにしようと。その企業には丁寧に説明して、リセットしていただきました」

伊東さんはネガティブな思考の時に「メッチャいい絵ができる」と話す。

「見知らぬ土地での生活で、けっこう心が病むこともあります。それを友人に伝えると『大丈夫?』と本気で心配してくれますが、私にとって悩み苦しむことは創作活動の一環でもあるんです。『負けたくない』『強くなれ!』と鼓舞する気持ちが、モチベーションになりますからね。自分の弱さやダメさを素直に表現しようと思っています」

「普通の恋は難しいかな」

1月28日まで東京・銀座で開いた個展では世界で苦闘する日本人としての姿を、作品を通じて感じてほしかったという。富山県高岡市出身の伊東さんには大きなプロジェクトが控えている。

「年末年始は地元にいたんですが、能登半島を襲った大きな地震に見舞われました。実家も階段や2階の壁にヒビが入ったんです。被災地のために何かできないかと考えた時に話がまとまったのが、地元の酒蔵さんたちと協力して『復興ボトル』のラベルを作ることでした。私も日本酒が好きで……。現在16の日本酒ラベルを作成しています」

最後に今後の目標を聞くと「う〜ん」と一瞬悩んでから、笑ってこう答えた。

「決まってないですね。私は走りながら考えるタイプなので。外国では日本人がとてもリスペクトされます。ドイツに行って、日本人の素晴らしさを再認識しました。日本人として世界で戦う野心だけはあります。恋もしましたが、なかなか上手くいきません。ドイツだったり日本だったりと旅を続けているので、普通の恋愛は難しいかな」

元女子アナの華やかな笑顔には、海外で揉まれ苦悩し培われた力強さが加わっていた。

元TBS女性アナ・伊東楓さんが「画家」に転身、波乱の半生を本人に聞いた 外部サイト 【前編】坂上忍が後押し…伊東楓「TBS女子アナが画家へ転身」ドイツでの孤独な戦い 「苦しみの連続」…画家へ転身した元TBS女子アナ「大胆なポーズ!」美しき素顔写真 女子アナ時代からイメージ激変…!画家へ転身・伊東楓「ドイツでド派手な金髪」画像

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