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小学館の「編集者一同」異例の声明「読んでて目頭が熱くなりました」

小学館の「編集者一同」異例の声明「読んでて目頭が熱くなりました」

昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死したことに受け、8日、小学館の雑誌「プチコミック」公式サイトが「作家の皆様読者の皆様関係者の皆様へ」として同社「第一コミック局編集者一同」名義の声明を発表した。

声明は「芦原妃名子先生の訃報に接し、私たち第一コミック局編集者一同は、深い悲しみと共に、強い悔恨の中にいます」と書き出し、「本メッセージは、我々現場の編集者が書いているものです」と前置き。編集者としての芦原さんへの思いや、読者・作家への謝罪、再発防止への取り組みなどをしたためた。

X(旧ツイッター)では「月刊フラワーズ編集部」「小学館&フラワー編集部」「ベツコミ編集部」「Sho-Comi編集部」「Cheese!編集部」「ちゃお編集部」など小学館で刊行される漫画誌のアカウントを始め、「小学館ジュニア文庫公式」など漫画誌以外のアカウントも続々と声明が掲載されたサイトを引用投稿。プチコミック編集部のアカウントでは「これは、プチコミックが所属する第一コミック局という少女・女性漫画の編集部員全員で作り上げた文章です。長いですがどうぞ最後までお読みください」と呼びかけた。

小学館本体も、公式サイトで声明を引用し「今回のような事態となったことは痛恨の極み」とした。

ファンやフォロワーからは「小学館という組織の中にも、戦っている人はいるということだよね…」「現場の編集さん方は本当にお辛いと思うけれど、こうして声を上げてくださったこと大きい一歩だと思う」「読んでて目頭が熱くなりました」「傷ついていらっしゃるでしょうね、会社の有り様に。メッセージ出してくださってありがとう」「とても勇気が必要だったと思う」「泣いた。俺は血の通ったコメントだと思いました」「編集部だけでコメントを出した事に執念を感じた」などの声が集まった。

メッセージでは、前置きに続いて「芦原先生は、皆様が作品を読んでご想像されるとおり、とても誠実で優しい方でした。そして、常にフェアな方でもありました」と芦原さんの人柄に触れ、原作者の権利について説明したうえで「今回、その当然守られてしかるべき原作者の権利を主張された芦原先生が非業の死を遂げられました」と記し、ドラマ化に至るまでの経緯を説明。

そのうえで「著者の意向が尊重されることは当たり前のことであり、断じて我が儘や鬱陶しい行為などではありません。守られるべき権利を守りたいと声を上げることに、勇気が必要な状況であってはならない」とし、「私たち編集者がついていながら、このようなことを感じさせたことが悔やまれてなりません」と悔しさをにじませた。

また「著者である芦原先生のご意向を、ドラマ制作サイドに対し小学館がきちんと伝えられていたのかという疑念が一部上がっておりますことも承知しております」と一部で出ている推察についても言及。「その件について簡潔にご説明申し上げるならば、先の2023年8月31日付の芦原先生のコメントが、ドラマ放送開始日2023年10月22日よりも2か月近く前に書かれ、そしてドラマ放送開始前に7巻が発売されているという時系列からも、ドラマ制作にあたってくださっていたスタッフの皆様にはご意向が伝わっていた状況は事実かと思います」と説明した。

そして、読者や作家に向けて「申し訳ありませんでした」と謝罪。「プチコミック編集部が芦原妃名子先生に寄り添い、共にあったと信じてくださったこと、感謝に堪えません。その優しさに甘えず、これまで以上に漫画家の皆様に安心して作品を作っていただくため、私たちは対策を考え続けます」とし、「本メッセージを書くにあたり、『これは誰かを傷つける結果にならないか』『今の私たちの立場で発信してはいけない言葉なのではないか』『私たちの気持ち表明にならぬよう』『感情的にならぬよう』「冷静な文章を……』と皆で熟慮を重ねて参りました」と公表のタイミングや内容を熟慮していたとし、「それでもどうしてもどうしても、私たちにも寂しいと言わせてください。寂しいです、先生」と締めくくった。

芦原さんは1994年に別冊少女コミックの「その話おことわりします」で漫画家デビュー。03年から連載された「砂時計」は05年に小学館漫画賞を受賞。ドラマ化や映画化もされ、累計700万部を突破する大ヒットとなった。13年には「Piece」で自身2度目となる小学館漫画賞を受賞。こちらも後にドラマ化された。

今年1月26日にXの投稿で、「色々悩んだのですが、今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情を、小学館とご相談した上で、お伝えする事になりました」と投稿。「セクシー田中さん」のドラマ化にあたって“必ず漫画に忠実に”などの条件が守られていなかったことを明かし、自ら9、10話の脚本を手がけることになったと説明した。視聴者に向けて謝罪したが、28日に当該の投稿を削除。ブログも閉鎖した。

日本テレビはドラマの公式サイトを通じて哀悼の意を表し、「2023年10月期の日曜ドラマ『セクシー田中さん』につきまして、日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただいた脚本を決定原稿として、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております」と説明した。

小学館の「編集者一同」異例の声明「読んでて目頭が熱くなりました」 /img/cmn/btn_share_x.svg /img/cmn/btn_share_fb.svg リンクをコピーする みんなの感想は? 外部サイト アンタ柴田6月に生まれた子はファンキー加藤の子「DNA鑑定もした」ダブル不倫&妊娠騒動 山本耕史結婚後に水道代が3倍に!新妻・堀北真希が1日3回… 柏木由紀「ライブ中トイレ行きたくなったらどうする?」に回答「私、こんな17年間AKBやってきて…」 「小学館の本は買わない」ネット大論争社外発信予定なしの方針に怒りの不買「作家さんが困る」意見も

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