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「私の離婚のときはプロデューサーに…」磯野貴理子が明かす、『はやく起きた朝は…』での番組秘話〈30周年〉

『おそく起きた朝は…』『おそく起きた昼は…』と、タイトルと放送枠を変えながら30周年を迎える人気番組『はやく起きた朝は…』。出演者の磯野貴理子さん、松居直美さん、森尾由美さんは、結婚・出産・離婚など、それぞれの人生の節目を番組で共有してきた。

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そんな飾らないおしゃべりで今や親子3代のファンを生んでいる『はや朝』30周年を記念し、磯野貴理子さんに番組秘話をお聞きした。(全2回の1回目/続きを読む)

◆◆◆

初めて会った時から今みたいに3人で話していた

――『はやく起きた朝は…』放送開始30年、おめでとうございます。早速ですが、最初に番組の話があった時、どう思われましたか。

磯野貴理子さん(以下、磯野)素直に嬉しかったです。まだ全員20代だったんですよ。

「私の離婚のときはプロデューサーに…」磯野貴理子が明かす、『はやく起きた朝は…』での番組秘話〈30周年〉
磯野貴理子さん

――松居直美さん、森尾由美さんとは番組がはじまる前から親交があったのでしょうか。

磯野直美ちゃんはたまにバラエティ番組で会うくらいで、由美ちゃんはこの番組が初対面でしたね。

――はじめて3人で顔合わせした時から今のように仲良くなれたのでしょうか。

磯野今でも忘れない、フジテレビのリハーサル室で番組のシミュレーションみたいなことをした時が最初だったんです。その時から今みたいに普通に3人でしゃべれたんですよね。

――すぐに息が合ったんですね。

磯野女性ってそういうところあるじゃない?初めて同士でもわりと喋れちゃうの。メイク室が一緒だったから3人でいろいろ喋ってたら、スタッフが「まぁまぁ、そんなに話さないで」って止めにくるくらいだったの。

――「本番にいい話はとっておいて」という感じで。

磯野そうそう。「もったいないから」って言われて。なんか喋ってたら話が止まらなくなっちゃうのよね。

「この番組は音楽番組だぞ」番組開始後に知って驚き

――磯野さんがセンターで話を展開していくことに緊張はありましたか。

磯野特にありませんでした。初期は今みたいな形じゃなくて、それぞれの思い出の曲をかけて、その曲にまつわるエピソードを披露する番組で、今と全く違ったんです。

だいぶ経った後にプロデューサーから、「この番組は音楽番組だぞ」って言われて、3人で「えっ、そうだったの!?」って驚いたことがあって。

――最初は今とは違うスタイルで番組がはじまっていたんですね。磯野さんはどんな曲をセレクトされていたんですか。

磯野よく覚えてるのはトシちゃん(田原俊彦さん)の『ハッとして!Good』かな。もちろん他にもいっぱいかけたと思うんだけど。

――『ハッとして!Good』のエピソードトークはどんなものを?

磯野海に行った時、お友だちが当時流行っていたハイレグ水着を着てたのね。そうしたら若い男の子が、「毛出てるぞ」って声をかけてきて。それでハッとなった友だちが、グッと股間に毛をしまったのよ。だから、「ハッとしてグッと」。しょうもないでしょ(笑)。

いまだに手書きのハガキをいただくありがたさ

――「音楽番組」から、視聴者のハガキを読むスタイルへと大きく変わったことで、どんな変化がありましたか。

磯野音楽は好きだけどハガキの方がやりやすくなりましたね。皆さんからの不平・不満・愚痴をもとに喋る方が、話が広がりますし。思い出の曲をかけて、となるとやっぱり限度があって、さっきみたいなこじつけの話が増えちゃうから。

――視聴者の反応がいいから、今のスタイルが定着したところもありますよね。

磯野そうでしょうね。このデジタルの時代に、いまだに手書きのハガキをたくさん、いただきますから。

それに、ハガキ代もまた上がるでしょう。今まで値上げがあっても、それでもずっと送ってくださっている。本当にありがたいです。

喋る内容にNGは一切なし

――2019年には、離婚を番組で発表されました。プライベートなことを公表することに迷いはなかったですか。

磯野何もなかったですね。

――『はやく起きた朝は…』で話すことは自然なことでしたか。

磯野みんなそうよ。由美ちゃんも「妊娠しました」って番組で話したし、直美ちゃんも「私、結婚してみるよ」ってあの場で言ったの。それで妊娠して出産したことも話したしね。それがあそこでは自然なことになってるのよ。

――喋る内容で事前にNGなこともないですか。

磯野昔はよく「台本はあるんですか?」って聞かれたけど、そんなの一切なくて。スタッフから「これは喋っちゃダメ」とか「やめてくれ」って言われたことは一切ないんです。

――信頼関係があるんですね。

磯野そうですね。だから逆に、「これを話してほしい」もないですよ。ただ、さすがに私の離婚のときは、プロデューサーに「離婚しますので番組で発表したいんですけどいいですか?」とは聞きました。その時も、「どうぞどうぞ」でしたね。

――松居さん、森尾さんにも事前にお話はされていた?

磯野言わない言わない。あの場で初めて言ったの。ただ私が気をつけようと思ってたのは、暗くならないこと。朝のさわやかな番組だと思ってるから、悲しい感じは嫌だなって。

30年で1度だけ、プロデューサーからリクエストが

――SNSでは、離婚を発表した時の動画に「心を打たれた」といった声が寄せられていました。

磯野私、SNSはひとつもやってなくて。ただ、話題になったことはさすがに耳に入ってきてたけど(笑)。

――エゴサーチもしないですか。

磯野しないしない。だって、私は絶対褒められてないから。分かるから、見ない(笑)。

――離婚のものだけでなく、BTSのダンスを披露された動画も「元気になる」と話題になっていました。

磯野ああ、嬉しい。なら良かった(笑)。

――『はやく起きた朝は…』ではさわやかさを大切にされているということですが、他に気をつけていることはありますか?

磯野今思い出したんだけど、昔、番組が1社提供になったことがあったのね。その時、30年で1度だけ、プロデューサーからリクエストがあって。それが、「カフェオレとクロワッサンの香りがする番組にしてくれ」だったの。

――むずかしいリクエストですね。

磯野私はお酒が大好きだったから、どうしても焼酎の匂いがしちゃうのよね。酒飲んで二日酔いになってベロンベロンになったとか、そういう話が多かったから。だからその注文は難しかったです。というか、私には無理でした(笑)。

何してもそのまま放送されるのが番組の魅力

――30年は長い時間だと思いますが、実際にひとつの番組を継続してみていかがですか。

磯野続けようと思って頑張ってきたわけじゃなくて、気がついたら続いてて30年経ってた、というのが素直な気持ちですね。

――磯野さんはさまざまな番組にご出演されていますが、他の番組とは違う『はやく起きた朝は…』の魅力はなんだと思いますか。

磯野何したっていいのね。だから踊ったりしちゃうし。

前に、アイルランドの笛を買ってきて、その笛でヤクルトスワローズの『東京音頭』を吹いたことがあったの。私、ヤクルトファンだから。音も外しながらめちゃくちゃだったんけど、それ、全部そのまま放送されてたことがあってね。

――自由ですね。

磯野もうちょっと編集してくれると思ってたから、あれはびっくりした。「放送事故じゃない?あの回」って言ったら、構成作家の人が、「他にこんな番組ないでしょ?」って。それは救われましたね。

写真=鈴木七絵/文藝春秋

〈「2人には迷惑をかけましたね」磯野貴理子が語る、共演者の松居直美・森尾由美との意外な関係性〈『はやく起きた朝は…』30周年〉〉へ続く

(小泉なつみ)

「私の離婚のときはプロデューサーに…」磯野貴理子が明かす、『はやく起きた朝は…』での番組秘話〈30周年〉 /img/cmn/btn_share_x.svg /img/cmn/btn_share_fb.svg リンクをコピーする みんなの感想は? 外部サイト 【続きを読む】「2人には迷惑をかけましたね」磯野貴理子が語る、共演者の松居直美・森尾由美との意外な関係性〈『はやく起きた朝は…』30周年〉 【画像】60歳になった磯野貴理子の撮り下ろしグラビア写真を全部見る 母が88歳で緊急入院→要介護4認定→往復6時間の「遠距離介護」…柴田理恵(64)があえて“同居しない介護”を選んだワケ

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