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フジテレビ「新しいカギ」の評判が急上昇 令和の「学校へ行こう」に?

フジテレビ「新しいカギ」の評判が急上昇 令和の「学校へ行こう」に? (全2枚)

“土8”わずか2年半での大躍進

『オレたちひょうきん族』『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』『めちゃ×2イケてるッ!』などが放送されたフジテレビ伝統の“土8”がついに復活か。そう思わせるほど、このところ『新しいカギ』の評判が急上昇している。

その象徴的な出来事が、今夏に放送される『FNS27時間テレビ』の総合司会をチョコレートプラネット、霜降り明星、ハナコが務めることが決まったこと。総合演出の田中良樹、杉野幹典も含め、『新しいカギ』をベースにした構成になるという。

これまで『オレたちひょうきん族』『笑っていいとも!』『平成教育委員会』『HEY!HEY!HEY!MUSICCHAMP』『SMAP×SMAP』『めちゃ×2イケてるッ!』『クイズ!ヘキサゴン?』『千鳥の鬼レンチャン』などフジテレビを代表するバラエティが担ってきたポジションだけに、“土8”での放送がはじまって2年半で早くもトップに登り詰めた様子がうかがえる。

振り返ると同番組は2021年4月に金曜20時台でレギュラー放送をスタートしたが、当時はコントメインの構成。しかし、視聴率・評判ともに低調で、同年10月に土曜20時台へ移動したあとも、ゲームコーナーやロケの割合を増やすなど試行錯誤を続けていた。

転機となったのは2022年11月に初放送された「学校かくれんぼ」。芸能人vs.学生のかくれんぼ対決はすぐに若年層を中心に話題を集め、2023年以降はほぼ毎月放送されている。

TBSも“学校”特番を放送していた

勢いに乗った制作サイドは、「高校バスケ全国制覇への道」「高校生クイズ何問目?」「学校の先生と漫才グランプリ」「長の水博士MADロボ部」「学校きもだめし」「キングオブ先生とコント」「生徒のために先生が走る!学校駅伝」「ティーチャーを探せ!」と学校絡みの企画を連発。学校企画がメインで、コントはサブという構成がすっかり定着し、視聴者の間でも業界内でも、「もはや令和の『学校へ行こう!』ではないか」という声があがっている。

その『学校へ行こう!』はTBSで1997年10月から2021年10月まで24年に渡って放送された学校がテーマのバラエティ。2008年9月にレギュラー放送が終了したあとも、2015年に特番として復活し、以降2021年までほぼ毎年放送されていた。メインキャストはアイドルのV6だったが、主役は学生たちであり、「学校生活を明るく楽しくしよう」「学生の笑顔が見たい」というムードは現在の『新しいカギ』と共通している。

V6は『学校へ行こう!』終了直後の2021年11月1日で解散。つまり、同番組の復活は事実上、不可能なのだが、TBSは1年後の2022年11月に『学校中を笑わせよう!』というゴールデン特番を放送していた。

そのコンセプトは「さまざまな悩みを持つ高校生を人気芸能人がプロデュース!自分の殻を破り、大変身を遂げることはできるのか!?全国の学校に笑いを届ける令和の学生応援バラエティ」。つんく♂主催の新しい合唱コンクールと、悩みを抱える高校生のために芸人がオリジナル歌詞を作る企画が放送された。

注目すべきは、その2022年11月は、奇しくも『新しいカギ』の「学校かくれんぼ」初放送と同じタイミングであること。どちらの番組からも「コロナ禍が長期化し、学園祭、体育祭、修学旅行、部活動の大会などが軒並み中止・縮小され、悲しい思いをした学生たちを笑顔にしたい」という制作サイドの意図が感じられた。

『学校へ行こう』終了1年後の明暗

もちろん民放各局は営利企業である以上、「収入を得るために学校がテーマのバラエティを選んだ」という意図もある。2020年代に入ってから広告取引の現場では、ネットメディアが報じている個人視聴率(全体)や世帯視聴率よりも細かい指標が使われるようになっていた。特に「コア層(主に13〜49歳)やC層(4〜12歳)の個人視聴率が獲れる番組はスポンサーに困らない」と言われ、学校がテーマのバラエティはまさにこの層が狙える。

だからこそTBSは『学校へ行こう!』の終了とV6の解散から1年の節目に『学校中を笑わせよう!』を放送し、フジテレビはTBSの動きがなかったからこそチャンスを見出したという感があった。

しかし、TBSはその後、学校がテーマのバラエティをレギュラー化せず、フジテレビは前述したように新たな企画を次々に投入している。その結果、中高年層にとって「学校がテーマのバラエティ」と言えばいまだにTBSである一方、すでに若年層にとってはフジテレビのイメージが強くなっているのだ。

振り返ると、『学校中を笑わせよう!』は2022年8月に深夜帯で放送されたあと、3ヵ月後の11月には早くもゴールデン特番に昇格。明らかにレギュラー化に向けたテストの意味合いが感じられた。しかし、思っていたほどの結果が得られなかったのか、わずか1回のテストで見切りをつけてしまったことが惜しまれる。

TBSの局内には学校がテーマのバラエティにまつわる制作ノウハウがあるだろう。だからこそ『新しいカギ』のようにトライアンドエラーを重ねながらヒット企画を探していく、腰を据えた編成戦略があれば立場は逆転していたかもしれない。

芸人たちが笑いより学生を前面に

フジテレビは腰を据えた編成戦略が奏功した形だが、演出面でも「なるほど」と思わせるものがあった。それは3組7人の芸人がメインの番組でありながら、学校がテーマの企画では、一歩引いて学生たちを主役としてフィーチャーしていること。画面は学生たちの笑顔や仲間と楽しむ姿であふれ、笑いよりも「青春」を感じさせられる。

一方、『学校へ行こう!』はアイドルがメインの番組でありながら、強烈な個性を持つ学生をフィーチャーして笑いを誘うシーンが目立っていた。これはフジテレビが時代や視聴者ニーズの変化に合わせて変えているところだろう。いずれにしても『新しいカギ』の企画は、若年層にとって「自分も参加している感覚で見やすい」、彼らの親世代が「懐かしくも微笑ましい番組として見やすい」ものになっている。

『新しいカギ』は16日も「学校対決2時間SP」と題して、「学校かくれんぼ」「キングオブ先生とコント」の2本立てを放送。とりわけ前者には永野芽郁と山田裕貴が参戦するというから、学生たちの喜ぶ姿が目に浮かぶ。2人は翌々日に最終話が放送されるドラマ『君が心をくれたから』の番宣絡みだが、学生たちには関係ない。むしろ番宣絡みだからこそ2人に会えるチャンスが生まれ、「自分の学校に来てくれた」「ここに隠れていた」という特別な思い出となり得るのだから、今後もドラマの制作サイドと連携して有効活用されていくだろう。

「学校かくれんぼ」に限らずさまざまな企画に「全国の学校から応募が殺到している」ようであり、「日本全国の学生たちが出演する」という今夏の『FNS27時間テレビ』を経て、その熱はさらに増していくのかもしれない。

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