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橋爪功さんが『徹子の部屋』に出演、高校時代からの友、仲本工事さんとの秘話を語る。「高校1年のときに父と死別。大阪から東京へ移り、俳優の道へ」

橋爪功さんが『徹子の部屋』に出演、高校時代からの友、仲本工事さんとの秘話を語る。「高校1年のときに父と死別。大阪から東京へ移り、俳優の道へ」

2023年1月12日(木)の『徹子の部屋』に俳優の橋爪功さんが登場。昨年急逝した仲本工事さんは高校時代からの友人とのことで、デビュー前の秘話を明かします。さらに、1月14日(土)よりスタートする高橋一生さんが主演を務める土曜ナイトドラマ「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱」(テレビ朝日系)では父親役として出演。2021年に行われた舞台『フェイクスピア』での共演以降、橋爪さんは高橋さんにベタぼれとのことで、2人の不思議な関係性も明らかに。今回は、橋爪さんが学生時代から俳優人生を振り返った、『婦人公論』2022年9月号掲載のインタビュー記事を再配信します。******演劇の世界で時代を切り拓き、第一線を走り続けるスターたち。その人生に訪れた「3つの転機」とは――。半世紀にわたり彼らの仕事を見つめ、綴ってきた、エッセイストの関容子が訊く。第8回は俳優の橋爪功さん。俳優・演出家の芥川比呂志さんと出会ったことが大きな転機で、ずっと芥川さんの腰巾着でしたと語る橋爪さん。幼い頃から父親に大阪の歌舞伎座に連れて行ってもらっていたそうで――。(撮影:岡本隆史)

【写真】1974年の橋爪さん。ローラースケートを履いた大阪弁の役だった

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「あの芥川さんが憶えてくれてた!」

時折、片頬に笑いを浮かべたりしながら、ただ者ではない人物を巧みに演じる橋爪功さん。それでいて不思議な男の色気が漂って、いいなぁ、と強く印象づけられる。

文学座研究生時代から劇団「雲」、演劇集団「円」を通じて、俳優・演出家の芥川比呂志との出会いが、今日の橋爪さんを創った、と言えるのではないだろうか。

――まったくそうですね。他には考えられない。芥川さんと出会ったことが大きな転機で、あとはとりわけ目立った転機はないね。

大阪の東住吉区で生まれて、高校一年のときに父と死別、それで母親と、兄のいる東京へ。卒業の翌年に文学座が10年ぶりに研究生を募集してたんで、応募してみた。すごい倍率だったけど、合格。

最初の授業のとき、芥川さんに「橋爪君、ここを読んでごらん」って指名されて、「あぁ、あの芥川さんが僕の名前を憶えてくれてた!」と……。これにはオチがあってね、芥川さんは全員の名を覚えてた(笑)。でも僕はずっと芥川さんの腰巾着でしたね。

講義に杉村春子先生がいらしたとき、お住まいが文学座アトリエの敷地内だから、サンペイって名前の狆(ちん)を抱きながら僕らの前にすわっていらした。僕は最前列のこわれかけて沈み込むソファーにいたから、ちょうど目線が先生の膝のあたりに来る。

しばらくしたら、先生がスカートの裾をスーッとお直しになったのね。僕は19だったけど、何か目線がいやらしかったんでしょう(笑)。普段は、小津映画の役々で見てるような世話っぽい感じじゃなくて、華やかな方でしたよ。もう50代くらいでしたけど。

その後、研究所から劇団に10人残るんですがね、僕はどうも落ちてたらしい。けど、芥川さんが僕の身軽な動きを見て、「ああいうサルみたいなのが一人いてもいいね」って(笑)。まぁなんとか残れたらしい。

橋爪さんの舞台は『スカパンの悪だくみ』(1974年)、『天竺徳兵衛韓噺』(77年)、『夜叉ヶ池』(78年)、『ドリスとジョージ』(83年)、そして『景清』(2016年)など、他にもかなり観ている。

中でも鮮明な印象として『天竺徳兵衛』の二役、特に打掛姿で綺麗に決めたお局役と、『景清』の堂々たる足運びの歌舞伎絵姿が、今でもはっきり目に浮かぶ。

どういう経歴がもたらしたものなのだろう。

――まず僕の舞台の経歴から言うと、六つのときだから戦後間もなく、学生演劇がよくやった『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎作)の「コペル君」という芝居。兄貴が天王寺高校で演劇やってたんで、子役に駆り出された。その中で栗まんじゅう食べる場面があるのに釣られて出たんですけどね。

うーん、あるときまでこれ、人に言わなかったことだけど、十何年か前にポロッと言っちゃってね。僕の母は親父の籍には入ってなかった。つまりそういうこと。親父は週に一回か二回しか帰ってこない。

でも末っ子の僕のことをずうっと可愛がってくれて、五つくらいのときから大阪の歌舞伎座へよく連れてってくれた。なぜか3階席へ。そして贔屓の市川壽海さんが出てきたら、突然横で「成田屋ぁ!」って声掛けるんですよ。うわぁ!普段は謹厳実直な親父がこんなことするのかって、目から火が出たような体験だった。

その後、東京へ転校してからも、歌舞伎座の立ち見席へは毎月のように通ってました。当時好きだったガールフレンドと一緒に。4階まで階段上って、あのころ3階席は空いてたから暗くなると柵乗り越えて、前へ移動する(笑)。僕が好きだったのは八代目松本幸四郎(初代白鸚)、彼女は二代目尾上松緑が好きだった。

まぁ、そんなことから、天竺徳兵衛も景清も演れたんだろうね。そうそう、渋谷にあったアングラの発信地みたいなジァンジァンって小屋で、学士俳優の嵐徳三郎さんの忠兵衛、吉行和子さんの梅川で「封印切」(『恋飛脚大和往来』)の敵役、八右衛門をやったこともありましたよ。

その「封印切」を見逃したことは悔やまれてならない。(後日、吉行さんにメールで訊くと、「橋爪さんの八右衛門はすごく上手でしたよ、関西弁だし。とにかく私は下手でした。反省して地唄舞を二年ほど習いに行き、少し役に立ちました」と返信があった)

そういえば、私が最初に観た芥川比呂志演出の『スカパンの悪だくみ』(モリエール作)の橋爪さんはなぜか大阪弁で、なんとローラースケートをはいて登場するのだった。

――まぁ、順を追って言うと、文学座時代はまったく役がつかなかった。昭和38年、芥川さん以下20何人かが退団する分裂事件直前に、演出の木村光一さんから、「今度お前、いい役で出るからな」って言われたのが『キッチン』(アーノルド・ウェスカー作)。でもその結果を待たずに、さっさと僕は文学座を辞めちゃったの。

それで芥川さんに従って劇団「雲」に入るつもりが、「若い者の面倒を見る余裕はないよ」という人がいて、でも僕は毎日稽古場に押しかけて雑用をしながら何とか入りこもうとするわけよ。(笑)

芥川さんは結核で何度も入院なさっていて、ようやく戻って来られて演出したのが『ブリストヴィルの午後』(安岡章太郎作)。僕の役は被差別部落出身者で、急に入って来たアメリカ人(ドン・ポムズ)にコテンパンにやられちゃう、ちょっと変わった役。芥川さんはこれで紀伊國屋演劇賞の個人賞をもらう。

で、次がその『スカパン』の主役。これでやっと僕も「橋爪っていうヘンな役者がいる」と演劇界で認められることになるんです。(笑)

<後編につづく>

橋爪功さんが『徹子の部屋』に出演、高校時代からの友、仲本工事さんとの秘話を語る。「高校1年のときに父と死別。大阪から東京へ移り、俳優の道へ」 外部サイト 橋爪功「僕は秘密主義で、自分を見透かされるのが嫌い。だから、人の出来損ないの要素にすごい惹かれる」 高知東生が橋爪遼とともに覚醒剤依存を振り返る「俺だけは捕まらない」「なんともない」から始まる 〈追悼・志村けん〉研ナオコ「もう二度といっしょに仕事ができないなんて」 「橋爪功」をもっと詳しく

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