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3年で成約300件!不動産業界で大活躍の元アイドルなちゅ「私への入居者大募集中です(笑)」

3年で成約300件!不動産業界で大活躍の元アイドルなちゅ「私への入居者大募集中です(笑)」 (全8枚)

売れっ子の芸能人が住む家といえば、閑静な住宅街の豪華な一軒家やセキュリティ対策万全の高級マンションをイメージする。セレブな場所に住む人気芸能人であれば、高収入で物件選びは選り取りみどりかと思いきや、実はそうでもない。収入面の不安定さを問題視されるなど、一般人より審査が厳しくなることが多く、特殊な条件やハードルが存在するのだ。そんな内情を熟知しているからこそ、業界内で絶大な信頼を寄せられる不動産会社社員がいる。

ギャルサー総長、芸人、アイドル活動などを経て、現在はタレント活動と並行して働く『マークス不動産』の宅地建物取引士。著名人に特化した不動産取引を行う「御用達不動産」代表執事である、元SDN48の“なちゅ”こと竹川奈津子(38)だ。

「昔、保証会社の審査は通ったのに、オーナー審査に落ちたことがありました。面接はなく書類だけだったので、たぶんネットなどで盛り髪・ギャルメイクの写真を見て、判断されたと思うんですよね。その時は自分を『社会不適合者なんだ』と感じて、マジで落ち込みました。夢を追いかけている芸人さんとか、駆け出しでがんばっている人に絶対、同じ思いをさせたくありません。家賃が300万円の物件でも、3万円の物件でも一緒。金額じゃなくて、誰かの困りごとを解決できたら、私の居場所や存在意義を感じられる……そういう場が不動産業界にあって、すごく楽しいです」

芸能人や事務所関係者、プロスポーツ選手など、業界人の口コミによる紹介が途切れず、約3年間で300件以上を成約。しかも、物件探しや内見、煩雑な各種事務手続きまでをたった1人で対応したという。

「アイドルが好むエリア、芸人さんが多い街など、ジャンルによって傾向が違います。“家バレしにくい”はもちろん、車移動と電車移動どちらが多い方かでもお勧めする物件は異なります。あと芸人さんで重要なのは、『家ロケOKな物件か』とかですね。やっぱり芸能人ならではの重要ポイントは、身内だからよくわかります。それにアイドルなど若い女の子だと『男性担当者と2人きりで内見に行くのは、なんだか怖い』という子もいて、“芸能界の親戚のおばちゃん”的な私なら事務所の方も安心みたいです(笑)」

信頼を寄せるのは、契約する芸能人の側だけではない。取引相手となる物件のオーナー側も、竹川の仕事ぶりに触れて新たな物件を紹介してくれるようになり、芸能人の入居に寛容になるケースもあるという。「審査の前に、オーナー様へ入居希望者の人柄について『テレビなどでこういうイメージかもしれませんが、実際はこういう人で、きちんとしたいい方です』などをお伝えします。普通の不動産会社ではあまりやらないと思いますけど、それだけでも全然違うんですよ。最後はやっぱり、人なので」と真摯に話す。

源泉徴収票を出せば収入証明できる会社員と違い、保証会社の審査を通すために必要な書類も、事務所に所属していても個人事業主がほとんどの芸能人の場合、用意に時間がかかるケースがある。そうした複雑な手続きも先回りして準備を依頼し、書類の手配でもたつく間に希望物件が流れてしまうことがないよう、執事のように細やかな対応をしているのだ。

不動産会社に勤める会社員だが、現在もワタナベエンターテインメントに所属する芸能人。その変遷も異色だが、当初、盛り髪にギャルメイクで『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)に出演したのは、「ギャルの良さを伝えたい」と考えた広報活動だったというのもユニークである。そもそも、なぜギャルになったのか?

小学生時代は生徒会長を務めた優等生。しかし、中学入学後に自殺を考えるほどのイジメに遭う。「知らない郵便物が大量に届いたり、教室に入ったら自分の机がぽっかりなかったり……本当にいろんな方法でイジメられました」という竹川を救ったのが、ギャルだった。

「私がイジメられているとわかっていなかったのか、クラスのギャルの子たちがお昼ごはんに誘ってくれたんですよ。ずっと『ギャルは怖い』と思い込んでいたけど、イジメのせいで“もうどうなってもいい”と、ギャルの子たちが集まっている場所に混じって、一緒にごはんを食べるようになりました。そうしたら『竹川さん、ギャルになったよ』『ギャルのグループと仲良くなったから、危ないよ』って周りが警戒して、ピタリとイジメがなくなったんです」

当時は額縁のようなメガネをかけ、髪は三つ編みで、ギャルの対極にいるタイプ。教師や周囲の言いなりに、怖い存在と遠ざけていたギャルたちだったが、実際に話してみると印象が大きく変わった。

「私をイジメていた子たちよりも純粋で、人を色眼鏡で見ない。地味でつまんない私なんかの話を『いいじゃん。いいじゃん。面白いね!』と言って、仲良くしてくれました。ギャルの子たちには偏見がないのに、私はこの子たちを偏見の目で見ていたなって」

髪を蛍光ピンクに染め、見た目はギャルになっても、中身は生徒会長から変わらぬ真面目さで、上下関係に厳しく、仲間を大切にする硬派なギャルとして一目置かれ、渋谷のギャルサー総長に推された。自身がギャルに救われた竹川は、世間にギャルの本質を伝えたいと考え、大規模なイベントに参加するなど広報活動を行うようになる。2006年2月にはギャルサー総長を引退したが、直後に『恋のから騒ぎ』のオーディションを受けたのは、その気持ちが続いていたからだった。

そうして「ぎゃるさ〜」のニックネームで番組に出演すると、芸能界の楽しさ、やりがいを強く感じたという。注目を浴びた当時のことを「今思うと私の実力じゃなくて、さんまさんが何倍も面白くしてくれたのを、完全に勘違いしましたね(笑)」と振り返る。ギャルの中に居場所を見つけ、後輩たちを守ることに生きがいを覚えてきた。しかし、テレビに出たことで、タレントという自分のための夢ができた。

その後、ワタナベコメディスクール女性タレントコースに入り、卒業後は「契約するとしたら芸人」と事務所に言われ、女性芸人として活動を始める。しかし、タレント志望だったためネタを作ることができず、当時ブームになっていたショートネタ番組のオーディションでことごとく落とされた。そんな状況の竹川に、大きな転機が訪れる。

「『渋谷でオーディションあるよ』って言われて、『渋谷は庭だし、当然行くっしょ〜』みたいなノリで参加したのがSDN48のオーディション。女性芸人もたくさんいて、バシバシ落とされていたんで、当然自分も落とされると思っていました。でもギャル全開の姿で『天城越え』を熱唱したら、秋元康先生が噴き出して(笑)。MC専属要員で合格をいただけて、人生が変わりました。秋元先生には一生頭が上がらないです」

実は幼稚園生の頃の夢は「アイドル」。イジメに遭って自信を失い、完全にあきらめていた夢が、思いもかけない形で叶った瞬間だった。

アイドル志望から、タレント・芸人になる人はいるが、芸人からアイドルになるというルートは、かなり異色だろう。

「ABEMAの番組『石橋貴明プレミアム』の企画で、錦鯉の長谷川さんに『御用達不動産』が物件案内をさせてもらったんです。その時に錦鯉のお二人からも、『それってすごくない?』『珍しいパターンですよね。その道(を辿るの)は聞いたことないね』って驚かれました(笑)」

SDN48メンバーとなり、AKB48でも舞台に立ったがMC要員。同じグループとはいえ、立ち位置や歌割(歌唱の割り振り)を勝ち取るため競い合う、バチバチのライバル関係からは無縁の存在だった。

「みんなのオマケ(笑)。全員と仲良くなれて、誰にも敵視されないポジション。AKB48『神7』の方たちから本当にかわいがってもらい、特に篠田麻里子さんには何度ごはんに連れて行ってもらったか……。あっちゃん(前田敦子)は、現場マネージャーのいない私が遠いロケ先から電車で帰る時、『なちゅ、私の車に一緒に乗りなよ』って送ってくれたり、自分のマネージャーさんに私のことを手伝うよう気遣ってくれたり。『疲れた〜』ってよく抱きついてくるのも、すごくかわいくて、そんな“あっちゃんのクッション”役なのも幸せでした」

そういう関係性は熱心なファンには伝わる。「握手会で私に並ぶのは全員、推しメン(推しているメンバー)と握手する際の“会話のネタ作り”のため。でも私も同じファンだから、その扱いも嬉しいし、正直オイシイと思っていました(笑)。一番の推しにはなれないけど、みんなの3推しくらいには入っている感じで」と、利用されることすらも前向きに感じていたというから、その人柄に集まる“なちゅ推し”ファンも多かっただろう。

AKBグループ内で独自の存在感を発揮し、人気アイドルグループの一員としての活動。しかし、キラキラしたアイドルたちに囲まれる中で、孤独を味わうこともあった。

「いつか選抜入りしたい気持ちはあったけど、SDN48の選抜には入れない。お休みの子の代役で入るアンダーのため歌も踊りも全部レッスンして、MCの役目もあるから、人の倍、努力するけどパフォーマンスで定位置を与えられることはありません。みんなが舞台に出ている中、MCの出番まで1人楽屋で待っていると、『私、メンバーだったっけ?』って寂しい気持ちになったし、自分の存在意義への葛藤もありました。だからこそ、与えられた3分のMCに全てを賭けていましたね」

そうして掴んだ居場所だが、2012年3月SDN48の解散によって、3年足らずでアイドル活動は終わりを迎える。

アイドル卒業後、再び芸人にチャレンジするも、長くは続かなかった。芸能界で生き残るためさまざまな模索をする中、七段の腕前を持っていた書道で師範の資格を取得。アイドルやモデル、プロレスラーなどの肌に書をしたためる「ボディー書道」というパフォーマンスを編み出し、「ギャル書道家」として道が広がり始めた。だが、その矢先に、大手不動産会社を定年後、不動産会社を営んでいた父親が病気になってしまう。

「“きちんとしたお嬢さん”に育てたかっただろうに、ギャルになって心配をかけても、芸能界に入っても、ずっと私を応援してくれた大好きな父です。だから全部辞めて、父のためになんでもしたかったし、会社を継ごうと思いました。まずは宅建(宅地建物取引士)の資格を取るための勉強をしながら、今の会社とは別の不動産会社でアルバイトを始めたんです」

芸能界の仕事とはかけ離れた不動産の仕事だが、真面目な性格と人懐っこさ、芸能人としての人脈から、次々と契約を獲得する。

「その頃も芸能界の友達から、『なちゅ、不動産の仕事をしているなら、部屋探しをお願いしていい?』という感じで、相談されることが多かったです。一般の人と違うことで、物件探しに困っている人が結構いるとわかり、私でよければ役に立ちたいと思いましたね」

不動産業界の実務を学ぶためのアルバイトは順調だったが、宅地建物取引士の合格率は約15%。試験を受けるも2度失敗し、3回目のチャレンジで合格した頃、父親が病気から回復して仕事に復帰することになり、資格取得の目的だった「父の会社を継ぐ」必要性がなくなってしまう。

父の回復を心から喜び、改めて自分が進むべき道を考えた時、思い浮かんだのは不動産契約で困っていた、芸能界の仲間たちだった。

「私なりの形で、不動産業界でがんばりたいと思った時、今の会社の代表である花原(浩二氏)に相談しました。アルバイト時代に会ったことがあり、『世のため、人のために、僕は不動産の可能性を追求し、世の中の困りごとを解決したい』と話していたのが、すごく印象に残っていたので……。自分がやりたい方向について話したら、真摯に聞いてくれて、私の想いを応援してくれると言ってくれたんです。それで『マークス不動産』に入社して、『御用達不動産』事業を立ち上げました」

自殺を考えるほどのイジメを受けた中学時代、自信をなくし、自らの存在価値を感じられない経験をした。

それ故に、ギャルに救われてからの竹川はずっと、自分のことより「誰かのため」「人の役に立つ」ことを考えて、そこに自分の居場所ややりがいを感じている。「ギャルの良さを伝えたい」と思い、ギャルサー総長として後輩たちを全力で守り、アイドルグループではMC要員として仲間たちを盛り上げ、父のために畑違いの不動産業界に飛び込んだ。

異色の転身をし続けても、不自然さや違和感を覚えないのは、その軸にブレがないからなのだろう。「『なちゅだったから、いい物件が見つけられた』『なちゅのおかげで、審査に通った』と言ってもらえると嬉しいし、幸せだし、やりがいのある仕事です!」と、本当に楽しそうに話す。

そんな竹川が今後、チャレンジするのは「御用達不動産」の事業拡大。口コミで広がる依頼を1人でこなし続けるのは限界があるため、新たな社員を採用したばかり。そのスタッフも現役の芸人だ。

「芸能人の副業や、セカンドキャリア限定というわけじゃないけど、ご契約される本人だけでなく、マネージャーさんや事務所の方とやり取りが必要になることもあるので、芸能界をわかっている人の方が進めやすいところがありますね。芸能人同士だと、やっぱり身内感覚で安心と思っていただけますし」

将来的には、会社の成長と連携した海外進出も視野に、「渡辺直美さんのように海外へチャレンジする芸能人に、現地の物件探しをサポートできるようになるといいですね。それに日本で活躍したい外国籍の芸能人に、物件をご紹介することにも取り組みたいと思っています」と話す。

さらに語った事業拡大の方向性が、外に広げるのではなく、「人の役に立ちたい」スタンスが滲み出ているところに、竹川らしさを感じた。

「物件を契約する方だけでなく、そのご家族の役にも立てるようなサービスを考えたいです。私自身、家族が大好きで、幸せになってもらいたいと思っているので、ご契約者様の家族も幸せにするお手伝いができれば」

人の家庭を幸せにするのではなく、自分の家庭を作り、その幸せを考えようとは思わないのか?結婚願望について聞いてみると、「もう38歳ですし、そろそろ自分の家庭も持ちたいですけどね。その目標は叶うかどうか……」と苦笑する。しかし、次の瞬間には大きな笑顔を見せ、キレのいいコメントが返ってきた。

「築年数38年の未入居物件、竹川奈津子に入居者募集中です!(笑)」

撮影・文:鍬田美穂

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