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無精子症を乗り越え3児の父に ダイアモンド☆ユカイが語る不妊治療

無精子症を乗り越え3児の父に ダイアモンド☆ユカイが語る不妊治療

「親になって自分の未熟さを感じ、あらためて両親に感謝しました。子どもたちには成長させてもらっています」

「俺はロックンローラーなんで、『寝たいときに寝て、腹が減ったら食べればいい』って生きてきたんだけど……子どもを授かってから、俺の生活は大きく変わったよね」

ミュージシャンのダイアモンド☆ユカイ(61)は、2010年に47歳で長女の新菜(にいな)さんを、翌2011年に双子の男の子・頼音(らいおん)くんと匠音(しょーん)くんを授かった。子どもを望むユカイには、乗り越えなければならない壁があった。男性不妊だ。

「俺が2回めの結婚をしたのは、40歳を過ぎてから。『子どもを産みたい』という妻のつき添いで、近所の産婦人科に検査に行ったとき、ついでに俺も検査を受けたら、男性不妊がわかったんですよ。俺もファミリーを持ちたかったし、子どもは自然に授かるものだと思っていたから、妻への申し訳ない気持ちで、かなり落ち込みました」

ユカイは、精子は作ることができているものの、精管が閉塞している「閉塞性無精子症」だと診断された。

「幸いにも治療できると聞いて、自分の身を委ねようと決心しました。手術で精子を取り出し、卵子に直接注入する『顕微授精』に2回、トライしたけど、2回とも失敗。不妊治療は二人三脚とはいうけど、やっぱり女性のほうがたいへんなんですよね。妻に負担がかかっているのに、それを見守ることしかできないもどかしさで、肉体的にも精神的にも、そして金銭的にも大変でした。夫婦間もぎくしゃくしてしまい、なんだか、不妊治療のために生きてるような人生になっちゃうんですよ」

不妊治療を開始して2年が過ぎ、2人の関係がぎくしゃくしてきたころ、ユカイは奥さんに提案をした。

「子どもを授からなくても、幸せな人生があるよ。温泉に行ったり映画を観たり、2人でリフレッシュしよう」

そして、2人の時間を満喫していたあるとき、妻からこうお願いされた。

「私も35歳を過ぎたし、最後に1回だけ挑戦したい」

旅行のつもりで“ダメでもともと”と、受診したのは九州のクリニック。最善を尽くすため、男性不妊治療の第一人者に頼った。

「そしたら、授かったんですよね!不妊治療は、トータルで2年半ほどでしたが、10年にも感じる長い道のりでした。子どもたちと会えることは決まっていたんだろうけれど、自分が試されていたのかもしれない、と感じています。その時間があったから、子どもたちを大切に感じるし、俺を父親にしてくれた妻にも、心から感謝しています」

子どもを授かってすぐ50代になったユカイにとって、子育ては予想できないことのオンパレードだった。

「ロックンローラーが学校行事に出るとか、なかなかイメージできなかったんですが、子どもが成長するなかで、避けて通れないのが学校なんですよ。自然と、先生方やパパ友、保護者の方と接する機会も、ものすごく増えて、いまはPTAの会長を務めています(笑)。学校が休校になったり、マスクで子どもたちの表情が見えなかったりとか、コロナ禍が暗い影を落としていた時期だったので、俺にできることがあるならと」

そんななか、父になって以来の大きな変化が、ユカイに訪れている。

「いま、妻とは“別居”しているんです。コロナ禍で顔を突き合わせることが増えて、いろんなことを話し合ったり考えたりしたし、こっそり借りていた仕事部屋がバレたりして……(苦笑)。コロナ離婚が頭をよぎることもあったんだけど、その“垢”はもう落とし切っていて、事情はちょっと違うんです」

そして、ユカイは誇らしそうにこう続けた。

「娘の新菜が、アーティスティックスイミング(シンクロ)をやっていて、本格的に選手としてオリンピックを目指したいというので、大阪にあるスイミングクラブに通うことを決めたんです。そこで、妻が娘と一緒に大阪へ行くことになったんですよ。不思議なもので、離れてるからこそ許し合えることもあって、別居も悪くないな……なんて思ってます。離れているのは寂しいと感じることもありますが、娘を応援することで、俺も妻も協力し合っています」

新菜さんは、3月下旬におこなわれた日本選手権の予選会を通過。子どもたちの成長の速さに驚く毎日だ。

「一緒に暮らしている2人の息子は、それぞれにスピードスケートとサッカーに打ち込んでいます。遠方で練習があるときは、俺が車で送るんですけど、『大変だなー』と思わず、『楽しい!楽しい!』と言いながら運転しています。そうすると、本当に楽しくなるんだよ(笑)」

双子の息子は、2024年3月に小学校卒業を控え、ユカイもすでに60歳を超えた。

「人生の残りを考えていると、『なんのために生きてるんだろう』って悩むことがあって、いろいろと自問自答したうえで、ようやく、自分の中でしっくりきたんです。それは、『人は、魂を成長させるために生きてるんだ』っていう言葉です。俺は子どもを育てることで、見返りを求めない愛情を与える喜びを知りました。そして妻とは、許し合って生きていきたい。それが“魂の成長”に繋がるのかなと感じています」

「PTA会長のロックンローラーなんていないよな」とおどけるユカイだが、男性不妊という壁を乗り越え、生涯をかけて魂を成長させようという生きざまは、誰よりも「ロック」だ。

だいあもんど☆ゆかい
1962年生まれ東京都出身、さいたま市育ち1986年、伝説のロックバンド「REDWARRIORS」のボーカルとしてレコードデビュー。西武球場や日本武道館を満員にし、現在は音楽活動のほかバラエティ番組、舞台、映画にも出演する

取材&文/吉澤恵理(医療ジャーナリスト)

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