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24年間で2万本出演 セクシー男優レジェンド・森林原人が語る限界の瞬間

24年間で2万本出演 セクシー男優レジェンド・森林原人が語る限界の瞬間

セクシー男優にもスポーツ選手同様、引き際がある。いま、それをひしひしと感じながらセカンドキャリアに向けた挑戦を始めているのが、森林原人氏(44)だ。業界一筋24年間の“レジェンド”が限界を感じたのはどういう瞬間だったのか。そして、これから思い描く未来とはーー。

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1現場「1万円」のエキストラからスタート

振り返れば24年前、まだVHSしかなかった時代からのスタートでした。男優業は裸一貫から成り上がっていく世界で、最初にもらえるギャラは5,000円とか1万円。いわば、これが一生後ろ指指される労働の対価として得られる「最低の賃金」なわけです。

24年間で2万本出演 セクシー男優レジェンド・森林原人が語る限界の瞬間 インタビューを受ける森林原人氏

ただし、スキルアップし売れればそれなりの高収入も手にできます。適正と呼ばれるセクシー動画の世界で顔出しして活躍している男優はせいぜい100人くらいで、希少価値が高い。とは言っても、女優さんと違って男優の1本単価のギャラは最高ランクでも10万円で、現場を数多くこなすことで収入を積み上げていきます。

最盛期は1日2〜3の現場を回るのが当たり前で、1カ月で50〜60の現場をこなしていました。業界で男優としての最高峰の目安と言われる年収3000万円も到達できた。ただ40歳を過ぎたあたりから現場が徐々に減ってきて、今は月に30以下にまで半減しています。なぜ減ったのかと言えば、ひとえに体力、年齢という壁。40歳を過ぎた頃から以前のようなパフォーマンスができなくなってきた結果、呼ばれなくなってきたのです。

30代の頃は、どんな相手や場面でも仕事をこなせる自信がありました。集中力をコントロールすることで、交感神経と副交感神経を行ったりきたりさせたりして、針の穴に通すくらいの感覚でアレの“着地”を決めてこれた。1日で5現場13発が最高です。体操選手の内村航平さんが涼しい顔をして連覇していたような時代が僕にもあった。ただ、もういいかげん終わりかなと考え始めています。

“勃たせること”は簡単、問題は……

便利な薬が色々出てきたので、“勃たせる”ことは誰にとっても難しくない。問題は硬さのコントロールとフィニッシュ。女優さんもさまざまで、承認欲求の塊なだけで行為自体は好きじゃない女性もいます。そういう人が相手となったとき、いくら奮い立たせようとしても思うようにいかなくなってきたのです。名前や肩書き、スタイルじゃ興奮できない。感情が見えないと興奮するのが厳しくなってきた。

最後は何とかするわけですが、まあ、端から見たら痛々しい姿だろうなと思う。けれど、僕くらいのキャリアだと周りは年下ばかりで気を使われ、叱ってももらえない。

代わりに聞こえてくるのは、「もうアイツは終わったな」。でも、それは実際、自分たちが若い頃に、先輩たちが言われているのを耳にしていた言葉でもある。とうとう自分の番も来たのです。

もちろん、いろんな引き際があって、人それぞれが決めることだと思います。Jリーグの三浦和良さんやボクサーの辰吉丈一郎さんは50過ぎても現役を続けていますし、僕らの業界にもそういう方はいます。もちろん需要があってのことですし、スポーツ選手とは違って味が出てきたって見方もできます。本人たちの努力を重ねていると思う。でも、僕はマニアとして自分が見る側の人間でもあるから、ガチを見せたい。ガチで挑むには能力が足りない。

一方で、若い芽はどんどん出て来ていて、世代交代を意識してしまう。ピーク過ぎたくせに過去の栄光や人間関係で特別扱いされてるロートルがいたら下の世代は嫌でしょう。事実、僕がしぶとく出続けることで出番が回ってこない後輩がいるわけです。

また、単純な話、若い女優さんにリアリティーを感じられなくなってしまった。ただ、それを若い人のせいにはしたくない。「最近の若い奴らは……」って言う先輩が嫌いだったから。ただ単に自分にアンテナがなくなって、感性や流行りについていけない。

ある時、ドラえもんが好きだと話す女優さんに「大山のぶ代のドラえもん知らないでしょ?」と言ったらキレられた。

「私、それ言われんのがこの世で一番ムカつくんだよね。だから何?知ってたら偉いの?」

ヘラヘラごましましたが、内心では自分が恥ずかしかった。自分の時代が一番いいなんてうぬぼれだし、みんなそう思って生きているはずで、リスペクトが足りなかったなって。男優としてのパフォーマンスもそうかなって。どこかで自分が一番だって意識的な勘違いをしていないと続けられない仕事なんですが、長く続けたことで勘違いを自覚できなくなっていた。もう男優としての伸びしろないと気づいたのです。

「全肯定感のある体験」を伝えていきたい

引退を意識し始めるのと前後して、同人の世界の存在を知るようになりました。最初は素人が好き勝手やっているアブナイ世界だって色眼鏡で見ていたのですが、実際にその世界の人達に会って話してみると全然違った。作ると、売ると、楽しむを個人が全て担っている。

同人は審査機関を通さない作品です。でも違法なわけではない。「合法と違法」は「適正と同人」と同義ではない。僕の見た同人の人たちは、出演者が著作権を持つスタイルで、作品への関わり方の主体度は高い。“楽しく気持ちよく”を体現している人がたくさんいました。

セカンドキャリアになるかもしれないと思って、去年くらいから身銭を切って僕も同人作品の制作を始めました。ただ、僕が作っているー動画はこれまで自分が演じてきた役割とは別の志向です。

日本のセクシー動画は、男性器が女性を支配する男根主義視点で描かれがちです。僕も女性を思い通りにできるテクニックを身につけようと必死にやってきて、そんな能力を身につけたと勘違いしていた時期があった。

でも、体験を重ねていく中でその間違いに気づいた。代々木忠監督も言っていたことですが、コントロールしようとする見下し目線で相手が喜ぶはずがない。本当に喜んでもらえる交わりとは、水平目線で相手を慈しみ、相手の喜びが自分の悦びになっていくこと。その先には、この一瞬のために、この人と交わるために生まれてきたと思えるくらいの「全肯定感」がある。これからはこの体験の素晴らしさを多くの人に伝え、体験してもらいたいと思っています。

新たに始めた韓国での仕事

今年5月からは韓国でYouTuberも始めました。映画、ドラマでは日本よりもはるかに発展していると言われる韓国ですが、セクシー分野はようやくビジネスとして本格的に動き始めたばかりで、今活況を呈しているんです。

韓国の男性たちの多くが日本のセクシー動画を見て育ってきたらしい。だから、僕、向こうでは結構知られているんですよ。ロケをしていると、「知ってる!」「見たことある!」って男性たちが近寄ってくる。名前まで知ってくれている人も。後ろ指指される仕事ではありますが、世界で名前が通じるなんて本当に光栄です。

その韓国でも、日本と同じような間違ったハウツーが蔓延していることを知りました。儒教の国という影響もあって、日本よりもベッドの中で男尊女卑があるようなのです。まだ登録者数が1万人を超えたくらいですが、そんな韓国人の歪んだ性意識を変えるのに一役買えるぐらいになりたいねとスタッフたちとコンテンツ作りに励んでいます。

男優として落ち目のタイミングでの海外進出になりましたが、サッカー選手のベッカムが引退間際にアメリカのリーグに渡ったような転身先として、韓国を考えているわけではありません。あくまで「セクシータレント」というセカンドキャリアの一つ。やっぱり“シュート”が決められなくなったらプロとしてのキャリアは終わりだと思うんですね。だから、韓国ではパンツ脱ぐつもりないです。

親にも認めてもらいたい

あと、社会貢献につながる活動をもっとできたらと考えています。昔はセクシー男優の需要なんて、業界に限ったものと思い込んでいたのですが、2014年に仲間たちと「日本AV男優協会」を立ち上げ、社会と関わり合いを持つようになってから、「AIDS文化フォーラム」という性感染症の啓蒙活動を行う団体や「日本性機能学会」などで講演させていただく機会をいただきました。正しい避妊の仕方を教えるだけではなく、支配や競争のない交わり方を考える性教育の分野などで、僕らのような特異な経験を持つ者にもニーズがあるのです。

そんなことを考えるのも、やはり44歳になって、親のことを気にしているからなんですよね。僕、小学校の頃は学校のテストで100点しか取ったことのないような自慢の息子だったんです。近所のスーパーで母親が、知らない女性に声かけられて「お宅はどういう勉強方法をしてるんですか?教えてください」って声かけられるような神童でした。でも、いまは母親はもう近所のスーパーに行きたくないって言う。「息子さん今何をしているの?」って聞かれるのが嫌だと言うのです。

親が元気なうちに、言葉濁さずに報告できるような仕事もしたいと考えています。

デイリー新潮編集部

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