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40kg以上の大減量で激変→「別人」になった男女2人が語るこれまでの人生

40kg以上の大減量で激変→「別人」になった男女2人が語るこれまでの人生

“ダイエットしたら周囲が振り返るほどの美形になった”――そんな漫画のような実体験を持つ男女がいる。88kgから−40kgしたインフルエンサー・トレえみと、140kgから約70kgの減量に成功したYouTuberルイボスだ。どちらも長く見た目差別に苦しんだ過去がある。ダイエットによって“まるで別人”になった2人の人生とは。

【写真】140キロ→マッチョ系イケメンになったルイボス、驚愕の70キロ減量の変貌過程

■飲み会のネタ要員にされていた「大きい女」→「モデル級美女」に激変

体重88kgから2年間で40kg減のダイエットに成功し、現在まで6年間リバウンドなし。奇跡のダイエッターとして書籍『トレえみDIET!』(扶桑社)も話題となったトレえみ。太っていた当時は、異性から“ネタキャラ”として見られていただけでなく、「同性も人として対等に見てくれていなかった」と話す。

――社会人になって連日の飲み会とストレスで太りだしたそうですが、当時、周囲からはどんな風に見られていましたか。

【トレえみ】173cmの高身長で90kg近かったので、本当に「大きい女」だったんです。飲み会とか男性がいる場では、引き立て役に回されがちでした。ネタとして使われるようなことが多かったですね。“あなたは笑わせ担当ね”みたいな雰囲気で。

――つらかったですよね…

【トレえみ】当時はその方が楽だったんですよ。どうせ太ってるし、ああ私はそっちのキャラねって。もちろん嬉しくはなかったけど、笑わせ役に徹してました。それに依存体質でしたし。

――何に依存されていたんでしょうか。

【トレえみ】どんな形でもいいから人に認めてもらうこと。必要としてもらえることが嬉しくて、だから笑いものにされるような飲み会でも誘われれば必ず行ってました。“どんな形でも必要とされる場にいられるからいいよね”って。そもそも呼んでもらえるかな、呼んでもらえなかったらどうしようって、そんなことばかり必死でいつも考えてました。自分を大切にしていないというか、存在価値を他人からの評価にゆだねて、頼っていた感じですね。

――現在は、周囲からトレえみさんに向けられる目も全く変わったでしょう?

【トレえみ】すごく変わりました。変な話「人間として見てもらえるようになった」じゃないですけど。それくらいの違いを感じます。

■理想の体型になったらポジティブに、周囲にも素直な目を向けられるように

――「人間として」とは、具体的には…

【トレえみ】その例えば、約束を守るとか。そういう単純なことさえ、太っていた当時は曖昧にされがちでした。待ち合わせの時間に誰もこなかったり、急にドタキャンがあったりとか。多分、相手にとって“対等に扱うべき人間”ではなかったのかな…。今はそんなことは全くなくて、本当に人間対人間の接し方に変わったなって思いました。こんなに外見で人の対応って変わるんだって「絵に描いたような変化」を目の当たりにしました。

――以前はネガティブだった?

【トレえみ】そうなんです。ダイエットしたら外見だけでなく性格も考え方も全然変わりました!自分で言うのもなんですが、別人のよう(笑)。以前はネガティブな感情が湧きやすい性格で。細い人や綺麗な人を見ると強い嫉妬から「綺麗に見えるけど実はこうだよね」みたいな悪口を言ったり。今は「うわ、綺麗!」って感動できる。良いことには“本当に良いね”と素直な目を向けることができるようになりました。

――それは自分に自信がついたからでしょうか。

【トレえみ】理想の体型になって心に余裕が生まれたのもあるかもしれませんが、自分に向き合う時間が増えて、自分で自己評価を上げていくようになったからだと思います。第三者に評価してもらうより、自分で「今日頑張ったから今日も私偉い!」という自分の達成感を大切にしてます。だから、他の人に変に評価づけすることも少なくなったのかもしれません。

■「道を歩けば“気持ち悪い”と…」70kgの大減量で別人になった男性の過去と今

「道を歩いているだけで“気持ち悪い”と言われるんです」――かつて140kgだったルイボスは当時、周囲から受けていた扱いをそう振り返る。28歳で一念発起、ダイエット動画の配信を始め、1年間で約70kgの大減量に成功。今では“かっこいい”と言われることもあるという。

――かつての写真と見比べると変貌ぶりに驚きます。

【ルイボス】道で同級生にあっても気が付かれないんですよ(笑)。自分としては“顔”はそんなに変わったと思ってなくて、体型も体重が半分になった頃、はじめて「痩せたな」と実感できたくらいで。

――周囲からしたら、もう別人です…。人生観なども変わったのでは。

【ルイボス】そうですね…例えるなら、めちゃくちゃハードなゲームをしていたはずが、いきなりイージーモードになった感じ。言い方は適切じゃないかもしれないけど、すべてが楽になった気がするんです。痩せてから「この世はなんて優しく生きやすいんだろう」と実感しています。

■かつての自分は“人ひとりの価値もない”と思っていた

――太っていた当時は「生きにくかった」?

【ルイボス】生きにくいというか、あのころ自分に向けられる他人の視線はほとんど好意的なものじゃなかったと思います。第三者からしたら、「気にしすぎ」「勘違い」だって言われるかもしれないけど、自分に向けられる“蔑みの目”っていうのは、意外とわかるものなんです。

小さい頃から肥満体質で20代後半には、身長170cmで(体重が)140kgになっていました。確かに大きかったんですが、道を歩いているだけで、知らない人から「気持ち悪い」と言われるんです。僕の場合は、同性よりも異性。とくに複数でいる異性からそういった言葉を言われることが多かったので、女性に対してちょっと怖いなっていうイメージがありましたね。

コンビニでも、店員さんが釣り銭を投げつけるように渡してきたり、「感じ悪いな」と思うような対応をされることも珍しくありませんでした。でも、当時は“世の中ってそういうものなんだ”と思って生きてましたね。

――周囲からのそうした扱いは、メンタルにもかなり影響したのでは。

【ルイボス】とにかく暗くて消極的でした。そりゃそうですよね。外に出るたび、「気持ち悪い」と言われてたら、明るく前向きになんかなれるわけがない。長く、“自分は人ひとりの価値もない人間だ”と感じていました。将来に対する夢も希望もないまま人生終了なんだって思っていましたね。

――痩せる前と後で周囲の人の扱いが違うことについてはどう感じますか。

【ルイボス】不思議な感じはしますけど、僕の場合は、自分の頑張りがみんなに認められて嬉しいっていう気持ちが一番大きいですね。太っていたころ「お前はなんにもできない」みたいに言って人たちが「お前も頑張ればできるんだな」と言ってくれたり。

でも、僕のように周りの対応の変化をすんなり受け入れている人は少数派なのかもしれません。ダイエット仲間の話を聞いていると、周りの反応が変わりすぎて人間不信になったと言ってる人も、けっこうたくさんいるんですよ。とくに女性は、異性からあからさまに態度を変えられることに対して、不信感を抱く人は多いみたいですね。

――――最後に、ルイボスさんにとって理想の見た目を教えてください。

【ルイボス】アーノルド・シュワルツェネッガーやラオウ(漫画『北斗の拳』)みたいな、マッチョで力強い体は、男から見てもやっぱりかっこいいなと思うので、もっともっと筋肉をつけたいですね。今は“ボディビルダー”という新たな目標ができて、トレーニングに励んでいるところです。 40kg以上の大減量で激変→「別人」になった男女2人が語るこれまでの人生 外部サイト 【比較写真】だるだるのお腹とヒップが激変…トレえみの美ボディ(全身あり) 【ビフォーアフター写真】9.7キロの減量の美ボディを披露した井上和香

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