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ジャニー喜多川氏の性加害問題で対応に追われているジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子前社長に新たな疑惑が浮上。ネット上などで物議をかもしている。

事の発端は、ジャーナリスト・津田大介氏のユーチューブチャンネル『ポリタスTV』で９月22日に投稿された動画だ。

この番組はニュース記事などを用いて時事ネタをトークする番組。ゲストとして登場したジャーナリストの青木理氏は、ジャニーズの性加害問題に対してジュリー氏の対応を批判した。その流れで

「余談だよ、余談だけどさ」

と前置きをしたうえで、

「ジュリーと東山と井ノ原３人で記者会見やってから数日後、３日後くらいに某テレビ局の幹部の人にちょっと話聞いて啞然としたんだけどね。要するにそれまでジャニタレしか出してこなかった歌番組があったわけですよ。その歌番組をご覧になった方があるかもしれないけど、初めてジャニタレ以外のいわゆる“男性アイドル”を出したらしいんですよ」

と話すと津田氏は

「なんとかステーションね」

と合いの手を入れた。続けて青木氏は

「出すにあたって……。もうそれもほんとすごいなと思ったんだけど、局の担当者が、ジュリー氏にお伺いというか一応通告したらしいんですよ」

と話すと、津田氏は黙っていられず

「おかしいでしょ！（会見で）忖度は必要ないって言ってたのに、通告をすること自体が忖度じゃないですか」

と指摘。そして青木氏が疑惑の内容を明かす。

「この言葉通り正確か分からないけど、俺がその幹部に聞いたのは…ジュリー氏が『今回はしょうがないと思いますけれども、これがずっと続くようだったら対応を考えます』って言ったらしいんだよ」

とジュリー氏による“圧力疑惑”を暴露すると、津田氏は「やば……」と驚きを隠せない様子だった。

「誰がどう見てもこれはテレビ朝日系『ミュージックステーション』（以下、Mステ）の話でしょう。これまでMステは“ジャニーズ枠”があり、他の男性アイドルは出演できなかった。

しかし会見後にMステは７人組ボーイズグループ『BE：FIRST』を９月29日の３時間スペシャルに初出演させることを発表しました。発言が事実だとすれば、この件が関係しているのかもしれませんね……」（ワイドショー関係者）

そんな状況もあってか、青木氏の発言をネットニュースなどが一斉に報じると、

《結局体質は変わらない》
《あの涙はなんだったの》
《ガチ反省してないやん》

などと、ジュリー氏に対する批判の声が殺到。これが事実であれば、ジャニーズ事務所の体質は何も変わっていないことになるが……。

そこで、ジャニーズ事務所にMステに対する圧力があったのか質問状を送ると、書面にて回答が寄せられた。

《弊社藤島がテレビ局の幹部ないし関係者の方に「今回はしょうがないと思いますけれども、これがずっと続くようだったら対応を考えます」などといった発言をした事実は一切ございません。

なぜなら、９月７日の弊社の記者会見から現在にいたるまで、藤島がテレビ局幹部や従業員の方とお会いする機会は一度もありませんでした。また、電話やメール等でそのような内容を伝えた事実も一切ございません》

と“圧力疑惑”に対して強く否定。さらに

《万一でも、そんなことを言う社員がいたら、どんなことになるか、全員わかっております。するはずがございません。

また、発言を行った青木氏や津田氏からは本件について何ら事前の取材や事実関係の確認も受けておりません。事実に反しあたかも藤島が記者会見後にも不当な圧力をかけているかのような印象を世間に与えられたことは本当に悲しいです》

と回答。今後“タレントの出演を控える”などの圧力を改めるのか質問すると、

《創業時の経営者及びその当時の社員からの駆け引きがあった可能性があるかもしれません。しかし現在弊社からなんの圧力もかけておりません》

と回答した。

これまで、テレビ局の忖度と“圧力”で芸能界のトップに君臨してきたジャニーズ事務所。果たして、彼らはどこに向かうのだろうか――。

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