２５日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「ブギウギ」の第１８話で、主人公の福来スズ子（趣里）たちが圧巻の「ラインダンス」を披露し、ＳＮＳに絶賛のコメントが殺到した。

戦後の大スターで「ブギの女王」として人気を博した歌手、笠置シヅ子さんをモデルに、ヒロインが多くの困難を乗り越えて歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく姿を描く朝ドラ。現在、第４週「ワテ、香川に行くで」（第１６〜２０話）が放送されており、世界恐慌の波が押し寄せる中、スズ子が所属する梅丸少女歌劇団（ＵＳＫ）の賃金削減と人員削減が告げられ、スズ子が憧れる女優、大和礼子（蒼井優）が中心となってストライキが決行された。

その後、会社側が団員たちの要求を全面的に受け入れることになり、スズ子たちは２週間ぶりに籠城していた山から下りたが、ストの責任を取る形で、大和ともう一人のトップスター、橘アオイ（翼和希）が劇団を去ることになった。劇団が揺らぐ中、「下手なものは見せられない。あいつらが輝くような新しいものを考えてくれ」という梅丸の社長、大熊熊五郎（升毅）の要望に音楽部長の林嶽男（橋本じゅん）は「大和のやろうとしていたラインダンスしかない」と提案。スズ子たちも自分たちを守るために退団した大和たちに恥ずかしいものを見せられないと決意した。

劇場の再開には多くの観客が詰めかけ、団員たちは真っ赤な衣装を身にまとい、息の合ったダンスを披露。その様子を舞台袖から見守る大熊も感慨深げな表情を浮かべた。最後に、横一列に並んだ団員たちが一斉に足を高く上げて同じステップを踏むラインダンスを見せると、観客から歓声が沸き起こった。

スズ子たちが見せた渾身のラインダンスに視聴者は興奮。ＳＮＳには「ああ…後輩たちが大和さんのラインダンスを引き継ぐのか…泣」「大和さんが残してくれたラインダンス、圧巻」「すごーい！とテレビに向かって声に出してしまった！」「ラインダンス、圧巻。大和さん、見てくれたかな」「みんな一致団結して一糸乱れず素晴らしい。鈴子の最後の満面の笑顔…涙が止まらない」など称賛の声が多く寄せられた。一方、大和が提案したラインダンスだけに、「せめて礼子さん演出の舞台で卒業公演させてあげてほしかった」と、大和と橘も加わったダンスが見たかったという声もあった。

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