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グラドル・前田美里が写真集で完全ヌードに「躊躇はありませんでした」

グラドル・前田美里が写真集で完全ヌードに「躊躇はありませんでした」

「日テレジェニック2014」にも輝いたグラビアアイドルの前田美里(27)が初の完全ヌード写真集「記憶の雫」(講談社)を発売した。裸になる決断の裏には「売れるタイミングを何度も逃した」と振り返る、芸能活動での挫折感があった。【徳重龍徳/グラビア評論家】

【写真】日テレジェニックに選ばれても「お仕事はこなかったんです」“覚悟”の撮影に臨んだ前田美里【20枚】

――昨年2月、クラウドファンディングで資金を募って初の写真集「#カレのカメラロール」を出版しましたが、間を置かずに2作目の写真集、しかもヌードです。

前田:ファースト写真集ではセミヌードになっていました。自分としては素敵な作品に仕上がったと思ったのですが、なかなか日の目を見なくて……。そこが悔しくて。今回のお話はヌードでしたが躊躇はありませんでした。

グラドル・前田美里が写真集で完全ヌードに「躊躇はありませんでした」 一度は芸能界を離れたが「売れなかったという悔しさがあった」と語る(撮影・徳重龍徳)

――完全ヌードですが、周りに相談はしましたか?

前田:特にしなかったです。写真集を作っているとは伝えていますが、ヌードだとは両親にも言っていないです。私もいい大人なので、別に言わなくてもいいかなって。芸能生活をやってきて、売れるタイミングを逃していることが多くて。この写真集をきっかけにいろんな人に知っていただきたいという思いが強かったです……。

そうでもなかった「日テレジェニック」

――売れるタイミングを逃したというと、具体的にはどの時ですか。

前田:2014年に日テレジェニックになった時です。当時は18歳で、もう一歩階段を上れるかなと思ったら、意外とそうでもなくて。

――当時の日テレジェニックは地上波番組「アイドルの穴〜日テレジェニックを探せ!〜」に候補者が出演し、視聴者投票の結果で毎回落選していく形でした。あの番組はパンチラがあったり、いわゆるエロ番組でしたね。

前田:前の代の2013年でちょっと激しくやりすぎちゃったらしく、2014年はかなり規制したみたいなんです。なので、エッチな感じはそこまでなかったです。寝起きドッキリだったり、水着で水泳大会みたいな感じとかオーソドックスでした。

――よっぽど怒られたんですね(笑)。深夜番組とはいえ、地上波番組ですし、前田さんの知名度は上がったのではないですか。

前田:そうですね。番組に出させていただいてた分、ここから活躍の場を広げられると希望に満ちあふれてはいたんですけど、そんなこともなくて……。

番組自体はすごく大変だったんです。番組収録中に急に落選を告げられる精神的なつらさもありますし、番組オンエアが終わった深夜1時からライブチャットを始めて、それが終わると翌日にはイベントをやって、また番組収録という週末を過ごしていました。私はそこに加えて舞台があったので、体力的にもつらかったです。寝れないですし、精神的な部分もあって、その時は本当に痩せてました。

「ヤンマガ」に一度載ったものの…

――そんなきつい思いまでしてなった日テレジェニックですが、そんなに効果がなかった。

前田:日テレジェニック全員で「週刊ヤングマガジン」のグラビアに一度載れたんですが、その後が全くなくて……。

同期の葉月あやちゃんやその後に「恵比寿★マスカッツ」になる石岡真衣ちゃんはグラビアで活躍していたんですけど、私にはずっとやりたかった雑誌のグラビアのお仕事はこなかったんです。葉月あやちゃんは当時デビュー仕立てで、日テレジェニックになったことでいろんなお仕事に繋がっているイメージだったので、羨ましかったです。

――当時の事務所に営業力があまりなかったのかもしれないですね。

前田:そうですね。当時所属していた事務所の先輩はグラビアで活躍していたのに、私にはグラビアの仕事があまり来なかったので、自分には運がなかったのかなって納得させていました。

芸能界から一般職に就くも…

――日テレジェニックでの挫折を経て、その後の活動はどんな感じだったんですか。

前田:なかなか自分の思い通りの道を進めていないと感じていたので、外の世界を見ようと思って、一度芸能界を辞めて一般職に就いたんです。21歳のときでした。事務職をやっていたんですが、急にオフィスに行って毎日同じことをする生活が合わなくて。

――元芸能人が一般企業にいくとチヤホヤされて、自己肯定感が上がりそうな気もするのですが。

前田:私は逆ですね。表にお仕事してるときは、全然人見知りもせずに、割といけるタイプなんですけど、そうじゃなくなった瞬間に人見知りが激しくなっちゃって。ずっと下を向いて一日中誰とも話さなかったり、パソコンだけを見つめていたり。

そんな感じじゃ周りも話しかけづらいじゃないですか。だからお弁当もずっと一人で食べてました。「ワンコインランチはどこあるかな」って調べて、一人でご飯を食べに行ったり。事務職なので、最低限の会話しかしないので、ストレスが溜まっちゃって、本当に仕事に行けなくなっちゃって……。

このままでいいのか、やっぱり好きな仕事をしている方が自分は輝けるタイプなんだなと思ったので、1年ほどで芸能界に戻ってきました。

芸能界で売れなかったという悔しさもやっぱりありました。1年間休んでいた期間、お仕事でご一緒した方がテレビに出ていたり、色んな媒体で出ていたりとかするのを見て、羨ましいなって思っていました。

DVD4本を出し、グラビアコンテストに優勝

――復帰されてからの活動はどんな感じですか?

前田:事務所に所属しイメージDVDを4本出しました。本当は写真集だったり雑誌グラビアだったり、いろんなことをしたかったんですけど、グラビアといってもお仕事的にはDVDを出すぐらいしか当時はなかったです。あとはいろいろなオーディションを受けたりしましたが、結局そこ止まり。一人で挑戦してみたいなって思った時期とコロナ禍がたまたま重なって事務所を退所しました。

2020年の4月からフリーランスになったんですけど、一人で何かをするとなったときの大変さがわかりました。ある意味恵まれた環境でやってたんだと思いました。

――2020年8月には「ヤングアニマル×LINELIVE誌面グラビア争奪オーディション」で優勝しますね。

前田:その時はコロナ禍で活動が何もできなくなってしまっていて。一方で配信オーディションが多くなっていて、たまたま声をかけていただいたのが、ヤングアニマルのオーディションでした。誌面グラビアの掲載をかけたオーディションで、今まで雑誌のグラビアにはなかなか出られなかったので、もう自分で勝ち取るしかないと思って、挑みました。

コロナ禍だったので、家に居る時間が多かったですし、自分をすべてさらけ出そうとすっぴんで配信したり、家にあるものを紹介したり、とにかく自分らしい配信を必死でしていました。見ている方にも思いを伝えなきゃいけないと「とにかくグラビアに出たいんです」とずっと伝えてましたね。

――前田さんはそのオーディションで見事優勝し、誌面グラビアを勝ち取ります。日テレジェニックに続いて2回目のグラビアオーディションでの優勝でしたが、効果はどうでしたか。

前田:雑誌に出られるありがたさはすごく感じていました。グラビア撮影も楽しかったんですけど、優勝特典の誌面掲載は1回きりなので。結局その1回に出たきりで終わってしまいました。

後編【“覚悟のセミヌード”も奮わず…今回は「裸」になった前田美里(27)、決断に込めた思い】へつづく

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。現在は退社し雑誌、ウェブで記事を執筆。個人ブログ「OUTCAST」も運営中。Twitter:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

グラドル・前田美里が写真集で完全ヌードに「躊躇はありませんでした」 外部サイト 【この記事の続きをよむ】“覚悟のセミヌード”も奮わず…今回は「裸」になった前田美里(27)、決断に込めた思い これで「露出控えめ」なんて信じられない!東京オートサロンに勢ぞろいした“過激衣装“のコンパニオンたち 女性自衛官がスパッツ姿で美ボディを披露!男性は驚異のムキムキボディ!全国から“体自慢”の自衛隊員が集結したイベントをレポ―ト!

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